更新日:2026年09月01日 16:11
エンタメ

『幽幻道士』でテンテン役を演じた女性(47歳)の意外なセカンドキャリア。極貧時代に経験した出来事がきっかけに

意外なセカンドキャリアを歩む

――インターネットなどでは、現在も日本と台湾両国で、芸能活動を続けていると出て来ますが、実際のところをお聞かせください。 シャドウ・リュウ:芸能のお仕事も、知り合いからの依頼があればやります。年に数回くらいですね。 ――では、本業はほかにあるんですか。 シャドウ・リュウ:はい。8年前からある事務所で社会福祉などに関わる業務を担当していて、役職は主任です。 ――意外なセカンドキャリアですね! シャドウ・リュウ:幼少期、私はすごく貧しかったんですよ。ご飯を食べるのもままならなくて、親戚の家で食べさせてもらったり、近所の人も季節ごとに「服はある? 大丈夫?」と気にかけてくれたり、周囲の方からたくさんの善意をいただきました。 ――そんな過去があったんですね。 シャドウ・リュウ:だから、自分に余裕ができてからは、私が善意を誰かに渡す番だと思っていたんです。私の下には父の再婚後にできた弟が1人と妹が2人いるんですが、日本の芸能界に復帰してからは、当時まだ幼かった妹たちのために、いただいた給料を全部送っていました。幼稚園から高校を卒業するまで、生活費と学費はほとんど私が出したんですよ。その後、妹が18歳になった時に自分の責任は果たしたと思って。同時に私は将来社会にどう貢献できるのかを考えるようになり、今の仕事に至ります。 ――今後は何を目標にしていますか。 シャドウ・リュウ:自分に足りない部分が見えてきたこともあって、社会福祉士の資格を取る勉強をしています。まだ、必要な実習時間はかなり残っていますが。資格が取れたら、さらに活動の幅も広げたいですね。 ===== 1980年代に日本中を席巻した美少女は、キラキラした笑顔の裏で学業と仕事を両立することの難しさに悩んでいた。そして今、かつて受けた恩を返そうとコツコツと努力を重ね、社会福祉という形で実を結び始めている。私たちは「あの頃に流行したテンテン」として過去を見てしまいがちだが、彼女は新しい人生を未来へ歩み始めている。 <取材・文/Mr.tsubaking>
Boogie the マッハモータースのドラマーとして、NHK「大!天才てれびくん」の主題歌を担当し、サエキけんぞうや野宮真貴らのバックバンドも務める。またBS朝日「世界の名画」をはじめ、放送作家としても活動し、Webサイト「世界の美術館」での美術コラムやニュースサイト「TABLO」での珍スポット連載を執筆。そのほか、旅行会社などで仏像解説も。
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