エンタメ

日向坂46・金村美玖が語る後輩愛と静かな野心

メンバーをちょっと笑わせられる存在でいれたら

金村美玖――少し前になってしまいますが、4月4日・5日に横浜スタジアムで開催した「7回目のひな誕祭」の振り返りを少しお聞きできればと思います。初日を見させていただいたんですが、どしゃ降りのなかで、まさに伝説のライブになったなと。 金村:あの大雨の日ですね。 ――今回のひな誕祭は、生バンドが入ってお祭り感がありました。雨が降りしきる中で、金村さんのドラムパートのインパクトはすごかったです。笑顔でしたもんね。 金村:それはもうハイテンションでした。経験したことがないから、楽しかったです。 ――元乃木坂46の齋藤飛鳥さんがライブでドラム演奏をしている姿に憧れてドラムを始めたんですよね。 金村:そうです。飛鳥さんの卒業セレモニーでドラムを叩く姿はすごかったですよね。かっこよかった。そういう先輩の歴史があるからこそ、頑張れます。 ――そして、期別ブロックでは小坂菜緒さんと二人で楽曲を披露しました。 金村:すごくしっとりした時間になったと思います。日向坂46のライブはテーマパークに来たかのような楽しいところが魅力だと思っていたんですけど、落ち着いたアコースティックライブにも憧れがあって。4期生は期別ライブや歌をメインにしたライブをやっていたりもしましたが、2期生や3期生はそういう機会がなかったんです。なので、グループの周年ライブで、歌でお届けできたことがすごく嬉しかったですし、私自身の約9年の歴史を感じるような時間だったなって思います。 ――小坂さんは金村さんとの関係性について、「真面目な話とか相談ごとは一切したことない」って仰っていて、それは意外だなと。 金村:しないです。 ――ずっと一緒に歩いてきて、今は唯一残った2期生の二人だからこそ、いろいろな話をしてきたのかなと思っていました。 金村:逆に一緒にいすぎると改まって喋らないというか。 最初の頃のほうがよく喋っていたと思います。それは気を遣っていた部分もありますし。ほぼ毎日一緒にいるので、家族を超越したような存在なので、言わなくても伝わる部分もあって。ひと言、ふた言を交わすっていう熟年夫婦みたいな関係です(笑)。年を重ねるごとに背中で会話するような関係になってるかなって。 ――小坂さんも「阿吽の呼吸で伝わる存在」と話していたのはそういうことですね。 金村:もうグループでは一番先輩ですからね(笑)。過去の楽曲の振り付けも一番オリジナルの振りを知っているのが私と小坂なので、ちょっと列のズレがあっただけでもすぐに直すことが出来ます。「今、1.5の立ち位置にいるな」って何も言わなくてもシンメだから伝わる存在ですね。 ――以前はプライベートでごはんに行ったことがないと話していましたが、今も? 金村:プライベートで二人だけでごはんはないんですけど、ディズニーには二人で行きましたし、次のテーマパークに行く約束をしてるんですけど。2人でのごはんだと逆に緊張しちゃって、肩肘を張っちゃう気がして。後輩とも2人でごはんに行くのは緊張しちゃうから、何か楽しめる要素を1つ足すと話しやすいっていうのが私の持論です(笑)。 ――頑張って話さなきゃいけないみたいな空気になる? 金村:焼肉とかだったらカジュアルだから大丈夫なんですが、前に後輩の理央ちゃんとお寿司屋さんに行ったことがあって。まだ早かったなって(笑)。でも、理央ちゃんは嬉しそうに食べていたのでよかったなって思うんですけど、私の力量不足でした。 ――後輩との接点が増えてきたなかでグループのこともお聞きしたいんですけど、前作のシングル「クリフハンガー」では五期生の大野愛実さん、最新シングル「Kind of love」では四期生の藤嶌果歩さんがセンターを務めています。後輩がセンターに立つことも多くなってきた現状について、金村さんはどう感じていますか。 金村:良い傾向というか、勢いがついていて嬉しいです。加入したばかりの五期生も即戦力になって、日向坂のライブでもたくさんの楽曲に参加してくれて、スキルも向上していて、その成長を見守るのが自分の役割だと思っています。アドバイスみたいなことを言わなくてもできる子もいるし、頼もしい後輩たちですね。 ――日向坂46にとって金村さんの役割とは? 金村:ムードメーカーというか、メンバーをちょっと笑わせる存在でいれたらいいなと感じています(笑)。怖すぎる先輩ではないので、ちゃんと言うときは言いますけど、ふざけるときは一緒にふざけるような人ではいたいって思っています。 ――ひな誕祭のリハでは、ギャグを言って場を盛り上げていたと。 金村:そうなんです。 ――本当?って思ってました。 金村:あんまりイメージないかもしれませんが、私、結構やんちゃだと思います。たまに小学生みたいになるときがあります(笑)。私がボケると、だいたい横にいる菜緒ちゃんがツッコんでくれるっていう感じです。 ――凸と凹がしっかりしてるんですね。 金村:ありがたいです、本当に。 ――昨年に行われた別のインタビューでは、「先輩になったけどギラギラ感はまだある」っていう話もされていましたけど、今はどうですか? 金村:正直、以前に比べたらずいぶん落ち着いてしまったなとは思います。やりたいことはまだまだあるんですけど、グループや後輩の成長を見守りたいなっていう気持ちが1番になってきました。自分が主役だって思っていた時期もありますけど、歳を重ねて、今は母的な目線です。 ――そうなると、悔しさみたいなことも少なくなってきたり? 金村:それはたくさんあります! 毎日のように反省してます。自分に対してですけど。 ――どういう反省なんですか。 金村:ひとりで番組に出演させていただいたときに、こうしておけばよかったなって思うこともあるし、次また呼んでいただけるかなって考えたら悔しくなることはよくあります。終わったことはどうしようもないですけど、そういう気持ちがなくなるのもどうかなと思うので、振り返って次に活かせるようにしたいです。 ――最近だと櫻坂46が新国立競技場でライブをしましたけど、そういうほかの坂道グループの活動は刺激になりますか? 金村:とってもなります。他の坂道グループが第一線で活躍していて、日向坂46は三姉妹でいうと1番末っ子なので、まだ追いつかないといけない部分はあるなと感じている部分もあります。今は二期生が一番上の世代だから、グループが比較されたときにしっかりしていないといけないと思うので。他の坂道グループに刺激をもらいながら、切磋琢磨できたら嬉しいです。 ――三姉妹だと表現されましたけど、比較されて見られることも当たり前だと。 金村:それぞれのグループの良さはありますが、比較されることは必然なのかなと。三者三様だと思うので、日向坂は日向坂らしいカラーが出せればいいなと思っています。 ――佐々木久美さんがキャプテンをされていた時代に、新国立競技場のステージにも立ちたいって言っていましたけど、今の日向坂でそういう話は出たりしますか? 金村:後輩たちのインタビューを読むんですけど、もう一度、紅白歌合戦に出たいとか、五期生はまだ立ったことがない東京ドームでライブをしたいっていう思いは知っているので。今はその舞台を経験していないメンバーのほうが多いから、実現したいっていう気持ちは沸々と沸いています。新国立になると、さらにハードルの高い場所だとは思っているんですけど、今の後輩たちには可能性を感じるメンバーが多いので、辿り着ける可能性はあるんじゃないかと思っています。
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自分に圧をかけて頑張りたい
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