ニュース

「復讐だけしたい」22歳女性配信者を生放送中に刺殺。400万円貢いだ44歳男が“口座残高161円”に絶望、暴走した理由

「55か所」の刺し傷…法廷で明らかになった凄惨な犯行

東京地方裁判所

東京地方裁判所/筆者撮影

 高野被告は、自身よりも小柄な佐藤さんに容赦なくナイフを振りかざしたとされる。残忍性を裏づけるように、検察側は司法解剖の報告書を提出した。  法廷にはその報告書が、傍聴席からも見える大型モニターに映された。頭部、後頚部、顔面などの各部位のイラストと、負傷部分が赤色で表現されていた。狂気じみた犯行を図表化したかのように、多数の赤色で傷が表現されたイラストの凄惨さに、筆者は思わず目をそらしてしまった。  司法解剖で、佐藤さんは多数回もナイフで刺されたことによる「多発刺切創による出血性ショック」と断定。解剖の結果、合計「55か所」の創傷が判明した。すなわち、少なくとも55回はナイフで刺されたことになる。  イラストの中でも際立っていたのは、首元の傷。一番深い9センチの傷で、動脈を切断しており、致命傷と認定されている。  そんな惨い姿のイラストが映し出されていたが、高野被告は表情を変えることなく、口をへの字にして、自席の隣に設置された小型モニターを凝視していた。

大金で結ばれた関係が迎えた最悪の結末

 およそ20歳差の高野被告と佐藤さん。冷静に考えれば、佐藤さんが親世代にもなる自身に好意を寄せているわけはない。だが、大金で結ばれた両者の関係は簡単に切れなかった——。  後編では、弁護側の主張と佐藤さんの実母の嘆きを記す。 文/学生傍聴人
傍聴歴7年、傍聴総数1000件超。 都内某私立大の大学院に在籍中の現役大学院生。趣味は御神輿を担ぐこと。高校生の頃から裁判傍聴をはじめ、有名事件から万引き事件など幅広く傍聴している。その他、裁判記録の閲覧や行政文書の開示請求も行なっている。
Xアカウント:@Gakuse_Bocho
1
2
3
SPA!編集部が「人生後半を賢く楽しく生きる」をテーマに厳選した記事をメルマガ会員限定で毎週金曜日にメールでお届けします。仕事・お金・性・人間関係…人生を豊かにする秘訣が見つかります。無料・10秒で完了です。
無料でメルマガ登録する⇒⇒
※登録後、メール認証が必要です。受信した認証メールをクリックして、登録を完了させてください。
※認証メールが届かない場合、迷惑メールに入っているか、メールアドレスが間違っている可能性があります。再度ご登録ください。
【関連キーワードから記事を探す】