スポーツ

「今すぐ外せ」85億円右腕・今井達也に批判が殺到…それでも残る“防御率0.00”という希望

トレード期限が迫る中で今井に残された時間は多くない

 ただ、2~3週間後には今井を取り巻く状況が大きく変わる可能性もある。トレード期限が近づき、アストロズが新たな先発投手の補強に踏み切れば、より苦しい立場に追いやられることになる。  今井は優勝を狙うチームのローテーションを任されている以上、試合を壊さない投球は最低条件。今回のような自滅は厳しく評価されても仕方がない。時間的猶予は限られている。

実は5回以降は防御率0.00…数字が示す今井復活への希望

 それでも、数字を細かく見ていくと、今井の評価は少し変わる。  今季のイニング別防御率を見ると、4回までは8.03と散々だが、5回以降は11回1/3を投げて無失点、防御率0.00。4回を投げ切ることができれば、その後は安定している傾向が見える。  サンプル数は多くないが、この落差は決して見逃せない。少なくとも「球威そのものが通用していない」という見方とは一致しない。試合の立ち上がりさえ改善することができれば、メジャーの強打者を抑え込み、試合を作る力は十分にある。直近の2試合連続2桁奪三振は、その可能性を示した結果でもあった。  今季の投球を改めて振り返っても、好不調の波が激しすぎるのが今井の最大の難点だ。しかし、見方を変えれば、好調時は相手打線を圧倒しているともいえるのではないか。  オールスターまで残された登板機会はおそらくあと2回。後半戦もローテーションを守り続けるのか、それとも球団に先発補強を決断させる存在になってしまうのか。この2試合が、今井のメジャー1年目を左右する分岐点になりそうだ。 文/八木遊(やぎ・ゆう)
1976年、和歌山県で生まれる。地元の高校を卒業後、野茂英雄と同じ1995年に渡米。ヤンキース全盛期をアメリカで過ごした。米国で大学を卒業後、某スポーツデータ会社に就職。プロ野球、MLB、NFLの業務などに携わる。現在は、MLBを中心とした野球記事、および競馬情報サイトにて競馬記事を執筆中。
1
2
SPA!編集部が「人生後半を賢く楽しく生きる」をテーマに厳選した記事をメルマガ会員限定で毎週金曜日にメールでお届けします。仕事・お金・性・人間関係…人生を豊かにする秘訣が見つかります。無料・10秒で完了です。
無料でメルマガ登録する⇒⇒
※登録後、メール認証が必要です。受信した認証メールをクリックして、登録を完了させてください。
※認証メールが届かない場合、迷惑メールに入っているか、メールアドレスが間違っている可能性があります。再度ご登録ください。