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元Google CEOにも容赦なし!アメリカの大学生が「AIを賞賛する大人」に猛ブーイングを浴びせた納得の理由

元勤務先の3年前の決算について質問……意味が理解できない面接

次に見かけた求人は実態があるAI企業だったので応募したら、いま流行の「AI面接」を受けさせられた。最初のうちはAI相手に作り笑顔で話しかけていたが、自己紹介の後、話の流れなどおかまいなしに、記者がかつて働いていた会社の決算内容や、英語の間違い探しのような話をAIが持ち出してきて、独善的な質問をしてくるので笑顔が消えた。 データを瞬時に収集するのはお手の物であるAIは、人間の感覚とはかけ離れており、3年前の決算数字を示してきたが、そんな数字について答えようがない。そもそも経営者でもなかった自分の経歴に何の関係があるというのか。面接というものは、どんな質問にでも対応しなければならないが、これほどまでに突拍子もない質問だと、こちらは取り繕うことさえできない。 会話が成り立たず、不毛なやり取りが延々と続いて終了となったが、「日本語トレーナー」の募集なのに、日本語の能力を確認することはなく、面接の意味がさっぱり理解できなかった。 日本の名だたる企業の中でも、新卒採用の一次面接はAIで実施するというところがあるようだが、そういう企業の人事担当者は機械相手に自分をアピールするばかばかしさを理解しているのだろうか。1度でも自分で経験したら、AI任せになどしないと思う。AIの設定の仕方でいかようにもなるのかもしれないが、好意を抱き入社したいと門戸をたたいた若者に、効率化の名のもとで、こんな入社試験をさせるのはあまりにも失礼だ。一方で、こんな滑稽なことをやらされることに、日本の若者はもっと怒るべきだと思う。 アメリカの若者はそのAIに対し怒りの声をあげている。AIが若者の仕事を奪うということが現実に起きているからだ。アメリカで最も仕事が多いニューヨークでさえも大きな影響を受けている。ニューヨーク市立大学によると「エントリー・レベル」と呼ばれる新卒者向けの「初級職」の求人は2022年から24年までの間に37.4%減少した。22年は「Chat(チャット)GPT」が公開された年で、AIの普及とともに「初級職」の仕事は急減している。 アメリカの卒業シーズンは5〜6月だが、今年卒業を迎えた学生たちは、AIが仕事を奪い始めた中で学生生活を送った。いくつかの大学では学生が卒業式の記念講演でAIを賞賛した著名人にブーイングを浴びせ、怒りをぶつけた。
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重鎮にも容赦なく抗議を展開
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ニューヨークを拠点に活動するフリージャーナリスト。業界紙、地方紙、全国紙、テレビ、雑誌を渡り歩いたたたき上げ。専門は経済だが、事件・事故、政治、行政、スポーツ、文化芸能など守備範囲は幅広い。
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