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商業施設の地下に隠された、「立ち入り禁止区画」の不気味なルール。「あれには関わりたくない」と言って連絡が途絶えたバイト仲間も

停電時の暗闇に浮かぶのは…

それから数カ月後のある日の夜。激しい雷雨により地域一帯が停電した。この日、巡回警備にあたっていた同僚が異様な光景を目にすることになる。 「その日、同僚は懐中電灯を持って地下駐車場を見回っていたんですが、停電で『A-17』の照明も完全に消えていたそうです。何か嫌な予感がしながら、ライトを向けたところ、区画の真ん中あたりに、真っ黒な人型のようなものが立っていたというんです」 それは影が実体化したような姿をしていたという。 「同僚は、恐怖で足がすくみながらもその場から離れて、すぐに上層部へ報告したんですが、社員と共に待機室で待つよう指示を受けたみたいで。その後、深夜にもかかわらず施設の管理責任者が、見慣れない男性数人を連れて足早に現場へやってきたそうです。ただ、同僚は現場に立ち会うことを許されず、地下駐車場で何が行われていたのかは分からずじまいでした」

防犯カメラに映る「同僚の不可解な行動」

数週間後、矢内さんは別件で過去の防犯カメラのバックアップ映像を確認することになった。その際に、あの日の映像も目にすることになった。 「停電が復旧した後の映像でした。その映像に地下駐車場の通路をひとりで歩き、『A-17』の方向へゆっくり近づいていく、同僚らしき警備服姿の人物が映っていたんです。その人物は、チェーンを超えて区画の中に入り、同僚が黒い人物が立っているのを見たと言っていた場所まで行くと、そこで呆然と立ちつくしていました。じっと地面を見ているようでした」 だが、その時刻は同僚が待機室にいた時間と完全に一致していた。待機室には同僚の他に社員も一緒におり、日誌にも二人ともその時間は一歩も部屋を出ていないと記録されている。 「映像に映っていた同僚らしき人物の映像は変に歪んでいて、不安定な感じでした。普段は人があんな風に映ることはないので、怖くなって途中で止めて上に報告したんです。『確認作業はそれ以上しなくていい。こちらで確認する』と言われたんですが、その後、何の連絡もなく、しばらくした頃にどうなったか報告した社員に聞いてみましたが、知らぬ存ぜぬで報告自体が無かったことになっていました」
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警備を外された同僚が残した、謎の言葉
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込み入った話や怖い体験談を収集しているサラリーマンライター。趣味はドキュメンタリー番組を観ることと仏像フィギュア集め
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