お金

高市国策で1兆円投入へ! 高値から“半値暴落”した今がチャンス? 億超え投資家が狙う爆益期待の造船株3選

先日、政府が「骨太の方針2026」と「日本成長戦略」を閣議決定し、中長期で「AI・半導体」、「防衛産業」、「海洋」、「造船」、「港湾ロジスティクス」など17の分野で官民投資や予算編成を行うことが決まった。「以前からの再生政策もあるなか、骨太の方針でより明確に接続され、8月決算で調整が終わる可能性のあるセクターがある」と話すのは資産億超えの個人投資家結喜たろう氏。大きなテーマから銘柄を探すのが得意な結喜氏が今、見ているセクターとは?
高市早苗

参院予算委員会で答弁する高市早苗首相 ©産経新聞

国策に売りなし。『骨太の方針2026』で注目の銘柄

資産億超えの個人投資家・結喜たろう氏。株式や為替を20年以上取引し、リーマン・ショックやアベノミクス相場も乗りこなしてきた。その投資手法は、市場にとって話題になる大きなテーマから銘柄を絞り込み、決算発表から好業績が見込まれる株を売買するという至極堅実な方法だ。 「前々から高市政権が打ち出す『骨太の方針2026』で、どの分野に政府が予算をつけて大幅な投資を行うのかを着目していました。相場の格言では『国策に売りなし』と言いますが、高市政権では『責任ある積極財政』のスローガンの元、複数年度にまたがる大規模な予算編成がなされる可能性がある分野が出てきます。それを見越して銘柄を探すのが私の得意とする方法です。今回の『骨太の方針2026』では、以前から戦略分野に位置付けられていた『造船』について、官民投資や予算面での方向性がより明確になりました」 実は造船関連が注目されるのはこれが初めてではない。造船関連は世界的な中長期サイクルがあり、約20年ごとに長期受注のピークをつけている。前回のピークは2010年であり2030年頃まで好況が期待されている。 「造船関連は2025年には政府の戦略分野に位置付けられ、2035年までに年間建造量を現在の約900万総トンから倍の1800万総トンを目指す『造船業再生ロードマップ』も策定されています。今年2月に船体関連が特定重要物資の対象にも追加されて、造船業再生基金による支援も具体化し、官民で1兆円規模の投資を目指しています」 しかし、造船関連銘柄の株価を見ると今年前半は大幅に下落して調整していたりもする。単純に今から造船株を購入すればいいというわけではないと結喜氏は指摘する。

骨太の方針で再度人気に。造船株の本命は?

「政府がより力を入れて投資をすると宣言するなか、株価は期待感だけで上がってしまい現在は調整局面にあります。政策が具体化したからといって、造船株がすぐに上がるわけでもありません。政策が受注や利益に結びついているかを8月発表の決算で確認する必要があります。業績が市場の期待にそぐわなければ調整は長引く可能性もあります。」 決算発表で受注高や受注残を見たり、船価上昇の利益率への反映をしっかり確認したいところだ。では、具体的な銘柄とは? 続きを読むには会員登録(無料)orログインをしてください。※ログイン後も下記のボタンは表示されます
新規会員登録(無料)はこちらから⇒⇒
「気になっているのは、ばら積み運搬船など中大型船を主力とする名村造船所(東S・7014)です。株価は2月18日の6050円台から、6月11日に3250円まで約46%下落。その後は戻りを試しているフェーズです。8月6日に決算発表を控えていたりもします。政策、チャート、決算の節目が重なったことでより注目度が増しています。受注残や利益率の上昇が確認できれば反発のきっかけになるかも。逆にコスト高で採算が悪化していれば調整はより長引く可能性もあります」
名村造船所〈7014〉

名村造船所(東S・7014)

決算を間近に控えているからこそ、投資家の注目度が高まっている。今年前半に高値を付けてからの下落で過熱感が一旦は過ぎ去っているのもポイントなのだとか。 もう一つ、結喜氏は内海造船(東S・7018)も注目と話す。 「内海造船はフェリー、コンテナ船、タンカー、貨物を積んだトラックやトレーラーをスロープでそのまま船に乗り降りできるRORO船など多様な船種の建造や修繕を手掛けています。こちらも、1月16日に1万9160円から、6月11日に8150円まで大幅に下落して調整局面にありました。名村造船所と同様に決算で受注や採算性を確認したいですね。ただ、流動性が低く値動きも大きくなりやすいので注意が必要です」
内海造船(東S・7018)

内海造船(東S・7018)

さらに隠れた造船関連銘柄としていよぎんホールディングス(東P・5830)を挙げる。 「傘下の伊予銀行は愛媛や今治の船主や海事関連企業にシップファイナンスを長年手掛けており、関連の貸し出し残高は約1兆5000億円と銀行全体の約25%を占めています。なおかつ、先日7月に愛媛銀行との経営統合にも基本合意したのも注目です。銀行株でありながら造船産業とも接点を持つ稀有な銘柄でしょう」 丁度、銀行株は金利上昇局面でもあるので全体的に株価は右肩上がりでもある。8月決算で各種の造船関連株を見てみると思わぬお宝銘柄が見つかるかも。 <構成/上野智(まてい社)>
個人投資家・一級建築士/工学修士 建築設計事務所勤務を経て独立。 空間建築デザイン業務と並行しながら、個別株を中心に資産運用を実践。不況により事業が厳しい状況に追い込まれる中、趣味で続けていた投資が経営の立て直しに大きく貢献し、億トレーダーの仲間入りを果たす。個人投資家グループや証券会社などからの講演依頼も多く、四半期成長率を重視した銘柄選定と、チャート分析に基づく論理的な売買手法に定評がある。著書『四半期成長率とチャート分析』(パンローリング社刊)は2024年ブルベア大賞を受賞。ラジオNIKKEI『きらめきの発想』準レギュラー。 パンローリング主催『ファクター分析投資スクール』担当講師。 X(旧Twitter):@tarouyuuki0322
SPA!編集部が「人生後半を賢く楽しく生きる」をテーマに厳選した記事をメルマガ会員限定で毎週金曜日にメールでお届けします。仕事・お金・性・人間関係…人生を豊かにする秘訣が見つかります。無料・10秒で完了です。
無料でメルマガ登録する⇒⇒
※登録後、メール認証が必要です。受信した認証メールをクリックして、登録を完了させてください。
※認証メールが届かない場合、迷惑メールに入っているか、メールアドレスが間違っている可能性があります。再度ご登録ください。