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人気セクシー女優が静かに姿を消した真相。突然の「がん」発覚、闘病生活の中で見出した新戦略

セルフプロデュースによる「表現者・写真家」としての一面

――セクシー女優としての表舞台の活動は引退されましたが、一方でファンクラブの活動は継続されていました。このファンクラブでの発信は、いわゆる一般的な「セクシー女優が特典映像を売る場所」とは、まったく一線を画するクオリティだったと評判でした。そこにはどのようなコンセプトがあったのでしょうか。 牧村:はい。私の中で、ファンクラブのプラットフォームは、作品の延長線上で性的な刺激を切り売りする場所では決してありませんでした。あくまで、私個人の「アート的な表現」を発信する独立した空間として捉えていたんです。普段のSNSの表のタイムラインには載せないけれど、かといって下品で安易なものには絶対にしたくない。「一枚の作品」として、しっかりと大人の鑑賞に堪えうる美しさを意識して発信していました。 海外のサイトだったので、日本のファンの方からすると仕様も分かりにくく、最初は中身がよく見えなくてハードルが高かったかもしれません。でも、あのサイトの本質は、元々はクリエイターやアーティストが自分の作品をダイレクトにファンに届けるための場所なんです。私はただ性的刺激を提供する「被写体」としてではなく、自分自身でキャンバスに「一枚の絵」を描き、仕上げていくような感覚で写真を投稿していました。 ――その写真や映像が、構図や光の使い方が素人離れしていて、「プロのカメラマンや専属のクリエイターチームが裏でプロデュースして撮っているのではないか」とファンの間でも噂になっていましたが、実際はすべてお一人で手がけられていたそうですね。 牧村:驚かれるんですけど、企画も、衣装選びも、照明も、構図も、撮影も、すべて私1人でやっていました。ただデジカメやスマホで自撮りするだけじゃなくて、もともとカメラを昔からやっていたので、自分で写真を焼くこともできるんですよ。 わざわざヨドバシカメラに行って専門的な薬液を買ってきて、自室に簡易的な暗室を作り、自分でフィルムを現像したり、写真も焼いていたんです。そこまで徹底して自分の世界観を作り込んでいました。 牧村彩香――自宅に暗室まで作ってフィルム現像を…! それは完全にプロの写真家の領域ですね。元々、写真に対する専門的な背景やこだわりがあったのですか? 牧村:実は昔、本格的な写真の習い事というか、スクールに通っていた時期があったんです。そのときに、チームを組んで卒業制作として、ギャラリーを借りて卒展(合同展)をやった経験もありました。 その頃に、写真家のアラーキー(荒木経惟)さんに写真を撮ってもらったり、森山大道さんのモノクロ作品に出会って、ものすごい衝撃を受けたんです。それ以来、コントラストの強い白黒のスナップ写真が大好きになりました。綺麗に整えられた嘘の写真じゃなくて、自分の顔や体のパーツ、肉体の質感を、自分が最も美しい、あるいは面白いと思う独自の視点と構図で切り取る。それを一つの「物作り」の作品として表現することが、昔から根底として好きだったんだと思います。 ――写真そのものというより、より広い意味での「ゼロからイチを生み出す物作り」への執着があるのですね。 牧村:私、学生の頃から美術の成績が「5」だったりして、絵を描くのもすごく得意だったんです。女性のメイクも、ある意味では自分の顔というキャンバスに絵を描く行為ですよね。だから、カメラや写真という特定の道具へのこだわり以上に、「自分の手で、納得のいく新しい物を作り上げる」という行為そのものが、私の生きるエネルギーの源なんだと思います。 牧村彩香
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在宅での新たな挑戦
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合同会社いと・まほろば代表。ニコニコチャンネルおよびYouTube『超次元電視いと、まほろば』の運営、各種イベント・コンテンツの企画制作を手がける傍ら、サブカルチャー・エンタメ専門ライターとしても精力的に活動。演劇や映像制作などの現場で長年培ってきたキャリアを背景に、エンタメ業界への深い造詣とリスペクトを込めた執筆を展開。ファンとしての熱い視線と、プロの作り手としての冷静な制作視点の双方を織り交ぜた、温度感のあるテキストが多くの支持を集めている。X:@itotakasaka
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