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「冷房の部屋なら大丈夫」は大間違い。医師が警告する“食品の常温放置”の罠、飲みかけペットボトルも危険

食品の常温放置リスクが食文化を生んだ?

最後に渡海院長から、常温下の食品と環境が、人類の食文化へ大きく影響していることへ言及があった。例えばヨーロッパは現在(2026年8月時点)でこそ熱波が大問題になっているが、本来は地中海沿岸と北欧で大きく環境が異なり、日本より涼しく乾燥した地域も多い。こうした地域と日本とでは、食品への接し方が大きく異なるという。 「一般に気温が低いほど細菌の増殖は遅くなり、乾燥した環境ではパンや乾物などにカビが生えにくくなるので、北欧などの冷涼地域では地下室や食品庫を活用した食品保存が発達しました。一方、高温多湿な日本では塩漬け、燻製、発酵、酢漬け、油漬けなど技術が伸びています。このように、地域の気候や食材は、保存方法だけでなく、日持ちする食品を好むといった文化や価値観にも影響してきたと考えられます」 クーラーも冷蔵庫もなかった遥か昔から続く保存食の伝統は、味噌・醤油・漬物などの形で現在の私たちにも受け継がれている。命の糧でもある食べ物をなるべく腐らせまい、無駄にすまいと先人たちが工夫を重ねてきた証だが、その一つの到達点が近現代の冷蔵・冷凍技術だ。食中毒を避ける意味に加えて、普段の食事を見つめ直して大事にする意味でも、可能な限り食品の常温放置は控えてみてほしい。 <取材・文/デヤブロウ> ※参考URL ヒスタミンについて https://ssl.mac.or.jp/memberregistration/trivia.php?id=113
東京都在住。2024年にフリーランスとして独立し、ライター業およびイラスト業で活動中。ライターとしては「Yahoo!ニュース」「macaroni」「All Aboutニュース」などの媒体で、東京都内の飲食店・美術館・博物館・イベント・ほか見所の紹介記事を執筆。プライベートでも都内歩きが趣味で、とりわけ週2〜3回の銭湯&サウナ通いが心のオアシス。好きなエリアは浅草〜上野近辺、池袋周辺、中野〜高円寺辺りなど。X(旧Twitter):@Dejavu_Raw
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