更新日:2026年09月02日 16:35
スポーツ

西武黄金時代のキャプテンが考える“野球脳”が優れた選手の正体「城島健司や元木大介が良い例」

「こだわりの積み重ね」が強さの秘訣

「『こうすれば勝てる』といった野球の定石みたいなものも書いてありました。それも同じように読まされ、皆の前で説明させられ、グラウンドでもやらされるんです。それが知識となり、血となり肉となって体に染み込んでいく。一度体で覚えると、体が勝手に反応するようになってミスがなくなり、そうなると相手が慌て始め、墓穴を掘ってくれるんです。簡単に言えば、凡事徹底。当たり前のことをしっかりできるようにしていきました。  毎試合、そのこだわりを持って戦い、その積み重ねが当時の強さにつながっていたと思います。但し、時間はかかりますよ。日々汗を流しながらの練習も当然大事ですが、野球脳をチーム全体に浸透させていくためのミーティングがあり、試合が終わった後には良かった点と悪かった点を整理し、前向きなフィードバックを行う反省会があり、それらを何年も続けていくことで完成したチームでしたから。やっぱり教育は必要なんです」  黄金期の西武は、決して近道を歩んだわけではない。魔法のような特別な練習や派手な秘策があったわけでもない。誰もが知る基礎を、誰もが真似できないほど愚直に積み重ね、やがて揺るぎない強さとなった。 <取材・文/浜田哲男>
千葉県出身。専修大学を卒業後、広告業界を経て起業。「ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)」の取材をはじめ、複数のスポーツ・エンタメ・ニュース系メディアで連載企画・編集・取材・執筆に携わる。X(旧Twitter):@buhinton
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