エンタメ

恋リア出演で話題の「23歳和彫り美女」が処女作に込めた思い。「自分の人生はカス」と言い切るワケ

「不健全な関係」と自覚しているが…

――乙葉さんの抱える自己肯定感の低さの根底には、お母様に対する複雑な感情があると思います。振り返って、どのようにすれば関係性が違ってきたと思いますか。 小野乙葉:今思うのは、ママに対してもっといい子ぶらずに意見を闘わせればよかったですね。それができなかった結果、完全に間違えた反抗の仕方をしてしまったと思います。  今も昔も、私の軸は「ママから評価されるかどうか」の一点にあるのは確かだと思います。だからどれほど人に認めてもらえても、ママから認めてもらえなければすべてが崩れてしまうんです。それが不健全であることも、もちろん自覚しています。 ――現在の乙葉さんのご活躍を、お母様はあまり認めてはいない。 小野乙葉:そうでしょうね。また私自身、自分が何も成し遂げていないことを自覚しています。いつかはママに胸を張って示せるような仕事がしたいなと思っています。

将来的には「自らのブランドで勝負したい」

――将来的に、どのような生き方をしたいですか。 小野乙葉:私はもともと服飾の大学に通っていました。ママの反対を押し切って途中で退学してしまいましたが、やはり洋服が好きだという気持ちは現在も変わりません。いずれは自分のブランドを持って、自分がデザインした洋服を販売したいと考えています。その際、できればタレントとしての知名度で下駄を履くのではなく、洋服そのもののよさで評価されたいですね。 ――これまではお母様とのネガティブな関係に焦点をあてましたが、反対に、感謝している点も多いとか。 小野乙葉:私も最近自分で気づいたのですが、恋愛におけるGiver精神は完全にママから受け継いだものだと思います。人に対しての愛情が深いところは、ややもすると精神的に不安定といわれてしまうこともあるけれど、ママに似ているなと誇らしくもあります。  ママから「あなたは自分をすり減らしすぎるから、気をつけて」と言われたことがあります。愛情を傾けすぎてしまうところを漬け込まれる傾向は確かにあるので、これからは「やりたい」「やりたくない」と明確にしていこうと思っています。 =====  乙葉さんと話して、改めて感じる。親子が織りなす愛情の応酬は、ときとしてすれ違う。それは互いにとって毒にも愛にもなろう。毒も愛も併せ呑んだところに、人間関係の究極はあるのかもしれない。そしてわれわれは誰しも、人間関係のなかでしか生きられない。ややもすれば人から敬遠されかねない過去をさらけ出した彼女の決断が、潔くも尊いものに思える。 <取材・文/黒島暁生> 【小野乙葉】 2002年8月24日生まれ。静岡県出身。2025年、Netflix配信の恋愛リアリティショー『ラヴ上等』シーズン1に、専門学生兼キャバクラ勤務の“おとさん”として参加。金髪&刺青の強めなビジュアルとメンヘラすぎる恋愛模様が話題となる。 小野乙葉
ライター、エッセイスト。可視化されにくいマイノリティに寄り添い、活字化することをライフワークとする。『潮』『サンデー毎日』『週刊金曜日』などでも執筆中。Twitter:@kuroshimaaki
1
2
【書誌情報】

タイトル:『毒愛』
著者 :小野乙葉
発売日:2026年8月19日
定価:2,200円(税込)
判型:四六判
発行元:双葉社
本編:208ページ

▼ご予約はこちらから

【Amazon】
【楽天ブックス】
SPA!編集部が「人生後半を賢く楽しく生きる」をテーマに厳選した記事をメルマガ会員限定で毎週金曜日にメールでお届けします。仕事・お金・性・人間関係…人生を豊かにする秘訣が見つかります。無料・10秒で完了です。
無料でメルマガ登録する⇒⇒
※登録後、メール認証が必要です。受信した認証メールをクリックして、登録を完了させてください。
※認証メールが届かない場合、迷惑メールに入っているか、メールアドレスが間違っている可能性があります。再度ご登録ください。
【関連キーワードから記事を探す】