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「クローゼットに置いていた現金1000万円を盗まれた」40代男性の告白。“家族と数人だけ”しか知らなかった情報が漏れた理由

フードデリバリーが情報を横流ししていた

 では、案件屋はどんなルートで情報を仕入れるのか。入口の一つが、堂々と家に上がれる商売だ。 「水道修理やリフォーム点検を装った悪徳業者が家に上がれば、間取りが全部わかる。おじいちゃんおばあちゃんと雑談しながら資産状況を探るんです。その情報を買い取る業者がいて、〝カモリスト〟になる。最近では、フードデリバリーの配達員が『何月何日に何を届けたか』という配達記録を1件500円で売っていた例まであります」(奥窪氏)  もう一つの入口が、身内だ。奥窪氏は、襲われた家の意外な共通点を明かす。 「空き巣や叩きに入られた家を洗っていくと、被害者本人ではなく息子や親族が反社からカネを借りていたケースが結構あるんです。取り立てが厳しいところから借りたカネが返せなくなって、実家や仲間の情報を渡してしまう。情報の出元は、実は身内だったということです。こうしたケースは案外多いそうです」  電話で資産を喋る。業者を家に上げる。身内がカネに詰まる。たったそれだけで、あなたの実家には〝値札〟が付く。案件屋の商品棚は、今日も静かに補充されているのだ。 奥窪優木氏 上智大学卒。フリーライター。トクリュウからオーバーツーリズムまで、社会問題を幅広く取材。近著に「転売ヤー 闇の経済学」(新潮新書)など 取材・文/日刊SPA!取材班
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