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「手磨きvs電動歯ブラシ」歯科医師が教える“コスパ最強”のオーラルケア

歯科医師が考える「コスパ最強オーラルケア」

歯磨き

※写真はイメージです(Adobe Stock)

ここでいう「コスパ」とは、単に安い歯ブラシを買うことではありません。自分に必要なものにお金を使い、それを正しく、長く続けることです。 私が歯科医師として、まずおすすめしたい「コスパ最強」の組み合わせは、実はとてもシンプルです。 手磨き用歯ブラシ+フロスや歯間ブラシ+フッ化物配合歯磨剤。そして、定期的に歯科医院でチェックを受けること。 まずは、この基本をきちんと押さえることが大切です。電動歯ブラシは、あくまでこの基本を補う「道具」のひとつなのです。 「もっと効率よく磨きたい」「手磨きがどうしても苦手」という人は、電動歯ブラシを追加してもいいでしょう。その際は、歯並びや歯ぐきの状態、磨き方のクセなど、自分の口に合ったものを選ぶことが大切です。「高いから良い」のではなく、「自分に合っていて、正しく使い続けられるから良い」。これが、電動歯ブラシを選ぶときの大切な視点です。 では、手磨きと電動、結局どちらを選べばいいのでしょうか。私の答えは、「どちらでもいい」です。ただし、「自分が正しく使えて、毎日続けられること」が条件です。 手磨きで十分きれいに磨けている人が、無理に電動歯ブラシへ買い替える必要はありません。一方で、手磨きが苦手だったり、電動歯ブラシの機能によって磨き方を改善できたりする人にとっては、電動歯ブラシは十分、検討する価値があります。大切なのは、「電動か手磨きか」という二択ではありません。自分の弱点を補いながら、続けられる方法を選ぶことです。 そして、歯ブラシだけでは届きにくい歯と歯の間は、フロスや歯間ブラシでケアをする。歯科医院で、自分では気づけない磨き残しや歯ぐきの状態を、定期的にチェックしてもらう。 これが、私が考える「コスパのいいオーラルケア」です。歯を守るための一番賢い選択は、値段の高い道具を買うことではなく、自分の歯を長く使い続けるための習慣をつくることなのかもしれません。 <文/野尻真里>
一般診療と訪問診療を行いながら、予防歯科の啓発・普及に取り組んでいる歯科医師です。「一生涯、生まれ持った自分の歯で健康にかつ笑顔で暮らせる社会の実現」を目標にメディアで発信をしています。X(旧Twitter):@nojirimari
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