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「キムテツはマジで何してくれてんねん」…“有馬記念騒動”から9か月、ローズSで古巣を離れた無敗馬が見せた“皮肉な結果”

古巣の有力馬イクシードと重賞の舞台で迎えた直接対決

 そして、それから2か月後。そんな見方をさらに印象づける舞台が巡ってきた。ローズSではモンローウォークが1番人気、イクシードは2番人気に支持された。  だが、レース内容には大きな差がついた。  モンローウォークは今回も好位から運ぶと直線で一気に抜け出し、2着馬を3馬身突き放す完勝。一方のイクシードも後方から追い込んだが、勝ち馬から0秒7差の3着に敗れた。奇しくも両馬の上がりは同じ34秒1。少なくともこの日の直接対決では、モンローウォークが力の差をはっきり見せつけた。  昨年末には同じ木村厩舎にいた2頭が、別々の道を歩んだ末に重賞の舞台で再び交差。そして結果を残したのは、そこを離れたモンローウォークの方だった。

9か月前の騒動が生んだ皮肉な結末

 競走馬の成長には、馬自身の成長や調整過程、レース条件など多くの要素が絡む。今回の結果だけで、転厩の是非まで論じることはできない。  それでも、有馬記念を巡る一件で当時注目されたのはスティンガーグラスだった。その陰で同じ馬主のモンローウォークも厩舎を離れ、今では秋華賞の主役候補にまで成長している。  有馬記念の騒動から9か月。当時はまだ重賞とは無縁だったモンローウォークが、今や古巣の有力馬を破ってG1の主役候補となった。有馬記念の騒動を知るファンほど、この勝利を単なる重賞初制覇とは違った思いで見ていたかもしれない。 文/中川大河
競馬歴30年以上の競馬ライター。競馬ブーム真っただ中の1990年代前半に競馬に出会う。ダビスタの影響で血統好きだが、最近は追い切りとパドックを重視。競馬情報サイト「GJ」にて、過去に400本ほどの記事を執筆。
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