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売れない芸人から“年間330本”の司会者へ。コンビ解散後に「一人でできる仕事」で天職を見つけるまで

「うちらは売れる」吉本を辞めて掴んだグラドルイベントの司会

シャバダバふじそして2人が移籍したのは、JME系列の芸能事務所だった。その直後にもらった仕事が、秋葉原ソフマップでのグラビアアイドルのリリースイベントのMC。 「元々事務所の先輩がやっていたので『試しでシャバダバにもやらせるか』と任せてくれたんです。やっぱり僕は司会が向いていたのか、お試しのはずが1社から2社に……と、どんどん増えていって。最終的にはグラビアメーカーさんが僕らのDVDを作ってくれました。ありがたいことにソフマップのイベントが満員になったんです」 さらにオーディションの話も多く、人気番組「あらびき団」や「エンタの神様」にも出演する。ふじさんは、順調な芸能活動のきっかけになったのは「K地雄輔さん」と語る。いったい、どういうことか? 「シャバダバのマネージャーが、K地雄輔さんも担当していたんです。僕、昔は今より痩せてて、K地雄輔さんに似ているって言われてたんです。だから、ワザとK地雄輔さんと同じ金髪にしたら、K地雄輔さんのファンにめっちゃ叩かれたんですが(笑)、僕的には『しめしめ』って感じで。狙い通り、K地雄輔さんに気にかけてもらって、付き人みたいなこともさせていただいてました」 なんと、何千人規模のライブのMCを「シャバダバに任せる」と言ってくれたんだとか。 「グラドルのリリースイベントで鍛えられていましたから『慣れてるな!』って褒めてもらえました。K地雄輔さん公認をいただき、2年連続で司会をさせていただきました。ただ、振り返れば……これがコンビとしてのピークでした」

コンビ解散、“一人でできる仕事”が司会だった

シャバダバふじコロナ禍に入り、仕事は激減。そんな中、めちゃイケの新メンバーオーディションをコンビで受けたが、ふじさんは「思い出作り」だったのに対し、相方は「落ちたらお笑いを止める」と心に決めていたそうだ。 「相方は結婚していたんです。もうお笑いをやるか離婚するかっていうところまで思い詰めてたみたいで。奥さんはお笑いをやることを応援してくれていたけど、正直、食えてはいなかった。すっごくいい奥さんだったから、僕は『奥さんを取りなよ』って言いました。僕も相方と一緒に売れたかったし、他に誰かと組むっていうイメージがなかったから、もう芸人を辞めるつもりでした」 シャバダバふじだが、その意志を伝えると相方は突然泣き出し「お前には才能があるから続けてほしい」と懇願してきたという。 「1週間悩みました。でも、1週間経っても何も思いつきませんでした。ただ、『後悔だけはしたくない』って、すっごく思った。僕がシャバダバとして“一人でできる仕事”って考えたら、“司会” なんです。二度とコンビは組みたくないけど、自分達の名前は残したい。そうだ、“シャバダバふじ” として、司会でどこまでいけるかやってみよう、と思ったんです」 ピンになってからは「MC芸人」と名乗ることもあったが、現在は「芸人はやめています」とのことで、肩書きは完全に「司会」1本になった。もう10年以上、アルバイトをせずに、司会だけの収入で生きている。 「MCを始めた当初は本当にお金がなかったです。事務所の配慮でイベントのギャラは満額もらっていましたが、それでも貧乏だった。基本は取っ払いだったんですが『今回は振り込むね』ということが一回だけあって、秋葉原から自宅までの電車賃がなくて歩いて帰りました(笑)。それが今ではありがたいことにバイトもせず、好きな仕事で暮らしていけている。感慨深いです」
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イベントの主役を相方だと思って接する
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ライター兼底辺グラドルの二足のわらじ。著書に『最底辺グラドルの胸のうち』(イースト・プレス)、『現役底辺グラドルが暴露する グラビアアイドルのぶっちゃけ話』、『現役グラドルがカラダを張って体験してきました』(ともに彩図社)などがある。趣味は飲酒、箱根駅伝、少女漫画。X(旧Twitter):@sally_y0720

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