仕事

男だけど陰部の脱毛に挑戦してみた

パイパン

ご覧のとおりつるつるに。Anneでは二人がかりで施術するため、VIOの全脱毛も約40~60分で終了。ワックスの購入も可能だ

 週刊SPA!11/13発売号では「進化しすぎた[男女の下半身ケア]仰天事情」という特集を組んでいる。女性の7割が「パイパンにしてみたい!」と言い、男性の間では「肛門周りの脱毛」が人気という事態。陰部の脱毛はなぜ人を魅了するのか? そのブレイクスルーを体験すべく、小誌記者がブラジリアンワックスのサロン「anne」へと向かった!  担当してくれたのは、美人女性セラピストのNさん。一瞬「女性!?」とひるんだものの、実は男性客の9割が女性セラピストを希望するんだとか。考えてみれば、男性セラピストに局部を見せるほうが、それはそれで妙な気持になりそうだ。  さっそく、ズボンとパンツを脱ぎ捨て、ベッドに横たわる。しかし、いきなり大股開きなんてことはない。タオルで隠しつつ、必要なところだけ露出するのだ。 「このあたり、日本のサロンでは非常に気を遣っていますね。海外のサロンでは、お客様の足をガバっと開いたりとワイルドです。衛生への配慮も日本ならではで、ワックスを塗るためのヘラは、1回塗るたびに交換。串カツ屋の一度漬けルールみたいなものですね」  そして、Nさんと助手のセラピストさんに、アルコール消毒をしてもらう。ところが、困ったことに、助手さんの手が当たるのだ、私のアレに。ワックスを塗るためには避けられないのだが、反応すまいとリキむほどに意識は股間に集中していく。そして愚息は無遠慮にむくむくと……。これでは、Nさんが気づかないわけがない。あまりに気まずい。恥ずかしい。  観念して、「すみません……」と陳謝。返ってきたのは笑顔だ! 「気にしないで下さいね。反応しちゃう方は結構いるんです。サロンによっては、3回反応したら出禁なんてルールもあるとかないとか(笑)。もちろん、ウチはそんなことないですよ!」  その後「この辺は美味しい店が多そうですね」などと話しつつ、ワックスを塗り塗り。下半身を露出しているものの、感覚としてはほとんど美容院だ。  さて、ワックスが固まったら、陰毛ごとビリっと引っぺがす! まさに一瞬。またワックス塗る! ビリっと剥がす、を繰り返す。そのたび、痛くて体がビクッ。しかし、不思議と慣れていく。おかげさまで愚息もしおらしく。  一方、Oライン脱毛は、なぜだか全然痛くない。謎だ(ちなみに、鼻毛ワックス脱毛も体験したが、これまた痛くない。鼻毛を一度にごっそり抜くのに。実に謎だ)。  今回はせっかくの体験なので、「全取り」に挑戦! もっとも、男性客の5割は毛を少し残すスタイルを選ぶそうだ。いずれにせよ、ブラジリアンワックスなら、永久脱毛と違って3週間もすれば新しい毛が生えてくる。40分ちょいの施術により、赤ちゃんのように見事なパイパンの出来上がり。その手触りたるや、元から生えていなかったかのようになめらか&やわらか。ところどころ赤くなっているが、すぐに治るそうだ。  では、パイパンに対して、世間の皆様の反応は如何に? 銭湯へ友人とともに突撃した。  私が股間をあらわにすると、友人は思わず噴き出す。「かわいくなっちゃったなー(笑)」。盛り上がる我々。それに気づいた40代くらいの男性がガン見してきた。まぁ、ある程度注目を集めてしまうのは仕方のないところだろう。ゴワっとした毛がないので、どこか“男の迫力”を失ったようにも思えるが……。  とはいえ、アソコが洗いやすいのは、衛生的に非常によいのではないかと感じた。夜の営みでも、彼女が「いつまでもスリスリしていたい」と愚息を手放さず、盛り上がること山のごとし! 個人的にはケツ毛の濃さが日ごろから気になっていたので、ツルツルになった尻の感触につい手が伸びてしまう(笑)。金銭的な余裕があれば、Oラインの処理だけでも定期的に通いたいものだ。 <取材・文/日刊SPA!取材班>
週刊SPA!11/20・27合併号(11/13発売)

表紙の人/夏帆

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