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闇金業者が語る恐るべきリアル拷問手口とは?

 闇金対策法以降、闇金業者は債務者への取り立てに細心の注意を払っている。結果、昔ほどの厳しい取り立てをしない、という声も聞こえてくるが……。 「闇金に来るヤツにマトモなヤツなんていない。だから、俺たちを怒らせたらどうなるか、時にわからせないといけないんだ」  そう語るのは、闇金業者のSだ。彼らを怒らせたとき、いかなる手段で債権回収を行うのか。闇金ウシジマくんも真っ青な、その恐るべき拷問の手口を聞いた。 「一番定番なのが、空気イスだね。お尻の部分に先の尖った鉛筆を置いて、必死に空気イスさせるの。すぐサボるから、そのサボり癖を治してやらないとね(笑)。あと、返済が遅れたヤツによくやるのが、洗面器回収。これはウシジマくんでも描かれていたけど、洗面器を持たせて、一軒一軒「お金を貸してください」って言わせる。返済額に達するまでひたすら続けるんだ。俺らの拷問は、肉体的な苦痛よりも、精神的な苦痛を与えるのが目的。そっちのほうが効果的なんだよ」  東京湾に沈める、富士の樹海に埋めるなどというのは都市伝説でしかない。「そんなカネにならない無駄なことはしない」とSは言う。そんな拷問の中で、もっとも効果的に精神的苦痛を与える方法があるというのだ。 「ホテルのシャワー室に監禁して、延々シャワーの水を浴びせるんだ。人間ってのは、いつ終わるかわからないという状況が一番怖いんだよ。このシャワー拷問に5分と耐えたヤツを俺は見たことがないね」(前出・S)  闇金業者からお金を借りてしまった債務者の中には、この拷問を受け、精神が崩壊してしまった人もいるという。 <取材・文/甲斐仙一 Photo by Richard-G>
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