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ついに実現! 甲子園の『あまちゃん』対決に注目【第95回甲子園】

延岡学園の『あまちゃん』の応援(YouTubeより)

延岡学園の『あまちゃん』の応援(YouTubeより)

 熱戦が続いている、第95回全国高校野球選手権もいよいよ大詰め。大会は準決勝、決勝を残すのみとなった。延岡学園(宮崎)、前橋育英(群馬)、日大山形、花巻東(岩手)ベスト4進出を決め、全てが優勝未経験校の4強進出は6年ぶりとなった。また都道府県別でも、’99年に桐生第一が優勝した群馬代表を除き、山形、岩手、宮崎の3代表が県勢として、過去最高成績を成し遂げることとなる。

 そんななか、今回の大会ではNHK朝の連続テレビ小説『あまちゃん』のオープニングテーマ曲を吹奏楽が使用する学校が快進撃を遂げているというジンクス、「あまちゃん不敗伝説」を日刊SPA!(http://nikkan-spa.jp/492568)でお伝えした。

 前述の大阪桐蔭、作新学院(栃木)は惜しくも3回戦で敗れたが、ドラマの舞台となっている岩手代表の花巻東、延岡学園(宮崎)は見事ベスト4に進出した。

 この『あまちゃん』の応援、曲を奏でると甲子園に棲むという“魔物”を起こし、ミラクルが起きるという「魔曲」としても認知されつつあり、実際、準々決勝の舞台ではその「魔力」がいかんなく発揮された。

◆『あまちゃん』でベースに当たるラッキーなタイムリー、延長サヨナラ勝ちも

 19日の第一試合、花巻東-鳴門(高知)戦。0-0で迎えた6回表、花巻東の攻撃。先頭の2番打者・千葉が四球で出塁するとアルプススタンドはすかさず『あまちゃん』を演奏。すると続く3番の岸里がバックスクリーンに飛び込む先制のホームランを放った。

 さらに、2-3と1点ビハインドの8回表。再び先頭の2番・千葉が8球粘り、四球を選ぶも、後続が倒れ2アウト2塁となった。ここでアルプスは『あまちゃん』を演奏。しかし、5番の多々野の当たりはボテボテの1塁ゴロ。万事休すと思われた瞬間、打球は1塁ベースに当たり大きく跳ねて、ライト前に転がるタイムリー同点打となった。これで勢いづいた花巻東はこの回3点を挙げ、逆転勝ちに成功した。

 一方、延岡学園は第四試合で富山第一と対戦。0-1とリードされた6回、1死2、3塁のチャンスを作ると、すかさず大音量の『あまちゃん』が。すると、5番・浜田の打球は右中間を破る逆転の2点3塁打。続く6番・田中がスクイズを決め、この回3点目を挙げた。

※動画=延岡学園の『あまちゃん』はコチラ⇒http://nikkan-spa.jp/494667

 その後、富山第一に逆転され3-4で迎えた8回。1死2塁の勝ち越しのチャンスにアルプスはここぞとばかりに『あまちゃんテ』(チャンステーマ)。すぐさま4番・岩重の2塁打が飛び出し4-4。延長戦にもつれ込むと、延岡学園応援団は『あまちゃん』オンリーの演奏に切り替え、球場ムードを変えて、チームを後押し。そのかいあってか、11回裏、1死から連打のあと、敵失によって延長サヨナラ勝ちを収め、初のベスト4入りを決めた。

 21日の準決勝第2試合では、上記、2校の対戦が決定。「『あまちゃん』決戦」となった。本心では決勝で見たかったカードだが応援合戦は盛り上がること必至。2校に素晴らしいドラマが訪れることを願ってやまない。 <取材・文/日刊SPA!高校野球取材班>




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