恋愛・結婚

コラムニスト木村和久氏が提唱「オヤジの三種の神器とは?」

― 木村和久の「オヤ充のススメ」その1 ―

木村和久

木村和久

 今回から「オヤ充」こと、オヤジの充実ライフの連載を始めさせていただくが、随時、時事ネタやオヤジ的見解のニュースなども挟み、守備範囲を広くしてレポートをする予定です。  まずは第1回目として「オヤ充」の定義、そもそも「オヤ充」とは何なのかを説明したい。  オヤ充は「リア充」のオヤジ版である。リアル生活が充実している人たちを我々は「リア充」と呼んでいる。多くは若者だ。ならば「充実した生活を送るオヤジたち」を、オヤ充と呼んでもいいのではないか、と。  名付け親は私である。何を隠そう私自身が、オヤ充生活実践者であり、プライベートはそこそこ充実してて、フェイスブックに書けないことがままある。であるからして、オヤジの充実した生活と言って、好きなジャズを聞くとか、蕎麦を作ってみるとか、キャンプするとか、そんな枯れた充実生活は、単なる趣味ということで、別の媒体に任せる。  ここで扱うオヤ充は、基本若い女性との疑似恋愛や、水商売のお姉ちゃんとのクラブライフなどがメインとなる。外見は枯れてても、中身は肉食系だ。オヤジの過去30年間に培われた、いぶし銀のテクニックやメソッドは、若者にも応用できる部分が多々あると思っているので、ぜひ参考にして欲しい。  扱う項目は多岐に渡りますぞ。まず本誌「週刊SPA!」でも特集で取り上げた「オヤジの三種の神器」という「ED薬」「電マ」「デジカメ」の類の具体的な購入、使い方を懇切丁寧に解説する。  この中で一番大事なのは、バイアグラなどのED薬の発達、普及だ。この薬のおかげでオヤジの下半身の現役年齢が20年伸びたと言われる。だから「ED薬革命」は「産業革命」「IT革命」と並び称される、近代三大革命のひとつと言われているほど凄いらしい。ほんまかいな。  しかも「電マ」すなわち「電動マサージ器」に代表される「大人のオモチャ」の類は、新しいセックスの快楽革命をもたらした。あの味をしめたら、もうかったるくて、自分で手ごねハンバーグ作りみたいなこと、できないわよね。  私が考えるに、今のアベノミクスは、このオヤジの三種神器の普及で、オヤジが活気づき、ばりばり頑張るようになったから、その集大成的に去年から株価が上昇したのではないかなんてね、ふとそう思ったりもしている。  ちなみに、ED薬の普及って、どれぐらい凄いことなのか、ちょっと述べてみよう。今を遡ること、20年ぐらい前のED薬前夜は、金を持っててエロ根性もあったが、肝心のモノが役立たないという殿方が沢山いた。実際に事を致すと、女性側から「結構あっさりしてたわね」などと、舐めたことを言われて、傷ついたものだ。だから女性を口説いても「俺、糖尿病で立たないから、触るだけな」と事前申告する輩もいた。だったら口説く意味ないだろうって。あと逆切れプレーしたオヤジもいたなあ。挿入出来ないから、女ふたりにチップ渡して、レズビアンやってと頼んだって。贅沢といえば贅沢な遊びだが、やっぱり虚しいよね。  それがED薬が発売されてからは、バリバリの青春が65歳の定年ぐらいまで伸びた感じですか。  ここまで書いて、SPA!世代の30代は、別にオヤジの自慢は聞きたくねえよ、うざ~と思ってるかも知れないが、ED薬は30代でも凄い大事な日には使った方がいい。酔っぱらって役立たずの時ってあるでしょう。あ~いう時は凄く重宝する。さらに大好きな彼女と初めて結ばれる夜とかね。案外メンタル面にプレッシャーかかって、役立たないことあるんですよ。保険の意味でも飲んでおきましょう。  あと安いプライドが邪魔して「ばかやろ~この歳でそんなモノ使えるか~」って思うでしょう。じゃ市販の栄養ドリンクを飲むかって、そういう姿を女性に見られたら、ちょっと痛い。ED薬はサプリと言い張って、ビタミン剤と一緒に飲めばいい。頭痛薬と言ってもいいじゃないですか。  そして決定的に違うのは、ED薬を飲めば、ザブングルじゃないが、下半身がカッチカチやぞ~。青春時代に戻ったなんて表現は甘っちょろい。まさに「中二病」ぐらいまで硬さが遡れる。あの時、ふと前の席の女子の夏服を見たとき、ブラジャーの紐がうっすらと見えてしまった。視床下部からテストステロンが分泌され、妄想が大脳を駆け巡る。先生に指名されたら、遮断機が邪魔して立てないではないか。立ってるのに立てないこの悲しさは、体験したものにしか分からないね。とまあそれぐらいナイスなんです。
オヤジの三種の神器とは?

大切な彼女には「未使用」を使うべし

 さらに、つけ加えさせていただくと「電マ」を中心とした、大人のオモチャ全般の話。あ~いうのを持ってて似合うのは、断然オヤジだ。若者がその類を持っていると「変態~」とか「自分に自信ないのね」と言われかねない。けど「セックスとオナニーは別物」と言われているが今は「手ごねオナニーと大人のオモチャ」は別物である。あの味を女性が一度知ったら、そりゃ「オレ電マ持ってるよ」だけで、なびいて来る場合もなきしにあらずである。詳しいことはおいおい説明させていただく。  ラインナップ的には、オヤジの充実した生活の全貌を、ファッションからトーク術、健康術までたっぷりレポートするが、基本そこから、若い人も使える部分が結構あるので、なんとなくでいいから読んでみて下され。 ■木村和久(きむらかずひさ)■ トレンドを読み解くコラムニストとして数々のベストセラーを上梓。ゴルフやキャバクラにも通じる、大人の遊び人。現在は日本株を中心としたデイトレードにも挑戦
トレンドを読み解くコラムニストとして数々のベストセラーを上梓。ゴルフやキャバクラにも通じる、大人の遊び人。現在は日本株を中心としたデイトレードにも挑戦。著書に『50歳からのかろやか人生』
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