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タブレットorノートPC? 2way端末をPCとしてみた場合…

【NEC LaVie Touch LT550/FS】


1280×800ドットの10.1型ワイドタッチパネルを採用したWindows 7搭載パソコン。タブレット端末として使える一方で、DVDドライブなどを内蔵するクレードルにセットしてワイヤレスキーボードとマウスを使えば、通常のノートパソコンに近いスタイルでも利用可能だ。CPUはAtom Z670で、メモリは2GB。64GBのSSDを内蔵し、本体サイズはW263×D183×H15.8mmとなる

NEC LaVie Touch
 スマートフォン由来のタブレット端末が注目を集めるなか、OSにあえてWindows7を採用した、「LaVie Touch」の異彩ぶりが興味深い。

 数年前から、さまざまなメーカーがWindowsベースのタブレット端末を投入しているが、iPadやアンドロイド3端末のようにタブレットに特化したOSではないため、操作性や動作の軽さがいまひとつで、新たな市場を切り開けずに終わっている。このLaVie Touchも殻を破ったとは言えないが、NECがPCとスマホ作りで培ったノウハウが盛り込まれ、従来にない独特の実用性を感じさせる。

 まずタブレット端末として見た場合、タッチパネル液晶の固さと指紋のつきにくさ、画面の明るさはどれも上々だ。CPUはAtomなので処理性能はそれほど高くないが、約729gの軽さながら10時間以上稼働するロングバッテリを確保するなど、モバイル性も高い。この実用性を踏まえると、Windowsベースの環境は強い武器になる。職場や自宅のPCと同じファイルを普段どおりの要領で編集できるほか、愛用している環境をそっくりコピーすることも可能。標準搭載のOfiiceでワードやエクセルが自在に編集できるのもアドバンテージになる。さらにUSBメモリも使えるなど、メインPCと連携するハードルも、ほかのタブレットより断然低い。

 一方でPCとして見た場合は、“2wayの弊害”が目立つ。キーボードやクレードルを常時持ち歩くのは面倒なので、現実的には据え置きノートとして使うことになるが、その割には画面が小さく、収納性も悪い。同じ価格帯で比較すると、処理性能の低さも目立ってしまう。

 つまり、LaVie Touchは、Windowsマシンとの連携性が極めて高いタブレット端末として使ってこそ、その真価が発揮できるモデルといえる。輝ける場所は狭いが、その光量はかなりのものだろう。

NEC LaVie Touch

付属クレードルの「マルチステーション」は、DVDマルチドライブと2基のUSB2.0ポートを備える。本体装着時のサイズはW263×D200×H192mmだ

古田雄介

◆サブカルライター・古田雄介の物欲刺激度:2/3

最近になってタブレットとモバイルPCが使い分けられるようになった

◆編集担当Kの物欲刺激度:2/3

「Network Duet」の設定をしておけば、ホームネットワーク上のほかのPCからLaVie Touchのハードディスクの一部をローカルディスクとして利用できるなど、それなりに便利なのだろうが、スペックを考えると約10万円という価格はちょっと高い? 2wayに魅力を感じる人にはいいかも

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