白砂のリゾート沖縄・宮古島の夜と昼を遊び尽くす!【後編】

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夜の宮古島で陽気に乾杯♪

美月

異なる出身地の女のコが宮古に集結。(女のコは写真左から)志乃(22歳・神奈川)、なお(26歳・大阪)、みづき(21歳・大阪)

 R氏が案内してくれたのは「ラウンジ 美月」というお店。入店したのは夜10時。すでに酔客たちでほぼ満席という活況ぶり。

「女のコは20人近く在籍していて週末は全員出勤してます。明るくてお酒の強いコばかりですよ」

 そう語るのは宮城渚ママ。大東島出身のママをはじめ、在籍するコたちは一人を除いて、全員島外からの出稼ぎ組。

「リゾートバイトは沖縄本島、石垣島、小豆島、八丈島と全部で7島かな。でも、宮古島が一番、海もきれいで人も優しい。気づけば1年半もいます(笑)」(なお)

美月

親の杯を受けて泡盛を一気飲み。体中の血液が泡盛になるような錯覚を受けた

「宮古で働く友達のお姉さんに誘われて来ました。最初は短期の予定だったけど、海とか釣りとか楽しい遊び場所は尽きないから、私も1年半近くいますね」(志乃)

「観光で宮古に来ているお客さんって、みんな楽しいことにどん欲だから一緒にいて楽しい。昼間はフリーなことが多いので、予定が合えばシュノーケル行ったりビーチパーティしたりして一緒に遊びますよ」(みづき)

 同店の閉店は25時ということからもわかるとおり、宮古の夜は早い。夜のアフター代わりとなるのが、翌日昼のマリンスポーツというわけだ。渚ママも「女のコがお昼にどう遊ぶかは自由なんで、気軽に誘ってくださいね」と太鼓判。確かに、国内有数のリゾートに来て、昼のプランが空白なのはチト寂しい。宮古名物・オトーリ(右頁下カコミ参照)で酔った勢いも手伝い、女のコが席につくたびに、翌日昼の予定を尋ねる。

「今日は前浜行ったの? じゃあ明日は手ぶらで行けるサンゴの海を教えてあげるよ」(あゆひ)

 嬉しいお誘いを受けた翌日午後、レンタカーで新城海岸へ。珊瑚礁が広がる遠浅の海には、色とりどりの熱帯魚と、年甲斐もなくハシャぐ中年記者、そして美女の姿。地上の楽園は確かに実在したのだ。

新城海岸

2000円程度で屋根付きの場所とシュノーケリングセットを借りられる新城海岸ではニモをはじめ、たくさんの熱帯魚と戯れる。学生気分で海水浴を楽しんだ

●宮古島名物「オトーリ」とは?
泡盛の水割りを回して一気飲みする宮古島独特の酒飲み文化。親が口上(簡単な自己紹介)した後、子全員に酒を回し、最後に親が一気。全員に酒が回ったら次の親を指名して、延々と続く。女のコは全員酒豪なのも納得だ

【美月】
住:宮古島市平良字西里171 パティドゥビル102
電:0980-79-0257
営:20~25時
料:60分 8000円~(飲み放題。2名で5000円~) 各種ボトル(琉球古酒1万2000円~)を入れればチャージ2000円で飲むシステムも

撮影/ワルツ康貴

スギナミ 東京都生まれ。主な出没地域は中野、高田馬場の激安スナック。特技は「すぐに折れる心」
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