アベノミクスでカウンタックの価格が暴騰中
―[道路交通ジャーナリスト清水草一]―
自動車業界の景気の良さはどこまできているのか? 昨年の東京オートサロンで、コンパニオンの皆さまに聞き込みを行ったところ、29人中22人がアベノミクスで景気が良くなったと回答(https://nikkan-spa.jp/586617)。自動車業界のマインドアップを感じました。では、トヨタの純利益2兆円突破が確実視されるなか、その後の状況はどうなのか? 今年も調査してみました!
MJブロンディ=文 Text by Shimizu Souichi
池之平昌信=写真 Photographs by Ikenohira Masanobu
◆東京オートサロンでコンパニオンを直撃!アベノミクスはきていますか?【後編】
⇒【前編】はコチラ
一方クルマのほうは、マツダCX-3やスズキアルトターボRSコンセプトなどの初披露もあったが、目立ったのは輸入車と軽自動車への2極分化だ。
マニアにとって、フツーの国産車はもはや冷蔵庫で、何をするにも中途半端。なら気軽に遊べる軽や、さもなきゃ輸入車なのだ。フェラーリやランボルギーニの改造車も目白押し。スーパーカーは中古車も販売好調で、たとえばカウンタックはここ2年で価格が約2倍に暴騰中! アベノミクスの恩恵は、スーパーカー業界には確実にきている!
私も5年前、半年間くらいカウンタック・アニバーサリーに乗ってましたが、1500万円で買って1400万円で売りました。今なら2500万円は堅いとか!? うおお~、損した~~~!
【結論】
会場への道すがら、久しぶりに横入りしまくりの肉食系運転のチューニングカーに多数遭遇し、現在の草食ニッポンの良さに気づかされました。デフレが終わったら終わったで、「あの頃はよかった」と思うんだろうな~
⇒東京オートサロン2015[美人コンパニオン画像集]1962年東京生まれ。慶大法卒。編集者を経てフリーライター。『そのフェラーリください!!』をはじめとするお笑いフェラーリ文学のほか、『首都高速の謎』『高速道路の謎』などの著作で道路交通ジャーナリストとしても活動中 ―[道路交通ジャーナリスト清水草一]―
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