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東大院生トレーダーが「衆人環視のリアルトレード」にこだわるワケ

東大院生トレーダー田畑昇人氏 処女作である「東大院生が考えたスマートフォンFX」が順調に版を重ね、独自の投資哲学とトレード法が話題になっている田畑昇人氏。その存在感は、FXトレーダー界で増す一方だ。

 テレビや雑誌に出ている著名なトレーダーの中には、実はトレードはほとんど行っていないケースがある。あるいは行っていたとしても成績はうまくいった時だけ報告するなどして盛りに盛り、“信者”をHPやSNSで集めてはFX業者の口座開設を奨めるアフィリエイターに成り下がってしまっている人というのが、少なくない。

 かくいう田畑氏も自身でHPを開き、ツイッターでも旺盛に活動しているが、彼がそうしたトレーダーと決定的に違うのは、衆人環視の中、結果を求められる場に喜々として出向く点にある。たとえば、彼はZaiが主催している「FX毎日バトル!」に参加、自己資金30万円を一定期間でどこまで増やせるか? という試みに参加している。「FX毎日バトル」ではどのポジションを保有し、売却あるいは買い増ししたのかが逐一見られるようになっているため、例えば両建てでトレードしてうまくいったほうだけ決済して利益を伸ばす、なんて不正は不可能。まさにガチンコ勝負なのだ。

 さらに4月3日の雇用統計の日には、外為どっとコムの「米雇用統計!!全員集合!!」に出演。3000人もの視聴者が見ている中で、リアルトレードを行った。ドル円をショートし続け、ボラティリティの高い相場においても、プラス収支という堂々の成績を残した。

 田畑氏は、なぜガチンコ勝負にこだわるのか? 本人を直撃した。

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――ガチンコ勝負は、うまく行けばいいですが、そうでないと信頼が落ちてしまう。これまで辛い思いを随分したのでは?

田畑:そうですね、やはりトレードを行う以上ドローダウンがあるので、その時期に重なると辛いですね。数字がすべての世界ですし、表に出る以上、多少の批判はつきものです。ですが、それ以上に得られたものが多いですね。色々なトレーダーさんと知り合うきっかけになりましたし、そういった方々からたくさんお勉強させて頂きました。

――それでも挑戦するのは、自信があるから?

田畑:それはあります。でもそれだけじゃなくて、「あいつでもできるんなら、やってみようかな?」と思う人が増えてくれればいいなって思っています。僕ら世代は、年金破綻は避けられませんし、自分の身は自分で守らなくてはなりません。その時に、資産運用のスキルは必須だと思っています。もう少し、こういったことを同世代に考えて欲しいですね。

――衆人環視という状況はトレードに影響しない?

田畑:まったく影響しないことはないですが、ここで言い訳しても仕方ないですよね。プレッシャーはありますが、淡々と利益を積み重ねることが僕の仕事だと思っています。

――最後に今後の抱負を。

田畑:バトルで結果を残すことはもちろんですが、やはり日本人はもっと金融リテラシーをあげるべきです。こういった露出をきっかけに、興味をもったり、勉強したりする方が増えてくれると嬉しいですね。これからの時代は「英語・IT・ファイナンス」と言われています。もっと日本全体で金融リテラシーの向上が注目されるようになって欲しいですね。

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 リスクを恐れない、なんて言うは易し、行うは難し。時に出血しながらも己のトレード法を信じ、果敢にチャレンジする姿を今後も見守りたい。

●田畑昇人公式ブログ:http://shototabata.com/

<取材・文/日刊SPA!取材班>

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