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「ワセ女はダサい」を覆す! 華麗な変身10連発

オープニング

白い衣装のモデルが10人一挙登場

早稲田大学の女学生、通称“ワセ女”。 可愛くない、服装がダサい、男勝りとの悪名高き彼女たちがそのイメージを払拭するべく、11月6日(日)早稲田大学の学園祭にてファッションショー「早稲田コレクション2011(通称:ワセコレ)」を開催した。現役ワセ女がデザイナー1人とモデル2人でチームを組み、「花」をモチーフにした華やかな衣装を披露した。イベントの模様をデザイナーの解説付きでお届けする。 ちなみに、2009年に開催されたワセコレでは、2011年度にフジテレビアナウンサーとして入社した竹内友佳も出演。コンテストで優勝している。今回出演しているモデルの中にも未来のアナウンサーがいるかも!? ⇒【画像】総勢10名のワセ女モデルによるショーの様子(42枚) https://nikkan-spa.jp/86950/wasekore_42 オープニングでは、記念会堂の広い会場のステージ上に、モデル10人全員が「百合」をテーマにした真っ白の衣装を着て登場。10人が背中を見せて横一列に並んだ瞬間のシルエットの美しさ、照明が変わりモデル全員が振り向いた瞬間の躍動感に、会場のテンションは一気に上昇していった。 【第1部】私服コーディネート オープニングが終わるとモデルは衣装チェンジ。MCを挟んだ後は、ブラックパールを用いてモデルの私服をコーディネートしたショーが始まった。レトロとモダンの合わせ技や美脚を生み出すスキニーなど、デザイナーとモデルの個性がふんだんに盛り込まれた衣装が、次々に登場した。ちょっとした工夫を活かして生まれ変わった”普段着”に注目だ。 テーマは「花」【第2部】「花」をテーマにしたファッションショー 今年のワセコレのメインテーマは「花」。ひまわり、桜、あじさい、バラ、ラベンダーと、チームごとに色とりどりの衣装が披露された。各チームの衣装をデザイナーによる解説と合わせて紹介する。 ◆ひまわり(デザイナー:有川愛彩 モデル:澤井茉希、土田遥) 「ひまわりの花言葉は、”あなただけをみつめる”。そんな花言葉を表すかのように甘くてドロっとした蜜をイメージしてデザインしました」ひまわりの子どもっぽいかわいらしさだけでなく、大人のエロさがミックスされた衣装となっていた。 ◆桜(デザイナー:星由香里 モデル:馬募欣、中島仁美) しだれ桜から満開の桜まで、桜にはいろいろ見せ方があるが、デザイナーはそれらすべてを表現した。桜色の生地がふんだんに使われた華やかな衣装を着飾ったモデルが登場すると、雨で肌寒かった会場が温かい春の空気に包まれた。 ◆あじさい(デザイナー:土屋ゆり子 モデル:宮司愛海、坂本麻子) 「あじさいと聞いてまず連想したのが雨です。日本の雨とヨーロッパの雨の両方を2人のモデルで表現しました。日本の雨はちりめんを使って、雨だれが落ちる様子を下に広がる裾で表現しました。ヨーロッパの雨は冷えるイメージです」 ◆バラ(デザイナー:市川英里 モデル:宮下ゆりか、小底みずき) 「バラの棘ではなく可愛らしい部分を強調したい。私の世界観を見て!」と、デザイナーの感性が強く反映されたデザインは、絵本の世界から飛び出たよう。モデルの二人もその意志を汲み取るように、笑顔で手を振りドレスのかわいらしさを際だたせていた。 ◆ラベンダー(デザイナー:小澤佳苗 モデル:岡副麻希、大貫真季) 「花言葉は“あなたを待っています”なので、贈り物の花をイメージして作りました」と、バスケットに入った花、頭に飾られたボリューム感のあるブーケが印象的だった。同じ編み方をされたというインパクトのある花とともに、指先と脚に巻かれていたリボンも、艶かしくも美しく、アクセントとして映えていた。 取材班は開始前、「まあ、ワセ女だし」「ミスコンじゃないし」と、どんなステージになるのか半ば不安だった。しかし、いざ始まってみると、ワセ女モデルとデザイナーが一体となった華やかなステージに、45分間が一瞬に感じるほど見入ってしまった。「早稲田にしか咲かない花がある」というキャッチコピーどおり、ワセ女の底力、美への意識を感じられるステージとなっていた。 イベント終了後、代表の見目さんに話を伺うと、「これからも早稲田からファッションを発信していきたいと思います」と、今後のイベント継続に意欲をみせた。ファッションの最先端としての早稲田、それを発信するワセ女に今後も注目していきたい。 取材・文・撮影/日刊SPA!取材班
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