シェアハウスだ合コンだ、と恋愛盛りの20～30代。一方で、すでに離婚したり、したがっていたり、まだ長い婚活の途中だったりの40代OVERも色恋にいそしんでいるわけで……その濃ゆ～い中身を覗いてみた ◆手つなぎデートという青春回帰に浸る 　年を重ねれば度胸も増す。人の目など、もうどうでもいいと言わんばかりに。 「こんなに遊んできたオレが、あるとき、うちの会社に営業に来た決して美人でもない得意先の女のコ（24歳）になぜだかひと目惚れしてしまって、食事に誘った帰り道、手をつないだだけでドキドキしちゃって、いつものオレじゃないな、って」（50歳・男・飲食） 　この機会に、おのれも決してイケメンではないと悟るべし、か。 「25歳年上の人（65歳）と3度目のデートのとき。彼が『オレの手袋を片方貸してやる』って言うので、最初『大丈夫です』って断ったんです。それでも、『いいから早く、これ取って』って左手を差し出すので、私がその手袋をはめると、『こうすれば、こっちの手をつなげるだろう!?』って彼のコートのポケットの中で私の右手と彼の左手を初めてつないだとき、この人可愛いって思って。お付き合いを決心しました」（40歳・女・公務員） 　アラフォー女子の心をつかむ冬ソナプレイ!?　男が先にボケても、記憶喪失、と受け止められそうだ。 「古いアルファロメオに乗っている彼（60歳）は、『散歩に出かけるよ』と言って、ドライブに連れていってくれるのですが……『マニュアル車って不便だよな、だって手がつなげないだろ』って。そんなセリフに溶けそうになります」（48歳・女・広告） 　かの石田純一も御年61歳……。そう考えると、一般人もさもありなん。とはいえ、そんな会話はクルマの中だけにしてくれー。 ― やっぱり［中年の恋愛］は気持ち悪かった ―