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食べ放題店で“やりたい放題”のマイルドヤンキーたち

 気を取り直して料理を取りに向かうと、通路は走り回る子供でいっぱい。ようやくバイキングまでたどり着くと、ドリンクバーのトレイは垂れ流されたジュースで洪水状態! 床には食べ物のカスが散乱しており、まさに「地獄の黙示録」。どこからか飛んできたおしぼりが並べられた料理に着地するなど、目も当てられない状態だ。
流行店別[ヤバい客]の新基準

バイキング付近の床には食べ物のカスが散乱。店員もお手上げなようで放置されたままに

 そんなオール迷惑客の食べ放題店だが、意外にも殺伐とした空気は皆無。こういった店ではクレームを入れたり、周りの客に注意することこそが迷惑客の基準なのかもしれない。店員はもはや諦めているのか、時折足りなくなった料理を運ぶ以外、姿を見せなかったが、客の大人たちは店内の騒乱を意に介する様子もなく、笑顔で食事を楽しんでいた。  帰り際、会計でレジに並んでいると、店をあとにする家族連れから、「ごちそうさま~。よっしゃ!ラウワン行こうぜ」の声が。人に対しての礼は失していないのだ。  食べ放題というよりは“やり放題”だった郊外型チェーン店。たしかに客のマナーは悪いが、店の独自ルールや、他人の視線に怯えながら食事する都心の高級店よりも、満足度ははるかに高そうな印象を受けた。 ― 流行店別[ヤバい客]の新基準 ―
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