恋愛・結婚

30男の浮気に異変「セックスより恋」!?

「胸キュン」がすべてなんだとか。

 肉体関係なしで「胸キュン」だけを味わいたいという30代の既婚男性が増えているという。彼らの声を聞いてみると、「不倫するのは面倒だし……。でもデートはしたい」(31歳・証券)、「ヤッた後に面倒になるのもイヤじゃないですか。それより今、恋をしている状態を長続きさせたい」(31歳・公務員)、「水槽の熱帯魚を愛でる感覚というか。あくまで鑑賞用で食べはしない」(35歳・メーカー)といったように、極めて身勝手に、いわば「プラトニックな浮気」とでもいう状況を楽しんでいるのだ。  週刊SPA!6月14日・21日合併号では、そんな男たちの実態を探るべく取材を開始した。すると「恋に恋する中二病」男から「心に穴のあいた」((C)二村ヒトシ)男まで、実に多種多様な主張に遭遇したのだ。その中から一人、独自理論を展開する飲食店経営者の小田さん(結婚6年目・34歳)にご登場いただいた。 「妻と子供との家庭生活は楽しいし、性欲はオナニーで事足りる」と語る小田さんは、プラトニック浮気に走る理由を「自分への好意を感じていたいんですそもそも本気じゃないので、ヤってしまうと飽きる。だからセックスはしないけど、自分のことを認めてくれる女のコは必要。結果的にプラトニックな関係を上手に維持するのがベターなんです」と冷静に自己分析する。しかも、相手女性には「仕事が好きすぎて嫁に愛想を尽かされ別居中」という設定で押し通し、女性を選ぶ際も「情熱ではなく理屈で付き合うタイプ」とリスクヘッジを欠かさない。  女性からすればさぞかし頭にくる話だろう。しかし、当の女性側は「リアル彼氏以上に私を高めてくれる最高のお相手です」「デートは自分磨きのツール。提供してくれる男性に感謝です」と肯定派も存在するから驚きだ。となれば、お互い「勝手にキャッキャッすればいいよ!」としか言いようもなく……。  とはいえ、最後にご忠告を。離婚問題に詳しい弁護士の大熊裕司氏によれば「不貞行為とは、性行為を指すので、『腕を組む/キスをする』といった行為は含まれません。しかし、夫の純愛不倫に対して、『妻が精神的に負担を感じている/家庭を顧みない浪費&生活スタイルがもとで別居』となれば、裁判所が離婚を認めることもあります。当然、慰謝料の請求も可能です」。  恋の代償はそれほど甘くないのだ。 文/犬飼孝司(本誌) 撮影/渡辺秀之 モデル/小柳若奈 名嶋 真 ⇒詳しくは週刊SPA!6/14・21合併号「30代の浮気[SEXより恋]の謎」にて
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