ネット配信を利用して日銭を得る女たち
週刊SPA!12月17日発売号の特集「引きこもり女のネット貢がせに唖然」では、さまざまな手法で、ネットのライブ配信を利用し小銭を稼ぐ女たちのインタビューを通じて、彼女たちの生態に迫っている。 <取材・文/週刊SPA!編集部>
ニコニコ動画やFC2などの動画配信サイトを利用したネット配信は誰もが手軽にできるため、さまざまな人が利用している。
特に凝ったコンテンツでなくとも、日常生活をただカメラに映したものや、「雑談」と称した生放送が至る所で配信されているのだ。
そんなネット配信をする人の中には、家から出ることなくネット配信だけで金品を乞う引きこもり女性たちが少なからず存在しているという。
果たして彼女たちはどのように金品を貢がせているのか? そしてどんな女たちなのか? 真相を探るべく、本人たちを直撃した。
週末の夜、某動画配信サイトを覗くと、マスクで顔を隠した素人らしき女性配信者で溢れかえっていた。数百円のウェブマイクやカメラがあれば、気軽にネット配信ができてしまう。その中で「17時間連続配信中」という20代後半の女性配信者を見つけた。
視聴者はチャット形式で配信者とやり取りができる。話しかけると、「初見さん(初めての訪問者)ですかー?」と笑顔で応えてくれる。視聴者が500人を超えているのにも驚きだが、なぜ長時間配信をしているのかと尋ねると、「だって寂しいから」とコメントが返ってきた。なんでも、現在は無職で、一日中部屋で過ごす様子を生中継しているのだとか。食事風景や化粧している場面を映すなど、日常生活が垂れ流し状態。風呂上がりでバスタオル一枚の状態になると、視聴者から数十~数千円の“チップ”がプレゼントされる。基本は無料配信で見る側もタダだが、公開オナニーなどの場面では「1分○百円」と有料に切り替わってしまう。そうして有料と無料を使い分け、自称引きこもりながら部屋にいるだけで月数万円の収入を得ているという。
日常生活どころか恋人との“性活”まで生中継をしている20代のカップルもいた。自称ニートというこのカップルは、セックスを一部始終ネット配信することで、1時間2000円ほどのチップを稼ぎ、月7万円の収入を得ていた。「稼ぐ秘訣は前戯まで無料で配信して、挿入直前で有料に切り替える。エッチを見られるのも抵抗ないし、それで稼げるんだから楽ですよね(笑)」(20代女性)
ほかにも、エロネタを見せずに「欲しい物リストをあげて視聴者からのプレゼントを待つ」という女性配信者もいた。なっしーさん(仮名・21歳・無職)だ。
「住所非公開でも視聴者が購入ボタンを押してくれればその商品が届きます。これまでにも夕張メロンやロイズの生チョコとか数万円以上もらっちゃいました(笑)」
プレゼントの数は、配信者にとって一種のステイタスだという。
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