スキャルピングで稼ぐコツが知りたい!
どんなことに注意すればいい?
スキャルピングで使用するテクニカルはどれ?
この記事を読むと、上記の疑問や悩みを解決できます。
スキャルピングは1回あたりの取引時間が数秒で終わることもある超短期売買。そのため人によっては何も考えずにエントリーして、ギャンブルトレードになってしまうことがあります。
FXで勝てるようになるには、トレードスタイルに合ったやり方を覚える必要があります。
そこでこの記事では、初心者でも理解できるよう、スキャルピングのコツや注意点、使用するテクニカル指標まで詳しく解説します。
記事内容を実践すれば、もう「なんとなく」エントリーすることがなくなり、ギャンブルトレードからも卒業できますよ!
それではまず、FXのスキャルピングについて解説しますね。
FXのスキャルピングとは?
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FXのスキャルピングとは、短時間にエントリーと決済を繰り返して、小さな利益を積み重ねるトレードスタイルです。
スキャルピングは数秒~数分単位で売買するので、瞬時の判断力や相場の分析力、取引ツールの操作力が要求されます。
前提知識として、スキャルピングのメリットやデメリットを見てみましょう。
スキャルピングの3つのメリット
スキャルピングには次の3つのメリットがあります。
メリット
- スキマ時間でも取引を完結できる
- ポジション持ち越しリスクがない
- 資金の回転率が高い
それぞれ詳しく見ていきましょう。
スキマ時間でも取引を完結できる
スキャルピングはスキマ時間でも取引を完結出来ます。
なぜなら、1回あたりの取引時間が数秒~数分と短いからです。
たとえば会社勤めをしていても、10分ほどの休憩時間があればエントリーから決済まで行うことができます。
空いた時間を使って利益を積み上げていけるのは、スキャルピングならではのメリットです。
ポジション持ち越しリスクがない
スキャルピングには、ポジション持ち越しのリスクがありません。
超短期売買を繰り返すスタイルなので、日をまたいで取引することがないんです。
ポジションを翌日や翌週に持ち越す場合、寝ている間や相場が休みのときに為替に大きく影響する事件が起こると、大損する恐れがあります。
スキャルピングは取引を始めてからすぐに決済まで行うため、寝たり休んだりするときに為替変動リスクを気にしなくていいんです。
資金の回転率が高い
スキャルピングは他のトレードスタイルに比べて資金の回転率が高いです。
なぜなら、数秒・数分単位で1回の取引が終わるため、回数も多くこなせるからです。
取引回数が多い分、利益が積み上がるスピードも早くなります。
FXのトレードスタイルの中では狙える利幅がもっとも小さいスキャルピングですが、資金の回転率はもっとも高いんです。
スキャルピングのデメリット
スキャルピングには、次のデメリットもあります。
デメリット
- 利益率が低い
- ポジポジ病になりやすい
- コツコツドカンになりやすい
デメリットを知っておくとトレードする際に注意することができるので、参考にして下さい。
利益率が低い
スキャルピングは他のトレードスタイルに比べて利益率が低くなります。
なぜなら、狙える利幅が小さく取引回数が多いため、スプレッドの影響が大きいからです。
スキャルピングは10pips未満だ。
1回の取引で狙える利幅が小さいため、利益に対するスプレッドの割合が大きくなってしまいます。
さらにスプレッドは取引毎に発生するため、スプレッドが広い業者を選んでしまうと回数を多くこなすスキャルピングには負担となるので注意しましょう。
ポジポジ病になりやすい
初心者がスキャルピングを行うと、ポジポジ病になりやすいです。
なぜなら取引時間が短いため、なんとなくポジションを持ってしまうからです。
ポジポジ病の人は、根拠のないエントリーをしたり損切りルールを持っていないことが多いため、トータルで負ける可能性が高くなります。
根拠のないエントリーや含み損の放置は大損の元となるので気を付けましょう。
コツコツドカンになりやすい
初心者の行うスキャルピングは、コツコツドカンになりやすいです。
ポジポジ病にも関連することですが、初心者は損を受け入れられないケースが多く、含み損を放置してしまいがちです。
そうするとそれまでの取引でコツコツ利益を積み上げていても、含み損を放置した結果、1回の取引で一気に損失になってしまいます。
FXでは損小利大になるトレードが重要なので、損切りは徹底して行うようにしましょう。
スキャルピングで稼ぐ7つのコツ
スキャルピングで稼ぐためのコツは次の7つです。
コツ
- メジャー通貨を使う
- 値動きが活発な時間帯に取引する
- スプレッドが狭い通貨ペアを使う
- 使いやすい取引ツールを使う
- より長い時間足もチェックする
- 順張りで取引する
- トレードスタイルに一貫性を持たせる
それぞれの内容を以下で詳しく解説しますね!
コツ①メジャー通貨を使う
ひとつ目のコツはメジャー通貨で取引することです。
なぜならメジャー通貨は取引量が多いため流動性が高く、相場の値動きが読みやすいからです。
メジャーな通貨ペアには米ドル円、ユーロ円、ユーロ米ドル、ポンド円、豪ドル円、NZドル円などがあります。
初心者はまず米ドル円からスキャルピングの経験を積むのがおすすめですよ!
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コツ②値動きが活発な時間帯に取引する
値動きが活発になる時間帯に絞って取引するのもコツです。
スキャルピングは短時間に値動きがある方が稼ぎやすいからです。
例えば米ドルが関係する通貨ペアは、アメリカのニューヨーク市場が開く日本時間午後9時~午前0時に活発に動きます。
またユーロやポンドが関係する通貨ペアは、ロンドン市場が開く日本時間午後4時~午後6時に動きますよ!
コツ③スプレッドが狭い通貨ペアを使う
スプレッドが狭い通貨ペアで取引しましょう。
その理由はスキャルピングは取引の回数が多くなるので、スプレッドが狭いほど利益を出しやすくなるからです。
例えば、最安水準のスプレッドを比較すると、米ドル円は0.2銭、NZドル円は1.0銭です。
毎日3回1万通貨を取引した場合、1年間で次のスプレッド差が出ます。
1万通貨×(1.0銭-0.2銭)3回×240日=57,600円
軽く旅行に行けてしまうくらいの差になるので、少しでもスプレッドが狭い通貨ペアを選びましょう!
コツ④使いやすい取引ツールを使う
操作しやすい取引ツールを使えば利益を出しやすくなります。
というのも、ツールが使いにくいとチャンスを逃したり、誤操作や誤発注をして予定外の損失を出す可能性があるからです。
無料のデモトレードを活用して、取引ツールの操作性を事前にチェックしておきましょう!
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コツ⑤より長い時間足もチェックする
スキャルピングでは1分足や5分足、15分足をメインに使いますが、1時間足や日足といったより長い時間足も確認しましょう。
なぜなら、長期のトレンドの方向に短期トレンドも伸びやすいからです。
トレンドを判断するための具体的な方法については以下の記事で詳しく解説しています。
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コツ⑥順張りで取引する
6つ目のコツは順張りで取引することです。
順張りとは
順張りとはトレンドに沿って売買を行うことです。
上昇トレンドなら、買いエントリーの売り決済
下落トレンドなら、売りエントリーの買い決済
逆張りは、トレンド予測に不慣れな初心者には難しくリスクが高います。
「いま発生しているトレンドに乗る!」これが何よりのコツでしょう。
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コツ⑦トレードスタイルに一貫性を持たせる
最後のコツは自分のトレードスタイルに一貫性を持たせることです。
そうすれば勝ち負けのパターンが判り、勝ちを増やして負けを減らせますよ。
勉強やスポーツと同じで、得意分野を伸ばして苦手分野を鍛えれば、全体的な底上げができるイメージですね。
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スキャルピングの4つの注意点
スキャルピングのコツを踏まえて取引を始める前に、次の注意点4つを知っておきましょう。
注意
- スキャルピング公認のFX会社を使う
- 必ず損切りする
- 1日の目標利益・損失を決める
- 疲れたら無理に取引を続けない
コツコツ積み重ねた利益を一気に吹き飛ばしてしまわないよう、しっかり読んでくださいね!
注意点①スキャルピング公認のFX会社を使う
ひとつ目の注意点はスキャルピング公認のFX会社を使うことです。
というのも、スキャルピング公認でない口座でスキャルピングをすると口座凍結に遭う可能性があるからです。
短期間にトレードを繰り返すと、FX会社のシステムに負荷がかかるためスキャルピングが目立つ口座は凍結の対象とされてしまうのです。
口座が凍結されるとその口座では取引ができなくなるので、残金の証拠金を出金して、別の口座で取引せざるを得なくなります。
スキャルピング公認で安心して取引ができるFX会社については、後ほど詳しく紹介しますね!
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注意点②必ず損切りする
スキャルピングをする時は損切りを徹底しましょう。
スキャルピングは短時間の値動きに注目するので、「少し待てば戻るだろう」と損切りが甘くなりがちだからです。
そのまま待っているうちに相場が好転せず、含み損がどんどん大きくなっていきます。
最終的にロスカットされて証拠金の大半を失ってしまうケースが多いので、要注意ですよ!
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注意点③1日の目標利益・損失を決める
その日の目標利益と許容できる損失を決めて、達成すればその日は取引をやめましょう。
利益を達成できても、欲張って取引を続けると損失が出て、目標利益を下回った時が危険です。
損失を取り戻そうとして冷静さを欠いたまま取引を続け、どんどん損失を重ねてしまう泥沼にはまる可能性があるからです。
一方、1日の許容損失を出してしまった時もその日のうちに焦って取り返そうとせず、気持ちをリセットして翌日以降に取引しましょう。
注意点④疲れたら無理に取引を続けない
疲労を感じたら休憩するか、その日は取引を終了しましょう。
スキャルピングはチャートに貼り付けになるので、注意力や集中力の消耗が激しいからです。
疲れて判断力が落ちた状態で取引を続けると損失を出しやすいですよ。
スキャルピングにおすすめFX会社3選
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シンプルに分析できる!3つのテクニカル指標を使った手法
スキャルピングで使用するのにおすすめのテクニカル指標は、次の3つです。
- ボリンジャーバンド
- スローストキャスティクス
- RSI
それぞれスキャルピングでの使い方を解説するので、参考にしてみてください。
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ボリンジャーバンド
ボリンジャーバンドを使うと、次の3つを判断することができます。
- レートの大きな流れ
- 反転しやすい箇所
- レートの動きの大きさ
この3つを見極めてエントリーする方法を解説しますね。
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1レートの大きな流れをセンターバンドで判断
ボリンジャーバンドの中心にある線を「センターバンド」と呼びます。
このセンターバンドが上向きか下向きかで、レートの大きな流れも上向きか下向きかがわかります。
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2センターバンドを基準に反転しやすい箇所を判断
基本的に、上昇または下降してきたレートはセンターバンドや±2σのあたりで反転しやすいです。
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3レートの動きの大きさを見てエントリー
ボリンジャーバンドは、センターバンドを中心に外側に向かって±1σ(シグマ)、±2σ、±3σの合計7本のラインで構成されています。
スキャルピングの場合、現在までの高値と安値で+2σと-2σの幅を確認します。(チャートが見にくければ±3σの線は非表示にしてしまっても構いません。)
その値幅が下記の目安なのであれば、エントリーできると判断できます。
- 米ドル/円 30pips以上
- ユーロ/円 45pips以上
- ポンド/円 70pips以上
- 豪ドル/円 35pips以上
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スローストキャスティクス
ストキャスティクスは、売られ過ぎ・買われ過ぎを%の数値で判断できるテクニカル指標です。
- 80%以上 買われ過ぎ
- 20%以下 売られ過ぎ
スローストキャスティクスはストキャスティクスよりも反応が遅いですが、ダマシにあいにくいです。
基本的には、スローストキャスティクスが80%以上になったら売りエントリー、20%以下になったら買いエントリーをします。
ボリンジャーバンドと併用することで、分析精度を上げることができますよ。
RSI
RSIも売られ過ぎ・買われ過ぎを判断できるテクニカル指標です。
- 75%以上 買われ過ぎ
- 30%以下 売られ過ぎ
使い方もスローストキャスティクスと同じで、RSIが75%以上になったら売りエントリー、30%以下になったら買いエントリーします。
こちらもボリンジャーバンドと組み合わせて使いましょう。
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コツを押さえてスキャルピングで稼ごう!まとめ
上記で紹介した「スキャルピングのコツ7つ」を実践すると、今後はスキャルピングで思うように稼げないと悩まずに済み、注意点を踏まえて上手にスキャルピングで稼げるようになります。
最後にもう一度、内容を確認しましょう。
まとめ
- スキャルピングで稼ぐには7つのコツがある
- スキャルピング公認のFX会社を使い、損切り注文は必ず入れよう
- スキャルピングは注意力や判断力の消耗が激しいので、休みを挟んで取引する
スキャルピングは上がるか下がるかのギャンブル取引ではありません。
この記事を参考にして、少しでも勝ちやすい環境でスキャルピングを行い、トータルの損益をプラスにできるよう頑張ってください!
スキャルピングのコツ Q&A
スキャルピングで勝つコツは?
ボラティリティの高いメジャー通貨を使ったり、スプレッドの狭い口座を使うなどがあります。
スキャルピングで注意することは?
頻繁に動くチャートで取引するスキャルピングでは損切を徹底しましょう。
また、精神力と体力がすり減るスキャルピングは適度な休みをはsんでトレードするのが重要です。
⇒詳しくは「スキャルピングの4つの注意点」で解説しています。
スキャルピングのFX会社を選ぶコツは?
スキャルピングをしても口座凍結されない口座を使いましょう。
各FX会社の取引説明書や取引約款をよく読んで、内容を確認することをおすすめします。