豪ドルリアルタイムチャート
スワップポイント推移
これまで豪ドルはどんな動きをしてきたの?
今後は上がる?下がる?
豪ドルの分析にはなにが必要?
この記事を読むと、上記の疑問や悩みを解決できます。
オーストラリアは経済成長を続けている国ですが、豪ドルはこれまで様々な要因で動いてきました。
特に中国やアメリカとの関係は、豪ドル相場に大きな影響を与えます。
今回は、そんな豪ドルのチャート推移や今後の予想、分析すべき3つの項目などを紹介します。
また豪ドル投資向けのFX会社やスワップ運用向けの通貨なども記載していますので、参考にしてみてください!
豪ドルのレート推移表
豪ドルの政策金利推移表
2020年までの豪ドルチャート推移
豪ドルチャートの推移をみると、2018年から2020年までは下落傾向でした。
直近2年の間で大きく下落した原因は、以下の4つです。
4つの下落要因
- 米中貿易摩擦により中国経済が悪化
- 米国株の急落により投資家心理が悪化、豪ドルも急落
- オーストラリア第1四半期CPIが市場予想を大きく下回った点や、トランプによる中国関税引き上げの表明、政策金利利下げで下落
- 政策金利がさらに0.25%利下げされ、8月26日には70円台を下回り69.953円の安値を記録
豪ドルの見通し予想
FXの歩き方編集部では今後1年の予想を85.0~97.37円としており、政策金利の引き上げにより豪ドルが上昇しやすくなる見込みです。
「好景気・インフレ率上昇・資源価格の高騰」が豪ドルにプラス材料です。
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10年後はどうなる?豪ドル長期予想
豪ドル/円は10年後など長期スパンで見ると、上昇する可能性が高いと予想します。
オーストラリア経済と日本経済の観点から、豪ドル高になる要因があるためです。
オーストラリアは27年連続でGDPがプラス、今後も経済成長が期待できる国です。
さらに中国は今後もGDP世界一に向けて成長していくとみられ、結びつきの強いオーストラリアも影響を受け発展していく可能性があります。
2030年経済大国ランキング予想 | |||||
順位 | 国 | 経済規模 | 順位 | 国 | 経済規模 |
1位 |
|
38兆80億ドル | 6位 |
|
4兆7360億ドル |
2位 |
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23兆4750億ドル | 7位 |
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4兆7070億ドル |
3位 |
|
19兆5110億ドル | 8位 |
|
4兆4390億ドル |
4位 |
|
5兆6060億ドル | 9位 |
|
3兆6610億ドル |
5位 |
|
5兆4240億ドル | 10位 |
|
3兆6380億ドル |
(情報元:BUSINESS INSIDER)
日本のGDPがマイナスに推移されることも予想されるため、日本円の価値も下がり、相対的に豪ドルが上がる可能性もあるのよ。
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10年後は100円台?【豪ドルの長期見通し】未来が明るい理由とは
過去10年の豪ドルチャート推移
- リーマンショック後、アメリカの量的金融緩和政策が実施
- アメリカ量的金融緩和政策が終了
- 中国の経済成長が減速
- トランプがアメリカ大統領に
- 2009年はじめは4.25%もあった金利が2019年10月には0.75%に
チャートを見るとわかるように、2013年~2014年は100円台を記録することもあったのよ。
・1980年代:前半は米国のインフレ対策により、豪ドルが下落。しかし後半には原油価格の上昇やプラザ合意の影響で対米ドルで1豪ドル0.8ドル台まで回復。
・1990年代:1991年~1993年、日本バブル崩壊に向け、豪ドル/円はリーマンショックと同水準にまで下落。しかし1995年~1997年には世界経済の好調と原紙価格の高騰により、価格が戻る。
・2000年代:2003年以降、世界的な景気回復と資源価格の高騰で2007年10月には豪ドル/円が107.870円を記録。しかし2008年9月、大手投資会社リーマン・ブラザーズが経営破たん、世界的な経済危機に。同年10月、豪ドルは過去最安値の54.970円を記録。
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今後の豪ドル投資はどうするべき?
豪ドルの投資を今後行う場合、スワップ運用ではなく為替差益を狙った売買が有効です。
現在の豪ドルは高金利通貨ではないため、スワップ運用には向いていません。
現在3.85%ある金利は将来的にさらに引き上げられる予定です。
そのためスワップは重要視しないで、為替差益を狙った運用をメインとしましょう。
豪ドル投資に必要な3つの分析項目
- 豪州と米国との金利差
- 中国経済の動向
- コモディティ(資源)価格
豪州と米国との金利差
豪ドル/円の動きは豪州と米国の金利差が大きく影響します。
そのためRBAとFRBの金融政策が、豪ドル/円予想の分析材料となります。
たとえばRBAが2008年9月~2009年4月まで利下げを行った際、同時にFRBも利下げを実施したことで、金利差は大きいまま豪ドル/円は上昇しました。
またFRBが量的緩和を終了し利上げを再開した際は、100円以上あった豪ドル/円は72円付近まで押し戻されています。
このように豪ドル/円には、米・豪の政策金利が大きく影響するんです。
中国経済の動向(米中対立)
オーストラリアの最大の貿易相手国は中国です。
そのため中国の経済指標も豪ドルに影響を与えます。
たとえば中国の経済発展により鉄鉱石の輸出が増えたことで、豪ドルを下支えました。
また米中貿易摩擦が激化し中国の経済成長が減速すると、オーストラリアの輸出が減り豪ドル安に。
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コモディティ価格(資源価格)
オーストラリアは代表的な資源国のひとつ。
石炭、鉄鉱石、金などの鉱産資源の産出国である同時に、小麦、羊毛、牛肉など農産品を輸出する農業大国でもあります。
たとえば原油価格が下落すると豪ドル/円も連動して下落するように、コモディティ価格と豪ドルには強い相関があるんです。
また原油価格は世界景気に左右されやすいので、今後も注意して見ていきましょう。
豪ドル投資するならどのFX会社が良い?
豪ドル投資向けFX会社
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豪ドル投資の手順
- スプレッドが狭く、取引ツールが使いやすいFX会社を検討
- 上記に加えできるだけスワップが高水準のFX会社を選び、口座開設
- テクニカル分析を行いエントリー
- テクニカル分析を行いイグジット
注意
- FX会社を比較し、スプレッドが狭いFX会社を使う
- スワップは重要ではなく、スプレッドの狭さとツールの使いやすさを重視
- レバレッジは1~3倍、最大でも5倍程度に抑えて運用する
豪ドルに代わる高金利通貨
なぜなら高金利通貨なので高いスワップポイントが付き、また豪ドルよりも低資金で始められるメリットもあるからです。
メキシコペソの金利は11.25%、トルコリラの金利は8.5%。
この2つはFXで取り扱う通貨の中でも1位、2位の高金利です。
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豪ドルの推移 まとめ
今回は豪ドルの推移や今後の予想について紹介しましたが、いかがでしたか?
今後1年ほどの見通しは良くない豪ドルですが、長期的には上がる見込みがあります。
ただしこれまでの推移を見てわかるように、米中対立や中国経済の動向、政策金利の利下げなどオーストラリアには問題が多く残されています。
そのため豪ドル投資を行う際は、上記のようなネガティブ材料に注意しながらしっかり相場を分析してくださいね。
最後に今回の内容をおさらいしておきましょう。
豪ドルの推移 Q&A
豪ドルの推移でわかることは?
直近の豪ドルチャートの推移をみると、2022年から豪ドルは継続的な上昇傾向であることがわかります。
「好景気・インフレ率の上昇、資源価格の高騰」が豪ドルのプラス材料です。
今後の予想は?
今後1年は豪ドル上がりやすいです。
向こう1年の予想を1豪ドル85.0~97.37円としています。
過去にはどんな出来事があったの?
下記はこの10年間で豪ドルが大きく動いた要因です。
- リーマンショック後、アメリカの量的金融緩和政策が実施
- アメリカ量的金融緩和政策が終了
- 中国の経済成長が減速
- トランプがアメリカ大統領に就任
- 2009年はじめは4.25%もあった金利が2019年10月には0.75%に
豪ドルは金利が低いので、スワップ狙いではなく為替差益狙いのほうが効率よく運用できるかと思います。
もしスワップ運用をしたいのなら、新興国通貨を検討してみてください。
スワップ運用向け通貨とFX会社
- メキシコペソ:LIGHT FX
- トルコリラ:LIGHT FX、外貨ex byGMO
通貨によって運用の仕方は異なりますので、上手に使い分けましょう!
最後までお読みいただき、ありがとうございました。