豪ドル/米ドルのリアルタイムチャート
豪ドル/円のリアルタイムチャート
豪ドル/米ドルにはどんな特徴があるの?
取引する際の注意点はなに?
売買のポイントを教えて!
この記事を読むと、上記の疑問や悩みを解決できます。
豪ドル/米ドルは豪ドル/円よりもメジャーな通貨ペアであり、強いトレンドに沿った動きをする特徴があります。
しかし短期・中期では値動きが激しく相場を読むのが難しいため、デイトレードには不向きだと言えるでしょう。
基本的には日足でトレンドを確認し、レンジブレイク後に1時間足で高値・安値での反発を確認してからエントリーするのがポイントです。
今回はそんな豪ドル/米ドルについて詳しく紹介しますので、ぜひ参考にしてみてくださいね。
豪ドル/米ドルの特徴
豪ドル/米ドルは、日本人になじみが深い豪ドル/円よりもメジャーな通貨ペアです。
豪ドル/円のような対円通貨も一度米ドルを通して取引が行われており、世界的に見ると米ドルの取引量は絶大。
そのため日本では対円通貨のほうが理解しやすいですが、取引量は豪ドル/米ドルのほうが多いんです。
2016年の通貨ペア別取引高では、第4位に位置しています。
(出所:BIS)
短期・中期では値動きは激しい
豪ドル/米ドルは、長期スパンで見ると緩やかな流れですが、短期や中期で見ると値動きが激しい通貨ペアです。
全体の値幅自体は広くありませんが、一定の値幅ではよく動きます。
豪ドルの時間軸が日本時間と重なっている点から、東京市場の時間帯でも変動しやすく、ニューヨーク市場では東京やオーストラリアが夜中でも売買が活発です。
長期では綺麗な流れ
短期間足では激しい動きを見せますが、長期では比較的きれいなチャートを形成します。
これは強いトレンドに沿った動きをするためです。
また長期のトレンド継続力も強い傾向があります。
長いスパンで見るとトレンド形成時の流れが強く、スイング~長期トレード向きだと言える通貨ペアです。
中国経済に大きく影響される
豪ドルは中国経済の影響を大きく受けます。
なぜなら中国は、オーストラリアの最大手輸出国家だからです。
オーストラリアは世界有数の資源国家のひとつ。
小麦や大豆、トウモロコシ、金・銀、原油、石炭、天然ガスなどコモディティ商品が非常に豊富です。
そのコモディティ商品の最大の輸出先が中国のため、貿易の観点から中国経済の影響を受けやすいんです。
2022年豪ドルの年間見通し
2022年の豪ドルは不安要素はあるものの、中長期的には良くなる見込みです。
なぜなら、以下のプラスとマイナスの要因があるからです。
- 2021年第4四半期(10~12月)の実質GDP成長率が前期比+3.4%(GDPの約6割を占める個人消費が大きく回復)
- 資源価格の高騰(プラス要因)
- 米国との金利差拡大予想(マイナス要因)
オーストラリア自体の景気は停滞する可能性が高く、消費者物価上昇率はインフレ目標の下限を下回る水準です。
また、オーストラリアと結びつきの強い中国の景気減速により、豪ドルの下押し圧力につながりやすくなります。
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10年後には上がる?
長期的に見れば、豪ドルは上がる可能性があります。
資源価格の高騰、オーストラリア経済好調などがあり、今後も成長していくと考えられるからです。
27年連続でGDPがプラスで推移しており、さらに結びつきの強い中国の経済成長にも期待が持てます。
オーストラリアがこのまま安定して経済成長を続け、加えて中国経済の影響を受ければ豪ドルにも期待が持てるでしょう。
2030年ごろに中国の一帯一路政策が成果を出してくれれば、豪ドルにも好影響を与えると思われます。
一帯一路とは?
アジアとヨーロッパを、陸路、海上航路でつなぐ物流ルートを作り、貿易を活性化させて経済成長につなげようという政策。
中国の習近平国家主席が2013年に提唱したシルクロード経済圏構想です。
現在の豪ドル金利と今後の予想
現在の豪ドルの金利は3.85%と低水準ですが、2022年は徐々に金利が上がる予定です。
2019年には1.5%あった政策金利が、度重なる追加利下げによって現在は3.85%。
インフレ率が高まっていることもあり、今後継続して利上げされる予定です。
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豪ドル/米ドル取引の注意点
豪ドル/米ドルはそれぞれの通貨の特徴を考えると、以下2つの注意点があります。
注意
- デイトレに不向き
- スワップ運用に不向き
デイトレに不向き?
豪ドル/米ドルはデイトレに不向きで、特に初心者にはおすすめできません。
短期間での値動きが激しいため、翻弄されてしまうからです。
デイトレードやスキャルピングでは、豪ドル/米ドルの動きを読むのが難しいでしょう。
特に分足チャートでは乱高下しやすく、初心者がこの動きについていくのは大変です。
スワップポイント向きではない
豪ドル/米ドルはスワップ運用には向きません。
豪ドル金利が低く、スワップポイントも低水準だからです。
豪ドルはかつて7%の金利だったこともあり、高金利通貨の代表格でした。
しかし現在は3.85%と金利収入の魅力がなく、反対に米ドルが利上げを行う可能性もあります。
それでも現在は新興国通貨のスワップが高いから、無理に金利を狙う必要はないよ。
豪ドルで取引するなら、為替差益をメインにするべきだ。
豪ドル/米ドル取引のポイント2つ
豪ドル/米ドルの取引を行う場合、以下の2つのポイントに注目しましょう。
ポイント
- 日々の値動きを記した日足
- 高値・安値における明確な反発
日足に注目
豪ドル/米ドルの取引を行う際は、日足をチェックするとトレンドが掴みやすいです。
日足チャートを見ると、トレンドが発生している部分など明確にわかり、トレンドの継続や終焉を明確に確認可能になるからです。
トレンドは数ヵ月続くことを前提とします。
上記のチャートでは下降トレンドとなっていますね。
高値・安値の反発を確認する
トレンドに乗る際に重要なのが、転換点を判断することです。
注意
豪ドル/米ドルの動きには、頻繁に「だまし」が発生します。
レンジ状態から勢いよくブレイクすることがありますが、このケースはだましの可能性が高いのでエントリーしないでおきましょう。
基本的には、ブレイクしたレンジの高値・安値まで待ってからエントリーします。
日足でレンジブレイクを確認したあと、1時間足でレンジの高値・安値での反発が確認できたらエントリーしてください。
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注意
- FX会社を比較し、もらえるスワップが多いFX会社を使う
- スプレッドは重要ではなく、あくまでスワップを重視
- レバレッジは1~3倍、最大でも5倍程度に抑えて運用する
スワップポイント狙いなら新興国通貨
新興国通貨は高スワップが付くため、FXの高金利通貨として人気です。
政策金利は下記の通り。
豪ドルはもう高金利通貨でなくなったため、スワップ狙いでは効率よく運用できません。
もし金利収入を狙うのなら、スワップが高い通貨ペアを選ぶ必要があります。
メキシコペソ
メキシコは新興国の中で、国家破綻リスクがもっとも小さい国です。
そのためメキシコペソは次に紹介するトルコリラよりも、比較的安全に運用できます。
低資金で始めることができ、レバレッジ3倍に抑えても年間26.44%の高利回りです。
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トルコリラ
トルコは新興国通貨の中で国家破綻リスクがもっとも大きい国ですが、もっとも高金利でもあります。
トルコリラは現在の高金利通貨の代表的な存在で、レバレッジ3倍に抑えても年間45%もの高利回りです。
ただし今後も利下げが行われ、トルコリラが下落する恐れもあるので注意が必要です。
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豪ドル/米ドル まとめ
今回は豪ドル/米ドルについて紹介しましたが、いかがでしたか?
豪ドル/米ドルは米ドルの取引量の多さから、対円通貨ペアである豪ドル/円よりもメジャーです。
そのためトレンドに沿った動きをしやすい特徴があり、トレンドの持続力もあるため、長期運用に適しています。
ただしスワップ運用には向かず、効率よく取引するには為替差益狙いがよいので、覚えておいてくださいね。
最後に今回の内容をおさらいしておきましょう。
豪ドル/米ドル Q&A
豪ドル/米ドルの特徴は?
短期・中期では値動きが激しい特徴があります。
全体の値幅自体は広くありませんが、一定の値幅ではよく動きます。
しかし長期では比較的きれいなチャート形成をしやすく、トレンド形成時の流れが強いので、スイング~長期トレードに向いた通貨ペアです。
注意点は?
短期間での値動きが激しいため、その動きに翻弄されてしまう恐れがあるので注意してください。
分足チャートでは乱高下しやすいのでデイトレードには不向きです。特に初心者にはオススメできません。
また豪ドルの金利は低いのでスワップ運用にも向きません。
取引のポイントは?
トレンドに乗った取引をするのがポイントです。
日足チャートを見ると、トレンドが発生している部分など明確にわかり、トレンドの継続や終焉を明確に確認できます。
またエントリーする際は、ブレイクしたレンジの高値・安値まで待ちましょう。
日足でレンジブレイクを確認したあと、1時間足でレンジの高値・安値での反発が確認できたらエントリーするとよいです。
豪ドル/米ドルはメジャーな通貨ペアですが、FX初心者にとっては対円通貨ペアの方がわかりやすいかと思います。
そのため無理に豪ドル/米ドルで取引する必要はありません。
まずは豪ドル/円や米ドル/円などで取引をしてみて、FXの技術や知識を十分に養ってから、外貨同士の通貨ペアに挑戦してくださいね。
あなたの投資活動が成功するよう、心より願っています。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。