FXと外貨預金はどのくらい儲かるのか比較したい
外貨預金と比べた時のFXのメリットやリスクは?
外貨預金よりもFXで稼ぐためのコツを教えて!
この記事を読むと、上記の疑問や悩みを解決できます。
この記事で解説する「外貨預金よりもFXで稼ぐコツ」を理解すれば、FX初心者でも外貨預金にはないメリットを活かしてFXで稼げるようになりますよ。
それではまず、FXと外貨預金はどのくらい儲かるのかについて比較します。
FXと外貨預金はどのくらい儲かるのか比較!
FXと外貨預金はどのくらい儲かるのかを次の4つのパターンで比較してみましょう。
- 米ドル円のFXで為替差益が出た
- 米ドル円のFXで為替差損が出た
- 米ドルの外貨預金で為替差益が出た
- 米ドルの外貨預金で為替差損が出た
取引条件は50万円の元手を1年間運用し、FXのレバレッジは外貨預金に合わせて1倍とします。
上記の4つのパターンを比較すれば、FXの方が外貨預金よりも多くの金利が得ることができ、支払う手数料も安いためトータルでは儲かる投資だと判りますよ。
パターン①米ドル円のFXで為替差益が出た
最初の為替レートを1米ドル円=100円とすると、購入できる米ドルは50万円÷100円=5,000米ドルです。
1年後に為替レートが110円に上がったとすると、
為替差益=5,000米ドル×(110円-100円)=5万円
米ドル円のスワップポイントが1日20円とすると、
金利=20円×365日=7,300円
スプレッドを0.2銭とすると、
取引手数料=5,000米ドル×0.2銭=10円
つまり1年間のトータルの利益は5万円+7,300-円10円=57,290円になります。
パターン②米ドル円のFXで為替差損が出た
最初の為替レートを1米ドル円=100円とすると、購入できる米ドルは50万円÷100円=5,000米ドルです。
1年後に為替レートが90円に下がったとすると、
為替差損=5,000米ドル×(100円-90円)=5万円
米ドル円のスワップポイントが1日20円とすると、
金利=20円×365日=7,300円
スプレッドを0.2銭とすると、
取引手数料=5,000米ドル×0.2銭=10円
つまり1年間のトータルの損失は5万円-7,300円+10円=42,710円になります。
パターン③米ドルの外貨預金で為替差益が出た
楽天銀行に1年物の米ドルとして外貨預金をするケースを想定します。
為替レートを1米ドル円=100円とすると
預金できる米ドルは50万円÷100円=5,000米ドル
2020年1月時点で、楽天銀行の米ドルの1年物の普通預金の利率は0.80%、為替手数料は25銭です。
1年後の為替レートが1米ドル円=110円に上がったとすると
為替差益=5,000米ドル×(110円-100円)=5万円
利息=5,000米ドル×0.80%×110円=4,400円
為替手数料=5,000米ドル×25銭=1,250円
よって、トータルの利益は5万円+4,400円-1,250円=53,150円にまります。
パターン④米ドルの外貨預金で為替差損が出た
同じく楽天銀行に1年物の米ドルとして外貨預金をするケースを想定します。
為替レートを1米ドル円=100円とすると
預金できる米ドルは50万円÷100円=5,000米ドル
2020年1月時点で、楽天銀行の米ドルの1年物の普通預金の利率は0.80%、為替手数料は25銭です。
1年後の為替レートが1米ドル円=90円に下がったとすると
為替差損=5,000米ドル×(110円-100円)=5万円
利息=5,000米ドル×0.80%×110円=4,400円
為替手数料=5,000米ドル×25銭=1,250円
よって、トータルの損失は5万円-4,400円+1,250円=46,850円になります。
FXで為替差益がでた | 外貨預金で利益が出た | FXで為替差損がでた | 外貨預金で損失がでた | |
---|---|---|---|---|
スワップポイント | +7,300円 | +4,400円 | +7,300円 | +4,400円 |
手数料 | -10円 | -1,250円 | -10円 | -1,250円 |
為替 | +50,000円 | +50,000円 | -50,000円 | -50,000円 |
TOTAL | +57,290円 | +53,150円 | -42,710円 | -46,850円 |
外貨預金と比較したFXの6つのメリット
上記のシミュレーションではFXをレバレッジ1倍のケースで比較しましたが、レバレッジを使えばFXの方がより多くの利益を狙えます。
レバレッジ以外にも、外貨預金と比べてFXにはどんなメリットがあるのか見ていきましょう。
- レバレッジがかけられる
- 手数料が安い
- ポジションをすぐに決済できる
- 毎日スワップポイントがもらえる
- スワップポイントが高い
- 信託保全がある
FXには外貨預金にはないメリットがたくさんあるので、ひとつずつ詳しく解説します。
メリット①レバレッジがかけられる
FXではレバレッジがかけられるので、実際の元手よりも大きな金額で取引ができます。
レバレッジをかけて取引量を増やすと、失敗すれば損失がより大きくなるものの、成功すれば外貨預金よりも大きな利益が狙えますよ。
そのため、例えば元手が50万円だと外貨預金では50万円分の取引しかできませんが、FXなら最大1,250万円もの大金が取引できるのです。
ちなみに2020年1月時点で、個人のトレーダーは最大25倍のレバレッジが使えます。
現実的には、レバレッジが1~3倍になるように運用するのがベストです。
【漫画で見るFX】レバレッジとは?利益が25倍になるFXの仕組み
メリット②手数料が安い
FXは外貨預金よりも手数料が安いのもメリットです。
手数料が安ければ安いほど利益が確保できますね。
FXでは、ほとんどのFX会社で取引手数料が無料ですが、スプレッドという実質的な手数料がかかります。
FXのスプレッドは業界最安水準の米ドル円の通貨ペアで0.3銭です。
50万円の元手で5,000米ドルを売買するとスプレッドは15円になります。
楽天銀行の米ドルの外貨預金の為替手数料は25銭です。
50万円で5,000米ドル預け入れると為替手数料は1,250円もかかります。
FXの方が外貨預金よりも手数料を80分の1に節約できるので、FXの手数料の安さは歴然ですね。
メリット③ポジションをすぐに決済できる
為替レートが不利な方向に動きそうなとき、すぐに取引を終了させることができるのもFXのメリットです。
外貨預金では満期が来るまで解約して日本円に戻せませんが、FXでは為替レートが下落する前に早めに損切りして損失を抑えられますよ。
投資した時の為替レートが1米ドル円=100円で、1か月後に99円、1年後に95円に下がったとします。
満期が1年の外貨預金1万米ドル預けた場合、1年後に1米ドル円=95円に下がったので5万円の損失が出ますね。
しかしFXなら、1米ドル円=99円に下がったタイミングで早めに1万米ドル円の買いポジションを決済することで1万円の損失に抑えられます。
メリット④毎日スワップポイントがもらえる
外貨預金では半年に1回や年に1回しか金利がもらえませんが、FXは毎日スワップポイントがもらえるのもメリットです。
日々もらえるスワップポイントを再投資すれば複利効果が働き、投資期間が長くなるほどトータルの利益はどんどん膨らみますよ。
【漫画で見るFX】スワップとは?毎日もらえる利息収入で安全にFX
メリット⑤スワップポイントが高い
FXの方が外貨預金よりも高いスワップポイント(金利)がもらえます。
先ほどのシミュレーションを参考にすると、5,000米ドル円の運用で1年間にもらえるスワップポイントはFXで7,300円、外貨預金で4,400円です。
つまり、米ドル円の通貨ペアのケースでは、FXの方が1.5倍以上のスワップポイントがもらえるのが判りますね。
メリット⑥信託保全がある
最後のメリットはFXには信託保全があることです。
信託保全があれば、万が一FX会社が倒産してもトレーダーの資産は全額返還されます。
一方、外貨預金は預金保険制度の対象外なので、銀行が倒産しても預金者の資産は返還されないリスクがあります。
預け先の倒産のリスクを避けたい方にはFXがおすすめです。
外貨預金と比較したFXのリスク
外貨預金と比べてFXにリスクはないの?
それでは、FXのリスクを2つ紹介します。
- レバレッジによる損失の拡大
- 為替変動リスクを自分で管理する必要がある
それぞれのリスクについて、以下で詳しく見ていきましょう。
リスク①レバレッジによる損失の拡大
FXのメリット①で、レバレッジを使えば外貨預金よりも大きな利益が狙えると紹介しましたが、相場が予測と逆に振れると損失もより大きくなるリスクがあります。
50万円の元手で5,000米ドル円の買いポジションを保有中に、為替レートが1円下がった場合の損失
レバレッジ1倍なら5,000円
レバレッジ5倍なら25,000円
レバレッジ25倍なら125,000円
と大きくなります。
リスク②為替変動リスクを自分で管理する必要がある
FXにはポジションの満期がないため、ポジションを決済するまでの為替変動リスクを自分で管理しなければなりません。
外貨預金なら満期が来れば為替差損が出ていても強制的に決済されるので、自動的に損失が確定されます。
FXはポジションに含み損が出ても、相場が好転して含み益に転じるまで何年も待つことができます。
しかし、相場が好転しないどころか、悪化して含み損がより膨らむリスクがあるのです。
外貨預金よりもFXで稼ぐための2つのコツ
上記の2つのリスクを対策しつつ、外貨預金よりもFXで稼ぐにはどうすればいいのでしょうか。
- レバレッジを3倍以下に抑える
- 損切りラインを決めて必ず損切りする
それぞれのコツについて、以下で詳しく解説します。
コツ①レバレッジを3倍以下に抑える
ひとつ目のコツはレバレッジを3倍以下に抑えて取引することです。
レバレッジを3倍以下に抑えれば、失敗しても損失が少なくて済むからです。
レバレッジが低いと、万が一相場の急落に巻き込まれても含み損が膨らむスピードが緩やかなので、落ち着いて損切りができますよ。
コツ②損切りラインを決めて必ず損切りする
エントリーする時に損切りラインを決めておき、実際にそのラインまで相場が下がったら必ず損切りしましょう。
その理由は損切りせずに含み損が膨らむと、いつかはロスカットされて証拠金の大半を失ってしまうからです。
含み損の拡大を目の前にすると、人は判断力が鈍って損切りできなくなります。
エントリーと同時に損切りの逆指値注文が出せる「IFO注文」を使うといいですよ。
資金管理を行えば、レバレッジや損切ラインを明確化できます。
外貨預金よりもFXをする人におすすめのFX会社
プロも愛用する取引ツール!高スワップな「GMOクリック証券」
スワップ | ||
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トルコリラ/円 円 | メキシコペソ/円 円 | 南アフリカランド/円 円 |
スワップ | キャッシュバック | |
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豪ドル/円 円 | 米ドル/円 円 | 円 |
- 全通貨最安水準のスプレッドながら、高スワップ!
- デイトレもスワップ狙いの売買も両方とも対応可能
- 国内最大手のGMOインターネットグループだから安心して取引できる
取引ツールが使いやすく、分析ツールも充実しているので、プロのトレーダーに人気!
低スプレッド(手数料が安い)・高スワップなので欠点がないFX会社といえます。
いろんなFX会社を使った結果、最後はGMOクリック証券に落ち着くトレーダーが多いのが特徴です。
全てにおいて高スワップ! 高金利通貨を買うなら「LIGHT FX」
スワップポイント | ||
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トルコリラ/円 円 | メキシコペソ/円 円 | 豪ドル/円 円 |
スワップポイント | キャッシュバック | |
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南アフリカランド/円 円 | 米ドル円 円 | 円 |
- ほぼ全ての通貨ペアが高スワップ
- トルコリラ、メキシコペソ、南アフリカランドが特に高スワップ
- 1,000通貨単位対応なので、少額から取引できる
スワップ狙いならLIGHT FXが一番と自信を持って言えます。基本的に全ての通貨で高スワップです。
特に、トルコリラ、メキシコペソ、南アフリカランドのスワップが高く、金利収入狙いのプロトレーダーに人気!
スワップ狙いでの取引ならLIGHT FXが一番おすすめです。
スワップ・低スプレッド!初心者におすすめ「みんなのFX」
スワップポイント | ||
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トルコリラ/円 円 | メキシコペソ/円 円 | 豪ドル/円 円 |
スワップポイント | キャッシュバック | |
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南アフリカランド/円 円 | 米ドル円 円 | 円 |
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- 高金利通貨のトルコリラ、メキシコペソ、南アフリカランドが特に高スワップ
- 1,000通貨単位対応なので、ドル円なら5千円の少額から取引ができる
高スワップで有名!スワップ金利狙いの取引で多くのトレーダーが使ってます。
低スプレッドな上に、約定力が高いのでデイトレにも強いのが特徴です。
短期も長期もどちらでも対応できる高スペックのFX会社で、FX初心者に特におすすめです。
FXと外貨預金の比較 まとめ
上記で紹介した「外貨預金よりもFXで稼ぐためのコツ」を実践すると、今後は外貨預金とFXのどちらが儲かるのかで悩まずにすみます。
外貨預金にはないFXのメリットを活かして取引してみてくださいね!
最後にもう一度、内容を確認しましょう。
- FXは外貨預金よりもスワップポイントや手数料(スプレッド)の分だけ利益が多い
- FXはリスクの自己管理や、レバレッジによる損失拡大に注意が必要
- 外貨預金代わりにFXをするなら、スワップポイントの高い口座で低レバレッジの運用をしよう
「FXは失敗すると大損して危険なイメージがある」と最初は思うかもしれません。
しかし、レバレッジをかけすぎずに損切りを徹底すれば、大きな損失のリスクを抑えて運用ができますよ。
最後までお読み頂きありがとうございます(^^)/
FXと外貨預金の比較 Q&A
- FXと外貨預金の利益と損失を比較すると?
-
1年運用して為替差益が出た場合
FXの利益:57,290円
外貨預金の利益:53,150円
⇒詳しくは「FXと外貨預金はどのくらい儲かるのか徹底比較!」で解説しています。
- 外貨預金と比較したときのFXのメリットは?
-
レバレッジ、手数料、決済タイミング、スワップポイント、信託保全の点でFXの方が有利です。
⇒詳しくは「外貨預金と比較したFXのメリット6つ」で解説しています。
- 外貨預金と比較したときのFXのデメリットは?
-
大きくは「リスク管理」と「レバレッジによる損失拡大」があります。
⇒詳しくは「外貨預金と比較したFXのリスク」で解説しています。