FXのデイトレードで使うべき時間足はどれ?
時間足だけでも稼げるのか知りたい
時間足と相性が良いテクニカル指標を教えて!
この記事を読むと、上記の疑問や悩みを解決できます。
この記事で解説する「FXのデイトレードで使うべき時間足4つ」を理解すれば、FX初心者でも相場の予測を立てやすくなりますよ。
なぜなら私もこの方法で、デイトレードに最適な時間足の使い方が身について、勝ちやすくなったからです。
それではまず、デイトレードの基礎知識から見ていきましょう。
デイトレードとは
デイトレードとはFXにおけるトレードスタイルのひとつで、エントリーしたポジションをその日のうちに決済して損益を確定させるものです。
ポジションの保有時間は数十分~数時間なので、長期トレードに比べて為替変動リスクにさらされにくいメリットがあります。
またデイトレードは、数秒単位で頻繁に取引を繰り返すスキャルピングよりも、瞬時の判断力や取引ツールの操作力が不要なので、初心者でもやりやすいのか特徴です。
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時間足の特徴
時間足には年足、月足、週足、日足、時間足、分足、秒足とたくさんの種類があります。
たとえば時間足のうち4時間足は、1本で4時間分の値動きを表します。
そのため年足から秒足になるにつれて、ローソク足1本が示す時間と値幅は短くなっていくのです。
デイトレードでは、それぞれの時間足の特徴をうまく使えば利益を出しやすくなりますよ。
FXのデイトレードで使うべき時間足4つ
デイトレードで勝ちやすくなるためには、デイトレードと相性の良い時間足を4つ覚えておく必要があります。
デイトレードと相性の良い時間足
- 4時間足
- 1時間足
- 15分足
- 5分足
それぞれの時間足の特徴と使い方について、以下で詳しく見ていきましょう。
①4時間足
ひとつ目の時間足は4時間足です。
なぜならデイトレードでは、長期のトレンドを把握するのが大切だからです。
FXでは、短期のトレンドは長期のトレンドに従いやすい傾向があるので、長期のトレンドを知っておくと短期の取引で勝ちやすくなりますよ。
②1時間足
次に1時間足も要チェックです。
なぜなら4時間足だけだと表示される値幅が大きすぎて、直近1週間のトレンドがつかみにくいからです。
長い時間足でトレンドがつかみにくいときは、もう1段階短い時間足を使いましょう。
③15分足
前日~当日の値動きを確認したいときは、15分足を使うといいですよ。
もう少し長期の値動きを見たいなら、30分足を使ってください。
特に日本時間夜遅くに早朝の値動きを確認したいときは、チャートが切れて表示されないことがあるので、30分足への切り替えが必要です。
④5分足
直近数時間の値動きを確認するとともに、細かい注文レートを決めるときは5分足を使いましょう。
15分足を使って注文レートを決めても良いですが、1時間足よりも長いチャートは使わないようにしましょう。
基本的なデイトレードでの各時間足の判断方法
各時間足でどの範囲のトレンドをつかめるかは分かったと思います。
基本的にデイトレードでは、上位足でエントリー方向を決め、下位足でエントリータイミングを判断します。
具体的には、4時間足や1時間足を使ってトレンドに沿った順張り方向を判断します。
そして、1時間足や15分足を使って新規注文や決済注文するタイミングを決めるのです。
ポイント
- 上位足でトレンド判断し、順張り方向を見極める
- 下位足でエントリーや決済のタイミングを決める
時間足を使ったデイトレード実践手法
という方に、時間足を使ってエントリーポイントを見つける手法を2つ紹介します。
エントリーポイントを見つける手法
- 1時間足と15分足にトレンドラインを引く
- 15分足と移動平均線の関係を見る
デイトレードが初めてでも練習すればできるようになるので、ぜひ参考にしてくださいね。
1時間足と15分足にトレンドラインを引く
ひとつ目は、1時間足と15分足に上下2本のトレンドラインを引き、どちらも傾きが同じ方向だった場合に、15分足のトレンドラインにタッチしたタイミングで順張りする方法です。
この手法は長期と短期のトレンドが同じとき、短期トレンドは長期トレンドを継続しやすい性質を使っています。
上昇トレンドで買いエントリーしたときの利確ポイントは上のトレンドライン、損切りポイントは下のトレンドラインにタッチするところです。
15分足と移動平均線の関係を見る
もうひとつは、15分足と移動平均線の関係を見て順張りする方法です。
15分足が3本の移動平均線の上にあり、なおかつ移動平均線が3本とも上向きのときは上昇トレンドと判断して、買いでエントリーします。
利確ポイントは短期の移動平均線が中期の移動平均線とクロスしたところ、損切りポイントは実勢レートが中期の移動平均線を下回ったところです。
逆に15分足が3本の移動平均線の下にあり、なおかつ移動平均線が3本とも下向きのときは下降トレンドと判断して、売りでエントリーします。
利確ポイントは短期の移動平均線が中期の移動平均線とクロスしたところ、損切りポイントは実勢レートが中期の移動平均線を上回ったところです。
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デイトレードで時間足を上手に使う2つのコツ
とお悩みの方に、プロのトレーダーでも実践しているコツを2つ紹介します。
時間足を上手に使うコツ
- 長期→短期の順に時間足を見よう
- 時間足をテクニカル指標と組み合わせよう
それぞれのコツについて、以下で詳しく見ていきましょう。
長期→短期の順に時間足を見よう
ひとつ目のコツは、長期→短期の順に時間足を見ることです。
その理由は、デイトレードの中心となる短期のトレンドは、長期のトレンドと同じ方向になりやすいからです。
「デイトレードで使うべき時間足4つ」で紹介したように、4時間足や1時間足で長期のトレンドをつかみ、30分足や15分足で短期のトレンドをつかんでください。
ポイント
- 長期足⇒長期的なチャートの方向を示す
- 短期足⇒一時的なチャートの方向を示す
時間足とテクニカル指標を組み合わせよう
もうひとつのコツは、時間足とテクニカル指標を組み合わせることです。
複数の根拠を使うことで相場の予測の精度が上がり、勝ちやすくなりますよ。
先ほど紹介した移動平均線のほかにも、ボリンジャーバンドやRSI、RCIなどを組み合わせるのもおすすめです。
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デイトレードで時間足を使う時の注意点2つ
時間足はトレーダーにエントリー・決済ポイントを教えてくれる便利なツールですが、使い方によっては取引の判断がぶれる原因にもなります。
注意
- 時間足とテクニカル指標の組み合わせを頻繁に変更しない
- 都合のいい時間足だけを使わない
ツールを使うはずが逆に振り回されないようにするために、デイトレードで時間足を使う時の注意点を2つ解説します。
時間足とテクニカル指標の組み合わせを頻繁に変更しない
ひとつ目の注意点は、一度使うと決めた時間足とテクニカル指標の組み合わせはしばらく使い続けることです。
最低でも1ヶ月は継続して使わないと、その組み合わせが勝てる手法かどうかを見極められません。
実際のお金を使わずに組み合わせをいろいろと試したい方は、無料のデモトレードを使うといいですよ。
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相場の方向感がない時は取引を控えよう
もうひとつの注意点は、長期の時間足で相場のトレンドがはっきり読み取れないときは、取引しないことです。
なぜなら、長期のトレンドが読み取れないときは短期の相場の予測が立てにくいからです。
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ぴたんこテクニカルでは、時間足を切り替えてチャート予測を行えるのでデイトレードでも使えますし取引に応じてチャートを表示させることができます。
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(注)FOREX.comのノックアウトオプションはFXではありません。FXを原資産とするオプション取引です。1,000通貨とあるのは、1,000通貨相当という意味です。
FXのデイトレードにおすすめの時間足 まとめ
上記で紹介した「デイトレード向けの時間足を使った実践トレード手法」を実践すると、今後は時間足を使ってどのようにデイトレードの取引判断をすべきか悩まずに済みます。
また実践を繰り返していくことで、デイトレードで勝てるようになりますよ。
最後にもう一度、内容を確認しましょう。
まとめ
- FXのデイトレードでは4時間足、1時間足、15分足、5分足を使おう
- 長期→短期の順に時間足を使い、テクニカル指標と組み合わせるとより相場の予測の精度が上がる
- 複数の時間足でトレンドラインを引いたり、時間足と移動平均線と組み合わせる手法がおすすめ
「デイトレードは短期取引だから、分足だけで十分じゃないの?」と最初は思うかもしれません。
しかし、長期の時間足と併用することで、より相場のトレンドを予測しやすくなりますよ。
もしデイトレードを始めるのであれば、この記事で紹介した手法を参考にしてみてくださいね。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
FXのデイトレードにおすすめの時間足 Q&A
デイトレードで使う時間足は?
デイトレードと相性の良い時間足は、下記の4つです。
- 4時間足
- 1時間足
- 15分足
- 5分足
時間足を上手に使うコツは?
デイトレードで時間足を上手に使うためには、下記の2点を意識してください。
- 長期→短期の順に時間足を見よう
- 時間足をテクニカル指標と組み合わせよう
まず、短期のトレンドは長期のトレンドと同じ方向になりやすいため、長期→短期の順に時間足を見れば、相場の方向性を掴みやすくなります。
またテクニカル指標を併用することで、相場分析の精度を上げることができます。
時間足を使う際の注意点はある?
デイトレードで時間足を使う際は、下記の2点に注意してください。
- 時間足とテクニカル指標の組み合わせを頻繁に変更しない
- 相場の方向感がないときは取引を控えよう
まず、テクニカル指標と併用する場合、その組み合わせの効果を見極めるのにある程度の時間がかかるため、組み合わせを頻繁に変更しないようにしましょう。
また、長期の時間足で相場のトレードがハッキリしない場合は、短期相場の予測がたてにくいためトレードを控えるようにしてください。