山田ゴメスの俺の恋を笑うな
髪は長い友だち
20代、いや30代のころは、
「禿げたらハゲたで
スキンヘッドにでも
すりゃいいや」
などと開き直って、
養毛なんて観点には目もくれず、
銀や水色や黄緑のカラーリングで
髪を自虐的なまでに痛めつけては、
即物的なモテのみに標準を合わせ、
ただただ、ひた走っていた。
しかし、40代にもなって、いざ
髪がじわじわと薄くなっていく過程を
なんとなく自覚できてしまったりすると、
「まだスキンヘッドは
早いのではないか」
「あと一回くらいは
長髪にもチャレンジ
できるのではないか」
といった
10年20年前の潔さとは対極の
歯切れの悪い執着心が
芽生えてくるものである。
密度の低い髪束を
精一杯伸ばし、
より禿げた部分に
撫でつける
いわゆるすだれ頭
のオヤジのことを
あざ笑うことなど
決してできなくなるわけだ。
うん!
その気持ち……
すご〜くよくわかります!!
かといって、カツラは
どう譲歩しても嫌なのだ。
いくら今のカツラが
精巧であるとはいえ、
カツラはカツラ。
しょせん人造物ってことなんだろう。
やっぱ、生髪が一番なのである。
……なんて愚図りながら
まもなく50歳を
むかえようとする私に
ある日、
看過できない誘惑の魔の手が!?
続きは日刊SPA!へと
舞台を移したい。
2012.06.21 |
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