第254回

3月18日「まんとら出演」

・日付が前後しますが、情報解禁タイミングに配慮して今書きます。「まんとら」(TVK)という番組にゲスト出演させてもらってきました(放映は4月7日と14日の深夜25:15~25:45)。

・マンガやアニメの最新情報をまとめつつ、若い才能を世に出していくというコンセプトの番組。なので主にマンガ原作者としての立場から話をした。その他、ひきこもったままでプロになる方法について、など。自分の作品『プラトニックチェーン』についても、トータルの戦略を、初めてきちんと喋らせてもらった。メインMCは有野晋哉さんと、やまけんさん。二人ともこの領域にとても詳しいのでとても話しやすく、楽しかった。

・詳細は放映後に改めて書くことにして、以下余談。アシスタントの女性アイドルがこの日から代わっていたのだが、この人がいきなり「あたしマンガとかあんまり読まないんですよね」と、かましたことから現場が、いい具合に跳ねた。有野さんとやまけんさんが彼女をちくちくいじりはじめたのである。やがてこの人、ドラゴンボールも知らないことが判明。そして唯一好きなマンガだという『NANA』についてコメントを求められると「ナナとナナならあたしはナナ派なんです」と。

・いたいけな美少女がおたく男子にねちねちいじめられる様子は極めて萌え萌えであった(しまいにはマジに泣かされてたぞ)。どこまでオンエアされるかわからないが、この回、必見。


3月24日「いきなり数千タイトル、のニューハード」

・任天堂の新ハード「レボリューション (仮称)」にセガとハドソンが参入というニュースの意味はつまり、同ハードによってリーガルなエミュレーション環境が提供されるということだろう。任天堂の歴代ハードのタイトルに加え、PCエンジンやメガドライブのタイトルも、プログラムを書き換えずにそのまま走るシステムになるわけなのだ。しかもそのソフトはネットワーク経由で配信される。いながらにして、過去の数千タイトルの中から好きなゲームがクリック一発で手に入るのである。

・ソニーのPSPも、プレステのほぼ全ゲームをダウンロードしてプレイできる仕様になりそうだ。実は既にファミコンやスーファミのエミュが出回っている現状もある。

・過去の名作が永遠のものになる、ということは素晴らしい。ただしあまりにも面白いゲームがあまりにもたくさんありすぎる。この2ハードの環境を整えれば、通信費入れてたぶん月に1万円くらいの出費で、100年くらいは飽きずにひきこもっていられるということになる。それを至福の人生と考えることもできるわけである。どうしよう。

4月1日「新年度、新企画始動!」

・代理店より、『おかえり! PCランド』という番組のプレゼンテーションを受ける。レボリューションの立ち上げ時期にスタートし、PCエンジンに限らず過去のゲームソフトを再発掘し、紹介していく、と。このコンセプトにはかなり賛同できる。視聴者としては気になったゲームがあればその場でダウンロードできるわけである。なるほどこれはイケるかも。

・メインターゲットが30代以上のゲームファン、という点も良い。同様の企画を以前(『PC-FX』新発売のタイミングに)断ったことがあるが、今度は受けることにした。また空中ブランコとかトランポリンとか骨法とかやるんだったら年齢的に今が最後のチャンスだし。

2006.03.18 |  第251回~

PROFILE

渡辺浩弐
渡辺浩弐
作家。小説のほかマンガ、アニメ、ゲームの原作を手がける。著作に『アンドロメディア』『プラトニックチェーン』『iKILL(ィキル)』等。ゲーム制作会社GTV代表取締役。早稲田大学講師。