この世界の荒波をどう生きるか(3)

2人の高齢者を支える人

2人の高齢者を支える人

少子高齢化をどうする?

 国際関係アナリストで『ロシア政治経済ジャーナル』発行人の北野幸伯(よしのり)氏の新刊『新日本人道 この世界の荒波を私たちはどう生きるか』(育鵬社刊)が好評だ。    発売以来、アマゾン売り上げランキングでも、「日本論」のジャンルでベストセラーとなっている(2020年1月29日現在)。  本書は、ロシア滞在28年の経験を持つ著者が、「日本復活」のために、一人ひとりが何をすればいいのか、7つの指針によって具体的な方策を提示しているので、ぜひお読みいただきたい。  一方、国が何をすればいいのかについては、『日本の生き筋――家族大切主義が日本を救う』(育鵬社)の中で述べられている。その一つとして、少子高齢化対策が挙げられている。   昨年の日本人の国内出生数は86万4千人で、前年比5.92%減の急減、1899年の統計開始以来、初めて90万人を下回った。衝撃的な数字である。  そうした状況を踏まえ、『日本の生き筋――家族大切主義が日本を救う』(育鵬社)に示された対策を、以下に紹介したいと思う(以下転載)。

日本で一般化する「暗黒の未来イメージ」

 普段モスクワに住み、一年に一回帰国していた私は、日本の変化を敏感に感じます。  皆さん、毎日見ている自分の家族について、ほとんど変化に気がつかないでしょう?  ところが、たまにしか会わない親戚、友人、知人の変化は、よくわかります。   「兄の子、一年みないうちに、大きくなったな~」 「あれ? 〇〇君は、ずいぶん太ったぞ」 「○○さんは、白髪が増えたな」  などなど。  それと同じで、私はたまにしか「生日本」を見ないので、その変化を感じることができる。  ここ五年ぐらいでしょうか。  私は、大多数の日本人が「お先真っ暗な未来」という「ビジョン」を共有していることに気がつきました。  そのほとんど唯一の理由は、「少子高齢化」です。  日本人のほとんどは、「少子高齢化」を、「絶対に解決できない問題」と認識しているようなのです。  しかし、本当にこの問題は、「解決不可能」なのでしょうか?  私は、そう思いません。  世界を見渡せば、「出生率を劇的に増やした例」もあるのですから。(次回に続く) 北野幸伯(きたのよしのり) 国際関係アナリスト。1970年生まれ。19歳でモスクワに留学。1991年12月、現地でソ連崩壊を目撃する。1996年、ロシアの外交官養成機関である「モスクワ国際関係大学」(MGIMO)を、日本人として初めて卒業(政治学修士)。1999年、メールマガジン「ロシア政治経済ジャーナル」(RPE)を創刊。「わかりやすい!」「面白い!」「予測があたる!」と話題になり、読者数が急増しつづける。RPEは現在、会員数約6万人。業界最大手「まぐまぐ」の「ニュース、情報源部門」で日本一のメルマガである。また、2015年「まぐまぐ大賞」で総合1位を受賞。「日本一のメルマガ」と認定された。リアリズム大国ロシアの首都モスクワに28年滞在。アメリカや、平和ボケした日本のメディアとは全く異なる視点から発信される情報は、高く評価されている。2018年、日本に帰国。 著書に、『中国・ロシア同盟がアメリカを滅ぼす日』(草思社)、『隷属国家日本の岐路』(ダイヤモンド社)、『プーチン最後の聖戦』『日本自立のためのプーチン最強講義』『日本人の知らないクレムリン・メソッド』(以上、集英社インターナショナル)、『中国に勝つ 日本の大戦略』『日本の生き筋』『米中覇権戦争の行方』(以上、育鵬社)などがある。 著者のメールマガジン「ロシア政治経済ジャーナル」 (http://www.mag2.com/m/0000012950.html)
新日本人道

この世界の荒波を私たちはどう生きるか ロシア滞在28年で考えた日本復活への7つの指針

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