俺の夜
芸人 vs 精鋭記者
プロのトーク術はキャバクラでも通用するのか?
◆キャバクラガチ対決 六本木死闘編 前編
東京03 vs 俺の夜
ネタ番組の隆盛から始まり、漫才、コント、ピン芸らの腕を競い合う各種お笑いコンテストの設立に至るまで、お笑いブームは息の長い盛り上がりを続けている。練りこまれた芸の巧みさはもちろん、バラエティ番組で見せるアドリブの話術も、人気の一因となっている……ようだが、一点だけ疑問が残る。すなわち、「お笑い芸人は、夜遊びの話術も素人より優れているのか?」という点だ。
早速、西新宿の安スナックで緊急会議が始まった。メンバーはテポドン、苫米地、スギナミの3記者。「夜の街では芸人よりも俺らのほうが先輩!」、「いやいや、結局、最後にモノをいうのはプロの話術だろう」。白熱の議論は朝まで続いたが、答えは出ない。やはり、ここは論より証拠。同じ店、キャバ嬢を相手に芸人たちとやり合えば、白黒はつくはずなのだ。早速、オファーを出すことに。対戦相手は、6月から始まったケータイ専用放送局BeeTVの番組『夜の帝王学』のナビゲーターを務める、コント王・東京03である。
映像で愉しむ”男の夜の教科書”
『夜の帝王学』毎週水曜日、BeeTVで配信中。
高級クラブ、ガールズバーで「女にモテる」、「女をオトす」、「女とヤレる」テクニックを公開する『夜の帝王学』は、BeeTVで配信中。「キングオブコント2009」で優勝した東京03の実践コントのほかに、人気キャストの実録インタビューや知らなきゃ損する「用語講座」など、盛りだくさんの内容。同じくBeeTVで毎週土曜日に配信している「絶対に浮気がバレない最強テクニック」と併せて、”男の夜の教科書”として要チェックだ。
■アクセス方法 iチャネル>BeeTV または iメニュー>動画>BeeTV 月額315円(税込み)で全番組見放題
運営:エイベックス通信放送 (C)BeeTV
対決をジャッジしてくれるのは、六本木「R」の美人キャバ嬢3人
(写真左から)愛原蛍ちゃん、山上紗和ちゃん、和泉こたろうちゃん
撮影/渡辺秀之
一向に弾まぬ会話 玉砕覚悟の芸が炸裂
入れ替わりで席に着くと、嬢たちはすでにイイ感じであたたまっており、一手間省けた分こちらは有利。こりゃ楽勝っすね!ってなノリで、バトルスタートです。
まずはスギナミがスナックで培ったねっとりトークで和泉ちゃんを攻めながら、ドリンクを勧めて懐の深さをアピール。
スギナミ「テポドンが飼ってる猫の名前もこたろうって言うんだよ」
和泉「マジで~。じゃあ、こっちのウチにも見に行かなきゃね」
テポドン「大丈夫、その必要はないね。俺の小猫ちゃんはココにいるぜぇ~い!」
と、チャックに手をかけたところで、東京03が乱入。
東京03「おいおい! やりすぎだぞ、コノヤロー!」
だが気がつけば、即興コントなどの持ちネタがない我々は、もはや特攻するほかなかったのである。その後もいまいち会話の歯車が噛み合わず、苫米地渾身のツルピカ芸で総員玉砕して終了。
そして、迎えた判定だが、せめて1人くらいは……という願いも虚しく3人が挙げた札には無情の「東京03」の文字。
蛍「芸人さんだから、やっぱり話が面白かった!」
紗和「会話に優しさがあって、話しやすかった」
と、2人は会話の質を重視。やはりプロとの差を見せつけられた格好である。では、一番飛ばしていた和泉ちゃんが東京03を選んだ理由はというと……。
和泉「下ネタに愛があった」
愛か……。確かに、我々に一番足りないものだな。完敗!
【後行】 俺の夜チームの攻撃!
1.乾杯の時点で、3人の嬢はすでにあったまって
すんなり会話に入っていけたというアドバンテージを活用しきれていれば……後悔!
2.普段の姿からは想像もできない、舐める
ようなトークで攻めるスギナミだが、健闘虚しく……
3.体を張ったテポドンの一撃に一同息を呑んだが、すかさず待った!の声。
数秒の差で小猫ちゃんは檻の中から脱走できず
4.苫米地渾身のハゲネタも空振りに終わる。
「一瞬ウケたんだが長くなかったな」とは苫米地敗戦の弁
たとえ負けるとわかっていても、男にはやらねばならぬ戦いがある。
でも、まさか全敗とはねぇ……
素直に負けを認めるとすぐさま土下座して
しまうのは、エロ本編集者時代の悪い癖。
真心こめて久方ぶりの土下座で東京03
の雄姿を讃えたのであった
撮影/渡辺秀之
スーツナンパの成功率高し!
“ちょい大人”なクラブが今、熱い
【担当記者:スパム】
「グルジアで世界一の美女を探してくるぜよ!」
そう言い残して機上の人となったナカソネ先輩の後を継ぎ「俺の夜」に加入することになりました、俺、スパムっす!
思い返せば、ナカソネ先輩とはよく六本木のクラブでナンパをしたもの。しかし、終盤では小娘ギャルから「オッサン、カラオケでSMAPでも歌ってれば?」と言われるような苦戦ぶり。逆風に耐えかねたナカソネ先輩は、旅に出たというわけです……。
そうして残された僕。小さくなる機影を涙で見送り……なんてことはなく、「ようやく単独行動ができる!」と、むしろ胸のすく思いなわけです。というわけで、記念すべき独立1回目は、やたらと金髪美女好きだったナカソネには教えなかった”スレてない女”が集うクラブを紹介しますヨ!
会社帰りのOLをスーツで攻略!
やってきたのは日比谷駅。A5出口へ向かうと、駅構内とは不釣り合いな重低音をキャッチ。ここ「club Diana」は、駅直結というなんとも珍しいクラブなんです。時刻は22時。この日もスーツ姿の男性や丸の内OLらしき人たちがゾロゾロと向かっていくように、今、日比谷や銀座で、”仕事帰りにちょっと寄れる”クラブが復活しているんです。
クラブ内はテーブル席が多くビュッフェも食べられたりと、渋谷・六本木とはちょっと違う様子。年齢層は20代半ばから30代で、もちろんサングラスの悪羅悪羅系(オラオラ)などは皆無です。そこに流れるダフトパンクの「one more time」など、”誰でもノレる”メジャーなダンスナンバー。この落ち着いた雰囲気が、クラブ慣れしていない”スレていないコ”を惹きつけるってワケなんですよ。
ギャル好きのスパムとしては少々もの足りなさも感じますが、ともあれ早速、ナンパ開始っス!
約1000人収容のメインフロアは2階分を吹き抜けに
した造り。日比谷駅から直行でき、中にはビュッフェも
(費用は別途必要。水~土曜は20時までに入店で食
べ放題。数量に限りあり)
撮影/渡辺秀之