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俺の夜

マスクをつけて本性を曝け出す。歌舞伎町で夜の仮面舞踏会

 匿名性は、人間の隠れた本性を炙り出す。

 ネット社会を見ていれば、それはよくわかることだ。おとなしそうな隣の席のヤツが、攻撃性マックスで罵詈雑言を書き込んだかと思えば、セックスのセの字も知らないような顔した人妻が出会い系で男を漁る。今の世の中、そんな世の中なのである。

 仮面バー……この究極的にアナログな匿名性に惹かれて店のドアを開いたのは、残暑激しい8月末の平日だった。

仮面をすれば心が解き放たれる


「いらっしゃいませ~」

仮面美女たち

女のコは左からかれんチャン(20歳)、えりかチャン(20歳)、しぇりーチャン(22歳)、MAYUチャン(20歳)、なほチャン(25歳)

 薄暗い店内に並んだ仮面美女たちが出迎えてくれた。

 とりあえずビール!と言う前に、まずはマスクを選んで装着。迷った揚げ句にチョイスしたのは、ヒゲのついたネコ型マスク。マスクをして、ようやく「とりあえずビール!」のコール。

「すごい人見知りなんですけど、マスクをしてるといろんな話ができちゃうから不思議ですね」

 はにかむ口元がなんともキュートなえりかチャンは20歳の大学生。ビールの注ぎ方を練習中と言いながら、ぎこちない手つきで注ぐ姿がこれまたおじさん心をくすぐる。思わず「今日は泡、多めでいいよ」なんて声をかけてしまう。

DMA-2 聞けば、女のコたちはみんな学生だったり、OLだったりと、文字通り昼と夜では素顔と仮面の二重生活を送っているのだとか。そんな彼女たちの素性を聞きながら酒を飲むと、素顔はどんな顔? 昼間はどんな顔してるんだろう? と、妙にイマジネーションがくすぐられてくるのである。これこそが、この店の醍醐味だと気づくまでに、そうは時間はかからなかったのであった。

同じアホならつけなきゃ損! 損!


 それにしても仮面の効果は絶大だ。昼間はOLだという25歳のなほチャンに好みのタイプを聞くと、「ヒゲの男性が好きなんですよ~」

なほチャン

赤いマスクが似合うなほチャンはヒゲ男ラブなのだ

 なんて言うもんだから、

「じゃあ、子猫チャン、このおじさんネコのおヒゲ引っ張ってほしいニャー!」

 とおねだりするも、フフフと笑顔でサラリと撃沈。年甲斐もなくこんな間抜けなことを言っても、恥ずかしく感じないから不思議である。もちろん、仮面をするもしないも客の自由だが、同じアホなら踊らにゃ損、損の精神を遺憾なく発揮するためには、絶対的に仮面をつけて楽しむべきである。カッコつけて仮面をつけずにスカした男は、ここでは用なしなのだ。

シャイなオッサンも仮面をすれば弾ける

若いコともう、話せねぇよ! と嘆くシャイなオッサンも仮面をすれば弾けることができるはずだ。

 飲みながら店内を見渡すと、シックな雰囲気に仮面をした女のコたちがいるだけで、エロさというか、妖艶さが満ちている。なんとも罪な店ができたものである。

 ちなみに女のコたちは、みんなお酒は大好きというから、たまらない。20歳のMAYUチャンのオススメは「1000円でテキーラ1杯とキャストと一緒にチェキ」だとか。おじさん、年甲斐もなくこの日はチェキを4枚。都合4杯のテキーラを飲んで暑い夏の夜をさらに暑くして店を後にしたのであった。

仮面 Bar MASQUERADE TOKYO【仮面 Bar MASQUERADE TOKYO】
住 東京都新宿区新宿3-23-4 新宿黒澤ビル2F
電 03-5361-7522
営 月~土19時~翌5時
料 初回40分2000円(税・サ別)
「SPA!見た」で、テキーラショット1杯orチェキ1枚をサービス

撮影/赤松洋太

バニー×シーシャ。セクシー衣装を横目に、流行の水タバコを満喫!

 夏休みが一切とれなかった今年の夏。40℃の猛暑のなかで熱投する金足農業の吉田君の姿をニュースで見て、空調の効いた喫茶店でサボる自分を戒めたスパムです。

 こうしてはおれん。読者の皆様に有益な夜遊び情報を提供せねばと秋葉原界隈をプラプラしていると、なんでも秋葉原では最近、バニーガールの店が続々生まれて盛り上がっているらしい。そんななかで、バニーが水タバコを給仕してくれるという店を発見。これまでもカジノバニー、居酒屋バニー、ワインバニーなどさまざまな店を訪れているが……まったく想像がつかない。未開拓バニーが棲息する大人の社交場へと行ってみた。

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最近は水タバコ好き女子が急増している


 訪れたのは、秋葉原駅から徒歩1分のガールズバー「バニーパレス」だ。昨年の8月21日(バニー)にオープン。店内に入るとカウンター席とボックス席があり、BGMにはジャズが流れてホテルのバーラウンジを思わせる雰囲気。給仕してくれたのは、ベルベット素材のセクシーなバニー衣装に身を包んだ、おもちさんとはりーさんだった。

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写真左からはりーさん(@Harry_BNP)、おもちさん(@Omochi_BNP)、えまさん(@Ema_BNP)はコスプレイヤーとしても活動

おもち「最初はバニー目当ての方も、初めてシーシャ(水タバコ)を体験してハマる人が多いですよ」

 渇いた喉をビールで潤し、早速シーシャを注文(1回1480円)。すると、卓上サイズのシーシャが登場した。同店ではお客さんの好み(さっぱり系や甘い系など)を聞き、バニーがフレーバーを選んでくれる。セットが終わると、バニーが胸元から出したマウスピースをはめて煙を調整。その一連の所作を見てるだけで期待が膨らむ。

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シーシャを注文すると、バニーが胸元に挟んだマウスピースで味を調えてくれる。3人以上で来店すると、水タバコが無料サービス


バニーガールを横目に煙にまみれる!


はりー「フレーバーや吸い方(煙の微調整)で味が変わるので、バニーによって全然違うんですよ」

 あ、こちらに出すときはマウスピースが取り替えられるのね……。吸い込むとコポコポコポと音を立てて、吐き出す煙とともに甘い香りが広がる。まったく息苦しくなく贅沢な気分。巷ではシーシャ好き女子が急増しているそうだ。

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はりー「私もここでシーシャを初めて知って、今は自宅用のシーシャを買って毎日吸ってますね(笑)」

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おもち「シーシャはアロマと同じ感覚。1台を男女でシェアして吸うシーシャデートは親密感が出てオススメです」

豪快に煙を吐き出すほうがモテるらしい


 それで自然に2人の距離も近づきそうだなぁ……と妄想しながら、プカプカと吸っていたスパム。すると横から見ていたえまさんから、「シーシャは煙をたくさん出して豪快に吸うのがカッコイイんですよ。ただ吸っていればモテるっていうマインドは絶対ダメですね(笑)」と、チクリ。紳士の心得を肝に銘じます。

DMA-180809wh043「コンセプトは『酒とタバコと女』。お酒を飲みながらバニーに囲まれて、ワンランク上の男性になった気分で楽しんでください」(さな店長)

 その言葉通り、今までにないバニーの空間を嗜めた一夜でした。

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約14人のバニーが在籍。彼女たちにドリンクを1杯オーダーしてあげれば、バニーと一緒に写メが撮影できる。週末の夜は満席になることも多いとか

【Bunny Palace】
住 東京都千代田区神田佐久間町1-16-1 大橋ビル7F
電 03-6206-8912
営 19:00~翌5:00(日曜は24:00まで)
料 50分/2480円(21時以降は3480円) 税・サ10%
その他はお店のHP:http://bunny-palace.com/まで

撮影/渡辺秀之

銀座に突如現れる“インディーズスナック”の謎

 ラーメン、カレーに立ち飲み屋。世はシェアブームに乗り、いわゆる「間借り営業」がはやっている。カレーに至っては、大阪を中心に、既存の飲食店の休みの時間に2~3時間の営業があっという間に人気店になり、独立。一国一城の主になるという「サクセスストーリー」があまた語られている。

 間借りの店でスパイスカレーを食べながら口角泡を飛ばしていると、お馴染み夜遊びガイドのO氏が汗をフキフキぼそっと呟く。

「銀座のクラブにもそんな営業をやっている店がありますよ」

老舗ラウンジの扉

銀座の老舗ラウンジの扉を恐る恐る開ける。聞こえる若いコの嬌声に胸を撫で下ろす

 その名も「インディーズスナック女子大生」。銀座のラウンジを間借りした不定期で開かれるスナックだそうで、ツイッター界隈で話題となっているのだという。

銀座に月1、2度現れる風変わりなスナック


 やってきたのはアルマーニの制服導入で一躍有名になった泰明小学校近く、コリドー街から一本道を隔てた通りにある「ラウンジ」「CLUB」などと書かれた看板が並ぶ古い雑居ビルだ。ゴトリと音を立てて止まるエレベーターを降りると、「会員制」と書かれた扉がズラリと並ぶフロアに。目的の店の名は出ておらず、緊張が高まる。貸主の店の屋号を確認しつつ、重厚な木製ドアを僅かに開け、恐る恐る中を窺う……。

「いらっしゃいませぇ」

DMA-180812wh026 及び腰の我々を迎えてくれたのは、胸元が艶やかに開いたドレスが美しいりさママ。聞けば心理学を学ぶ21歳の女子大生というから看板に偽りはない。角のハウスボトルでハイボールを作るのも手慣れたもの。その手つきを眺めながら、“インディーズ”を名乗る理由を聞いた。

「もともとは二十数人からなる大人数ノイズバンドのメンバーが始めたスナックなんです。去年バンドが活動休止になったとき、その後継として『スナック』をやりたいと。だから中心メンバーはノイズバンド出身なんです」

在籍は約20人

左からことちゃん(21歳・アイドル)、りさママ(21歳)、かのちゃん(22歳・元バンドマン)。多彩な女のコたちの在籍は約20人


女子大生アイドル、アーティストが催す宴


 バンドはインディーズだったそうだが、銀座に水商売で殴り込みをかけて、一転メジャーを狙おうという企みか……。

店内にはなんとピアノが

店内にはなんとピアノが。女のコやお客さんが突然弾き出して、セッションなんてことも!? ノイズバンドはここで復活なるか

「鏡月のボトルのフタが開けられないコもいたほどなんで、メジャーなんておこがましいです」

 と笑うりさママだが、在籍の女のコはアイドル、イベントのオーガナイザー、バンド女子など、いわゆる“アーティスト志向”の女のコたちが多い。

「1年前にオープンした当時はそれぞれの女のコたちのファンがやってきて、イベント感覚で盛り上がっていたけど、『銀座の怪しいスナック』感がウケてか、噂が噂を呼んで、一見さんも多く来てくれるようになりました」(りさママ)

銀座のど真ん中でカオスと喧騒に酔う


女のコの手料理

女のコの手料理(600円)もふるまわれる。この日はだし巻き卵と肉じゃが。訪問の際はSPA!今号を持参。サービスがあるかも!?

 カラオケはもちろん、女のコの楽器演奏やライブ、チェキ大会、アイドルグッズの物販など何が飛び出すかわからないところが「インディーズ」。

DMA-180812wh032「女のコがシャンパンボトルを売り歩いたり、突然手料理をふるまったり、なんでもアリの“接客にならない接客”がウリ。月に1、2度の不定期営業だから、女のコたちも全力で楽しんでるんです」

 銀座に現れた異空間。今は間借りだが、今後は果たして……。それでも、恐れず、気負わず、楽しむのが王道だろう。

DMA-180812wh040【インディーズスナック女子大生】
住 東京都中央区銀座6-3-5 小池ビル3階(ラウンジ・ラベンダー内)
営 8/25(土)、9/15(土)、10/6(土)18:00~22:30
料 4000円(時間無制限・ハウスボトル飲み放題)
最新情報はTwitter(@ISU_jD)で

撮影/渡辺秀之 協力/O氏(夜遊びガイド)