俺の夜
宮沢大臣が国を束ねる重圧への憂さ晴らしとして、麻縄で束ねられ(縛られ)たくなってしまったのか否かはわからぬが、ちょっとした変態行為に興味がある男子は多いはずだ。では、話題のSMとはどんな世界なのか?
未知なる扉を開くべく、記者が立ち寄ったのは歌舞伎町の和風SMバー「密蜜」。コワモテの女王様でなく、着物姿のしっとり美人が2人、畳の空間で記者を迎えてくれた。経営者によれば、当店の縛りは「心」がポイントなんだとか。「縛り上げた姿がアートとして美しいとか、縛る所作がパフォーマンスとしてレベルが高いとか、そういうことだけではダメ。縛り手と受け手が、縄を介して心を通わせているかが、一番大事です」
しかし、記者にはいまいちピンと来ない。そこで実際に縛ってもらうことにした。縛り手は、艶やかな雰囲気のSM美女・小雪さんだ。
心地よい圧迫感が全身を包んでいく
縛りを覚えて3年という小雪さんは、慣れた手つきで記者のムチムチの肉体に縄を這わせていく。気づけば両足はまるで佐川急便の飛脚マークの状態で、記者の体は宙に浮いていた。
縄が肌にこすれるたびに、なんだか下半身の深いところが熱くなっていく気がする。ダメです、私は小さい子供がいるのでこれ以上は勘弁してください。そう懇願したが、小雪さんは、記者の耳元に優しく吐息をかけるだけだ。すごくソフトなのに、ものすごく意地悪。これはクセになりそうだ。
【密蜜-mitsu】
東京都新宿区歌舞伎町1-4-12 ナカヨシビル4F
電:080-7997-3232
営:19時~翌1時
休:日曜日
料:男性9000円/女性2000円(フリータイム・フリードリンク、姉妹店の初心との同日利用客には割引あり)
木曜日14時~18時に、「縄あそび」を開催
緊縛に疲れたらサロンで酒を飲む
さらに、同ビルの1フロア上に姉妹店があるという。迎えてくれたのはもう一人のオーナー吉田よいさん。彼女もプロの縛り手だ。
「縛りが上手な人には、安全第一の初心を忘れないように。SMに興味を持ったばかりの人には、このお店が良い入り口になれるように。そんな願いを込めてオープンしたのが『初心』です」
「毎週月曜日19時から、女性に縛ってもらって縄を楽しむ『宵月会』と、縛りの技術を勉強する『初心縄講習会』を隔週で開いています。気軽に来てください。そのためのお店ですから」
【初心-ubu-】
東京都新宿区歌舞伎町1-4-12 ナカヨシビル5F
電:090-6703-7878
営:平日19時~翌1時、金・土20時~翌5時、日曜18~24時
休:月・祝日
料:男性6000円/女性2000円
水曜日21時から雰囲気次第で緊縛ライブを開催
iPhone6に機種変更したら、LINEが初期化。友達追加機能のロックが解除され、次々と懐かしのキャバ嬢たちが友達追加されて「久しぶり~」メッセージが続々と届いたテキサスです。9割、誰だかわかりません。
そんなキャバ嬢たちのプロフィール画像を見て、思い出すのは新宿歌舞伎町に足繁く通っていた20代の頃。オラオラしたキャバ嬢にアフターをよくドタキャンされたものである。今では早朝まで酒を飲む元気も、キャバ嬢の“騙され自慢”をする余裕もなく、最近は足が遠のいていた。
そんなテキサスが最近、よく行くエリアがある。それは新宿駅西口だ。同エリアはテキサス同様、歌舞伎町に疲れたキャバ嬢と客が集う場所……。今回は、そんな隠れた名夜遊びスポットを紹介していこう。
ヨドバの横にキャバクラガールズバーがひしめく
新宿駅西口と言えば、都庁に向かう冴えない公務員、ヨドバシカメラ、深夜バスの発着場といった、夜遊びスポットとは程遠いイメージの場所である。しかし、ヨドバシカメラ横のストリートにはキャバクラ、ガールズバー、ラウンジ、さらにはスナックまで存在。わずか20m程度の狭小エリアながら、複数の女のコが店先でビラを配り、客引きする姿が目につく一角があるのだ。「客層はサラリーマン。歌舞伎町に比べ、遊び慣れた人は少ない印象ですね」とは、ガールズラウンジ「CH」のオーナー。肌感覚ながら最近、サラリーマン客が増えてきたという。
同店は女のコが横について接客するラウンジスタイル。にもかかわらず、40分3000円飲み放題と安く、しかも女のコはかわいい。テキサス好みのEカップ、吉高由里子似のゆうちゃん(20歳)がおっぱいを寄せながら、教えてくれた。「歌舞伎町は“お金を使わされるから逃げてきた”って話すお客さんは多いよ。女のコもノルマがないし、歌舞伎町に疲れた人が新宿駅西口に流れてくるのかもね」
【CH】
東京都新宿区西新宿1-15-13西新宿島田ビル4F
電:03-6279-4184
営:19時~ラスト
休:日曜
料:40分3000円(飲み放題・税サ別)
席の横にもついてくれるラウンジスタイルのお店。約25人が在籍している。