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俺の夜

現役アイドルからスロット好きまでアキバの夜をとことん遊ぶ!

 博奕で勝ったあとほど、声を大にしてその勝利を伝えたい動機に駆られることはない。だがギャンブル、野球、政治というネタは、残念ながら女から嫌われる会話の上位を独占していることも事実。大勝ちしたものの、その喜びを噛みしめながら一人寂しく酒を飲んだ経験がある読者諸兄は多いはずだ。

 思う存分パチンコ&パチスロの話ができて、萌え~な女のコがいる店があると聞かされたのは、パチンコで大負けしてやけ酒を飲んでいた新宿の横町。と、いうわけでアキバに向かったのであった。

カワイイ顔して話す中身はガチプロ!

パチノフ

 店の外から見える窓ガラスには「ざわ…ざわ…」のスプレーアート、ドアノブはエヴァのハンドルと、外見からしてパチンコ好きの心を鷲づかみにされてしまった。出迎えてくれたのは、ツインエンジェルのコスプレをしたパト子ちゃんとマクロスフロンティアのコスプレをした店長のやまちゃん。オリジナルカクテルの「沼byやまちゃん」を飲みながらさっそくパチンコ談議に花が咲く。

やまちゃん「どんな台が好きなんですか?」
テポドン「カイジシリーズかな」
パト子「初代は“食えた台”でしたよねぇ~」
やまちゃん「うん。ST中の止め打ちで玉すっごい増えたし」

パチノフ

細部にまでこだわった内装からはパチンコへの愛を感じることができる。非常ベルランプに「赤保留」で目頭が熱くなった

 って、女のコのする会話じゃねぇ!とツッコミを入れたくなる。オーナーによると、こちらのお店の採用基準は“打てる”ことだとか。最近ではただの“萌え”な店ではなく、こうしたマニア心をくすぐる分野に特化したお店がアキバでは増加しているようだ。

 お店が混み始めるのはパチ屋の閉店する22時くらいから。勝って自慢をする者もいれば、負けて愚痴を漏らす者もいる。客も店員もみんなパチンコ好きということで、みんなでパチンコ談議で夜が更けていくことも珍しくないのだとか。カワイイ萌え娘と話して、なおかつ“同志”たちとパチンコ談議ができてチャージ30分300円。こりゃ、勝っても負けても、打たなくても行きたくなる店である。

【後編】に続く⇒

【パチノフ】
東京都千代田区外神田3-1-2 明治ビル1F
電:03-3525-4126
営:月~木、日17:00~23:30 金、土17:00~翌5:00
休:なし(※1月1日は休むことも)
料:チャージ30分300円、1時間につきワンドリンクのオーダーが必要

パチノフ

パチスロ台はあるが、諸般の事情で打つことはNG。もちろん「おしりペンペンタイム」もないのであしからず

独自の世界観で活路を開く!“オンリーワン”な店を満喫する夜

 毎月、新店が次々にオープンしているガールズバー。今では都内の繁華街には必ずといっていいほどガールズバーが居を構えているが、競争が激化するなかで、一風変わったコンセプトを打ち出して他店との差別化を図る店もある。今回はそういった「独自な世界観」を売りにするお店を巡ってみた!

美脚が眩しい!秘書がお出迎え

8style
 まず訪れたのは、秋葉原のOL系カフェ&バー「エイトスタイル」だ。秋葉原といえば“萌え”を前面に押し出す店が多いなか、同店では「メイド喫茶などと差をつけるために思いきって萌えを完全排除し、スーツ姿のコが接客するスタイルにした」(店長)という。

 コンセプトはずばり、社長室。女性キャストは社長(=客)の秘書という設定だ。入店すると、「お疲れさまです、スパム社長」と“秘書たち”が出迎えてくれた。

「ウチではお薦めの『OLドリンク』を頼まれると、1杯につき15分、秘書たちが正面に座っての会話を楽しめます」(同)

 実際に注文すると、数人の秘書たちに囲まれてなんとも優雅な気分。ミニスカートからのぞく美脚を間近で見られるのも社長の特権だ。聞けば、同店には現役タレントも多く在籍しているのだとか。

「あとはメイド喫茶で働いていたコとか、いろんなキャストがいますね。お客さんにはよく、『ウチの会社にはこんなちゃんとした格好してるOLはいないから、新鮮だ』って言われます(笑)」(現役タレントのキャスト・大崎由希ちゃん)

女の花園“女子寮”でパジャマパーティ

神田女子寮物語
 続いて向かったのは、お隣JR神田駅の間近にある「神田女子寮物語」だ。「普通の飲み屋ではつまらないから、男にとっての『秘密の花園とは何か?』と考えたときに思いついたのが女子寮だった」(店長)という同店。店内には可愛らしいインテリアが置かれ、なんともファンシーな雰囲気だ。キャストたちもパジャマ姿の“寮生”として接客するので、まさに女子の部屋に招かれた気分が楽しめる。

「お互いに直に座って喋るから、距離感が近いし、すぐに仲良くなれますね。会社帰りに来てくれる方も多いです」(みさとちゃん)

 冬にはコタツまで登場するとか。

「気持ち良すぎて、寝ちゃうお客さんもいますね(笑)。ただ、コタツの中で女のコにセクハラするのは絶対に禁止ですよ!」(同)

【後編】に続く⇒

【8style】
東京都千代田区外神田3-6-17 フェニックスビル1F
電:03-3255-5007
営:15:00~23:00(平日)、13:00~23:00(土曜)、13:00~21:00(日・祝)
休:火曜
料:チャージ:600円/30分 延長:600円/30分 税サ:10%

8style

写真左から、萌々咲りあさん、大崎由希さん、柏木ねねさん。在籍秘書たちの個人ブログやツイッター情報などはHP(http://olcafe8style.com)で

【神田女子寮物語】
東京都千代田区内神田3-19-7 会社実務センタービル3F
電:03-6206-9615
営:15:00~ラスト
休:日・祝
料:1400円(カフェ・40分)、1800円(バー・40分)税サ:20%
ガオガオパニックやWiiなど、ゲーム多数

神田女子寮物語

ガールズリクエスト(2000円)で寮生たちと座って喋ることが可能だ。店内に設置しているカラオケ、ゲームなどは無料で楽しめるので、盛り上がるきっかけにぜひ活用すべし!

独自の世界観で活路を開く!“オンリーワン”な店を満喫する夜【後編】

←【前編】はコチラ

初心者でも楽しめる電車ガールズバー

しんばし 電車のりば~

 最後に向かったのは、JR新橋駅からほど近い横丁の一角にあるお店「電車のりば~」だ。カウンター6席ほどの店内には、ところせましと鉄道グッズが並んでいる。列車内をイメージした同店は、電車好きのオーナーの「電車発祥の地である新橋に、童心に帰れる店をつくりたい」という思いでオープン。こういった鉄道をテーマにしたお店は多々あるが、「ガールズバー・スタイルなのは当店だけでしょう」(オーナー)とのことだ。

 その言葉通り、入店すると美人キャストたちがお出迎え。ただ、彼女たち自身は“鉄オタ”というわけではなく、「むしろ、お客さんから教えてもらうことのほうが多いです(笑)」(茜ちゃん)とか。

「でも、お客さんがいろんな知識を話してくれるので楽しいんです。そうそう、壁に掛かっているブルートレインの車両番号プレートは12万円もするらしいんですよ。ビックリですよね!」

 郷に入れば郷に従え。お店の世界観にドップリ浸かるべし!

しんばし 電車のりば~

ブレーキ(お値段約8万円!)などレアな鉄道グッズも、女のコから許可をもらえば触ってOKだ

【しんばし 電車のりば~】
東京都港区新橋2-21-1 新橋駅前ビル1号館下1階
電:03-5157-5072
営:18:30~23:00(月~金)、18:00~23:00(土)
休:日・祝
料:初回来店のみ60分1980円(チャージ・サービス料込み)、完全貸切りコース(5~6人)2時間1万9800円もあり

撮影/水野嘉之

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