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俺の夜

第六十夜【中編】

【担当記者:テポドン&苫米地】

北関東最大の夜街は21時に花開く

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 土浦駅前の桜町にはおよそ50軒のキャバクラとセクキャバがあり、メイン通り「きらら通り」の駅寄りがキャバやセクキャバ密集地帯、200mくらい奥側がヘルス&ソープ街となっており、棲み分けができている。向かった先は老舗のキャバクラ「W」。しかし、なんと満席で入店できず。無料案内所で途方に暮れることとなった。

(苫)「おい、さっきからマット、マットうるせぇぞ!」

(テ)「いや、まずは一発抜いてからでもイイじゃねぇかよぅ……」

(苫)「よし! じゃあ、2軒目に行こうと思っていたオッパイパブに行こう! ここはハズレない。絶対に間違いねぇから!」 

(テ)「でも、オッパブなんて、蛇の生殺しだろ? なんだかなぁ~」

(苫)「1時間くらい後なら入れるって店長が言ってたから、オッパブでアゲとこうや」

 そして向かったのは、オッパイパブの老舗「C」。

 入店してから20分……。

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アウェイの風俗街では強力な味方となる案内所だが、
土浦ではなんと無人。しかも看板の数が少ない!
ここで店を決める人っているのか?

「マット、マットうるせぇんだよ!」と苫米地に叱られながら徘徊
するテポドン。しまいにはカメラマンからも「うるせぇ!」と一喝
されることに……。

カメラマン/野中ツトム(清談社)

第六十夜【後編】

【担当記者:テポドン&苫米地】

(テ)「オイ、ここのハッスルタイムはたまんねぇなぁ!」

 ホイッスルの音に合わせて、次々とオッパイが入れ替わる。めくるめく続くイリュージョン。

(テ)「話が続かなくて苦戦したけど、オッパイは正直だね~」

(苫)「話なんかしなくてイイから、ずっと踊ってろってこったな」

 心ゆくまで20人からのオッパイを堪能して、1時間4000円。本来なら5000円なんだが、土浦では2名以上は団体割引適用となるのだ。恐るべき地方ルール!

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値段交渉中の2人の顔はスポーツ選手の年俸交渉並にシビア

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土浦は往年のダジャレ系店舗風俗が多数存在。「素股信用
金娘」って……”金”は預けたくないが、玉は預けたい

 その後、最初の店に戻るもまたしても満席でアウト。それにしても土浦は活気がある。歩いている人は少なくとも、店にはびっしりと人がいるのだ。

 結局、「W」はあきらめて系列の「A」へ行くことに。道すがらAの店長に土浦事情を聞いてみた。 「キャバは潰れないですね。潰れても年に2軒。まぁ、腐っても桜町ですからね」

 と、北関東の雄ならではの力強い一言だ。また、値段が安いことも魅力だが、安いからといって手抜きがないのも嬉しいことの一つだ。地方特有の”ふんだくってやる”的な雰囲気はどの店にもない。

 その後、Aで飲んだ勢いそのままに土浦初のニューハーフパブ「Z」へ。豪快なオカマトークに対し、ペニクリ、ケツマンなど、二丁目仕込みの男色用語で応戦したところ、気がつけば午前3時で見事に泥酔。残念無念のバイバイタイム。カメラマンの車で帰路に就いたのであった。

(苫)「何度来ても土浦はイイ街だな。安くてサービスもイイ。夜9時にネオンが一斉に点くのも味があるよな。よかっただろ?」

(テ)「マット行きたかったなぁ……」

(苫)「うるさいよ!」

 土浦の余韻に浸りつつ、深夜の高速を疾走したのであった。

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カメラマン/野中ツトム(清談社)

第六十夜【前編】

都内から電車でわずか40分!
北関東最大の夜街・土浦は桃源郷だった

【担当記者:テポドン&苫米地】

年末スペシャル企画!
テポドン&苫米地の関東夜街ぶらり旅 前編

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 仕事は増えるがカネはない……。ならば溜まるのはストレスだけというのが世間様の相場である。しかし、カネはなくとも遊びたいと思ってしまうのは、もはや男の悲しい性である。と、いうわけで今回は年末スペシャルと題して前後編でテポドン&苫米地が夜遊びツアーを敢行! 初回は北関東の桃源郷と呼ばれる土浦に突撃だ! 

 苫米地は苛立っていた。なぜなら、この土浦のキャバクラやセクパブの開店時間はすべて21時。会議で遅れたテポドンを待つこと2時間。苫米地の苛立ちと空腹は頂点に達していた。 

テポドン (以下(テ))「おい苫米地、もう一発キメたか?」 

苫米地 (以下(苫))「遅ぇよ! 店は21時からだから、まだやってねぇの! 先にラーメン食うぞ!」

 と、いうわけでゴーストタウンのように静かな風俗街を抜けて向かったのは土浦の行列店「小櫻」。海老ダシの効いたラーメンを堪能して風俗街に戻ると、光り輝くネオンがお出迎えだ。

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調子に乗って大盛りを頼むと胃袋の許容範囲を超えてしまう
ので注意!

カメラマン/野中ツトム(清談社)

第五十九夜【後編】

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