俺の夜
もう2月だというのに、いまだ新年会と称して飲み歩いているスパムです。30代半ばになり、最近気づいた自分の変化といえば、昔は女性の上半身ばかりに目がいっていたのが、次第に目線が下方修正されてきたこと。そう、お尻です。
ヒップラインを強調したお店といえば、アメリカ式のホットパンツ女子が接客する「フーターズ」が思い浮かぶが、経営難で渋谷店が閉店。お尻を拝めるスポットが減っていくのは嘆かわしいものです。
セクシーな美女たちのヒップラインを堪能せよ
そこで今回は、今も頑張っている尻フェチ感涙の店があるとの情報をゲット。しかも、駒沢大学駅という、あまり夜遊びの印象がないエリアでひっそり営業しているという……。早速、行ってみた。
向かったのは駒沢大学駅から徒歩3分ほどのスポーツガールズバー「スポッチュ」だ。店の外の看板を見るぶんには、スポーツをテーマにした普通のお店という印象しか受けない。いざ店内に入ると、サッカーをイメージした緑色の内装で、ボール形の照明が下がるなどオシャレな雰囲気だ。しかし「こんばんは」と声をかけてくれたコの格好を見て仰天。スカート、短っ!! というか、ユニフォームの下をはき忘れてますよ!!!
高く置かれたサーバーが眼福ショットを届ける!
「ビックリしますよね(笑)。何も知らずにお店に来たお客さんは、いつも驚くんですよ」そう話すのは、サッカー日本代表ユニフォーム姿のなつみちゃん(24歳)だ。ひとまずビールを頼むと、棚の上のほうに置かれたサーバーで作るので目の前には絶妙なチラリズムが展開。よく見れば、カウンターの後ろは全面鏡張りではないか。なんてこった!
なつみ「なんでこんな内装なのかって? たぶんオーナーがお尻フェチなんだと思います(笑)」
恐るべし、オーナーの策略。モニターでは海外サッカーが放送されているが、鏡の世界が気になって全然集中できない。女のコの衣装はチアガール、野球やサッカーのユニフォームなどバリエーションも豊富。そこからのぞく下着もTバックやレースなど幅広い。
ちなみに、ソファに座れるVIP席(基本料金にプラス1000円)もある。そちらはカウンター内の床が一段高くなっていたり、鏡の角度が“見やすくなる”ように調整されているので、「VIP席からしか見られないアングルなので、ハマる人も多いんです」(なつみちゃん)とのこと。
顔を隠してお尻隠さず!こっちが恥ずかしくなる
酔いが回ってきたところで、カウンターに置かれているベルが気になっていたスパム。「これなに?」と鳴らすと、女のコたちが一斉に「あぁ!」と、リアクション。なぜなら、ベルを鳴らすと出勤中のコ全員にドリンクを奢らないといけないというルールがあるのだ。その名も「漢気ベル」。
なつみ「お遊びで鳴らそうとするお客さんがよくいるんですよ。接客しているコが6人しかいないと思って鳴らしたら、裏から待機中の女のコも出てきて、11杯も奢ったお客さんもいましたよ(笑)」 思わぬ漢気で出費してしまったスパム。けれども、これぞお尻丸出しで接客する彼女たちの漢気に対する正しい感謝の形というもの。夏のオリンピックでは、この店でアスリートたちの雄姿とお尻にエールを送ろうと思うスパムでした。【Spochu-スポッチュ-】
住:東京都世田谷区駒沢1-5-13 ビラ・アペックス6F
電:03-6805-2362
営:20時~翌5時
休:月曜
料:1セット40分/3000円(生ビール、焼酎など飲み放題)。
お店のインスタに特典あり(@spo_chu__komazawa)
撮影/渡辺秀之
激動の2020年の幕開けだろう。イランを巡る危機、某企業の元社長の逃亡劇、そして新型コロナウイルスの流行……平和の祭典・東京五輪はこのまま平穏無事に開催されるのか。そんなことを考えながら、JR総武線に揺られ、車窓から見える新国立競技場を眺めていると、夜遊びガイドのO氏からLINEのメッセージが届いた。
「亀有で取材中、怪しい一角を発見!」。写真には廃墟と思われる建物と「セクシーギャル」と書かれたボロボロの看板。一体何を訴えようとしているのか……。そこからさらに30分ほど電車に揺られ亀有で降車、O氏と合流することに。
駅で手を挙げて待っていた“有名警察官”の像をすり抜け、やたら中華料理店の多い繁華街を進むと、明らかに毛色の違ったネオン街にO氏が立っていた。下町・亀有の元ピンサロ街の片隅に
「これが写真の廃墟なんですが……。それより隣を見てください」
スナックや居酒屋、アジア料理店が並ぶ薄暗い長屋の一角。件の「セクシーギャル」の廃墟の隣から漏れる明かり。素通しのドアから中を覗くと拳銃がズラリ。奥には機関銃やロケットランチャー、そして手榴弾と思しき「火器」がうやうやしく鎮座している。
店内には女のコが複数人。その一人と目が合ってしまった!
「どうぞ! いらっしゃいませ~」
ドアを開け、我々を招いてくれたのはアーミールックの女のコ。胸元は大きく開き、ミニに網タイツ。映画『地獄の黙示録』のプレイメイトのよう。ブラック系のビートの効いた音楽、モニターには際どく尻を振る女たちの映像が流れている。恐る恐る席に着くと、アーミー女子はテンションが高い。「ビール、焼酎、カクテル、ウィスキー、今の時間は60分、1000円で飲み放題で~す!」
壁に飾られた50丁を超えると思われる「銃火器」。聞けばオーナーが趣味で集めたモデルガンなのだが、けっこうな値段のする代物もあるという。「現役の自衛隊員の方が大勢を引き連れてきて、ひとつひとつ銃の名前を連呼して説明してくれたり、サバゲー(サバイバルゲーム)好きのお客さんが来るようになったり。私たちもオンラインゲームでバトルロワイヤルを楽しんでます」
と“小隊長”のあいりちゃんを筆頭に女のコたちは口を揃えるが、キナくさい現実の世界とは大違いの和気藹々さ。イランvsアメリカのバトルなんてどこ吹く風だ。
朝まで飲んで飲んで! 持久戦は大の得意
そんな彼女たちの「戦い」のボルテージはもっぱら酒だそう。
「女のコ同士で飲むと、誰かをツブすまで容赦なく飲(や)る!」とゆかちゃんが気合を入れると、「日本酒なら底なしで飲める」とすかさず応戦するももちゃん。
「5~6年前はこの辺ピンサロ地帯でヤバかったらしいですよ~! 隣もピンサロだったし!」O氏を喜ばせているくぅちゃん。
裏表なく、豪快に笑うプレイメイトたち。下町ならではのイナタイ感じが妙に心地よい夜だった。
【Little Army】
住:東京都葛飾区亀有5-28-2 1F
電:03-5856-2377
営:19時~ラスト
休:無休
料:1000円(19~21時/60分)、3000円(21時~/60分)※飲み放題(税別)
ちょっと暗い路地だが、路面店ゆえ入りやすいと評判
協力/O氏(夜遊びガイド) 撮影/渡辺秀之
普段は、週刊SPA!のウェブ版『日刊SPA!』の編集を担当している僕。
ネタ探しにツイッターをチェックするのが日課だ。昨年、ネット界隈で大きな話題を呼んだ現役大学生がいる。篠塚康介さんだ。名門・早稲田に通いながら風俗ブロガーとして活動、ついにはAV男優デビューまで果たした。
SNSで注目の店にメディア初潜入!
そんな彼が最近、メンズエステ店「レボリューション」を開店したという情報が流れてきた。僕は、すぐに覆面調査を行った。その結果、とっておきの遊び方があることに気づいた。そこで、今回は疲れた男を癒やす一夜を紹介したい。
まずはホームページから各セラピストのツイッターアカウントをチェックする。そして、彼女たちの日常を知ったうえで会いにいけば、興奮も倍増するのだ!
ネットで話題沸騰中の個性派セラピストたち!
渋谷の神泉。プレイルームは、マンションの一室だ。ドキドキしながらピンポンと鳴らすと、僕のお目当てのタキザワリカさんがひょっこりと顔をのぞかせた。ツイッターでは顔出しNGだが、実物に出会えた感動は大きい(めっちゃ美女)。彼女は漫画家でもあることを事前に知っていた。
「去年、漫画で賞も穫りました。今はここで働きながらメディアで連載も持っていますよ」そんな彼女を眼前に、緊張しながら紙パンツ一枚になる。そして、ベッドで仰向けになると、マッサージが始まった。全裸に近い状態で美女に触れてもらえるだけでもありがたいものだが、メンエスの特徴といえば、鼠蹊部(足のつけ根)への刺激。
じかの接触はないからこそ脳内の快楽指数は最高潮に
ギリギリな箇所だが、これにオイルが投入されると、いやが応でも気持ちが高まってしまう。極めつきは四つん這いで、羞恥心がくすぐられる。リカさんが手のひら、指先や爪を駆使しながら変化をつけると、ゾクゾクが止まらない。おお、と思わず愉悦の声が漏れる。自分でも意外だったのは背中へのタッチ。
「実は、背骨に沿って性感帯があるんですよ」
必死で我慢をしていると、次第に頭の中が真っ白になっていく。絶頂に近い感覚。とはいえ、いわゆるヌキはないため、昇天寸前の興奮が果てしなく続いていくのだ。限界を超えた先には――。施術が終わると、僕は放心状態だった。シャワーを浴びながら、これが“悟り”の境地なのかもしれないと気づいた。メンエスで新しい世界が開けた瞬間だった。
ネットとリアルの両面で楽しんで心身ともに癒やされる
体験後、ネットで話題を集める同店の店長・篠塚さんに直接話をうかがってみた。
「マッサージがうまいだけではなく、セラピストの個性を大事にしています。講習はありますが、SNSも含めて自由にやってもらうスタイルです」
実際、セラピストのツイッターがバズることも珍しくない。「漫画やメディア運営など、メンエス以外の仕事もしているコが多いので、これをきっかけにファンになってもらい、店まで会いにきてもらったり、それぞれの活動に派生したりすればいいですね」
ネットとリアルの両面で女のコと楽しめば、心身ともに癒やされる。もちろん飲み歩くのもいいが、たまにはこんな夜の過ごし方も男には必要だ。
【メンズエステ「レボリューション」】
住:東京都渋谷区神泉町20-25(※住所まで到着したらTEL)
電:090-8519-1984
営:12:00~翌5:00
料:基本コース:70分1万2000円、130分2万2000円、オプション:ディープリンパ、オイルマシマシ3倍ほか各2000円
https://revolution.monster/
撮影/長谷英史