かつて渋谷を席巻したガングロギャルたちと一夜を過ごす

 今を去ること10年以上前になるが、’90年代中盤から’00年代初頭にかけて、渋谷はギャルの聖地だった。いくつものギャルサー(ギャルのサークル)がひしめき、日本テレビ系では同名の連続ドラマが製作されたほど、世間の注目を大いに集めていたものだ。

 今やすっかり鳴りを潜めた感のある彼女たちだが、どっこい実は渋谷センター街で元気に活動を続けている一団が健在だという。

 時計の針が24時を指した頃。家路を急ぐ酔客をかき分け、記者はセンター街の「ガングロカフェ」へ向かった。この通りのランドマークである「カラオケ歌広場」の地下という好立地だ。

絶滅寸前のガングロギャルがお出迎え!

ガングロカフェ

10年前にタイムスリップ!渋谷が元気だったあの頃を懐かしむ

 店に入ると、心の準備はできていたにもかかわらず「おおっ!」と驚きの声が漏れ出てしまう。黒肌&ガッチリメイクを身にまとった“なんちゃって”ではない本気ギャルたちがそこにいたのだ。

「彼女たちは、みんなギャルユニット『Black Diamond』のメンバーです。AKB48には、秋葉原のAKB劇場がありますけど、ああいった感じでメンバーたちと気軽に会える場所をつくりたいと思って始めたのがこのカフェなんです」(オーナー・浅野毅さん)

 同ユニットは日本全国に150人のメンバーを抱えており、シングルCD2枚をリリースしているほか、ギャルファッションアイテムも豊富に展開。ギャル界のAKBよろしく、日本各地どころか世界に羽ばたく勢いなのだ。

「そう思って一時はアメリカやヨーロッパにも支部をつくってたくさんギャルを集めたんです。でも、そもそもギャルは自分がナンバーワンですからケンカもするし、基本的にワガママで言うことを聞いてくれません。日本のギャルですらそうなので、言葉が通じない海外のギャルとなるともうマネジメント不能でした。それでいったん閉じたんですよ」

見かけとは異なるピュアな心のギャル

 そんな猛獣使いの嘆きのような前ふりを聞いてしまっては、ギャルたちに話しかけるのが怖くなってしまう。だが、彼女たちは機嫌よく記者とのトークに興じてくれた。ブルーの髪が美しい看板娘のえりもっこりさんは、栃木から渋谷に通勤するガッツなギャルだ。

「栃木ってヤンキーしかいないんだよ。女のコはスウェット着て喧嘩上等みたいな……。でも、小学校のときにテレビで『ギャルサー』を見て衝撃を受けたんです。地元の2つ上に1人だけギャルがいて、それを見て衝撃。なにこのジャンルすごいカワイイ。それでヤンキーじゃなくてギャルになろって決めました。その2つ上の人はもうギャルやめちゃったから、たぶん栃木県でギャルはウチだけだと思いますよ」

 彼女たちは口を揃えて、好きな男性は価値観の合う人だと言う。ギャル否定派が世間にいかに多いかがよくわかる。だが、彼女たちと一緒に小一時間も酒を飲んでいれば、違和感などすぐ慣れる。ここに来れば、誰でもきっとギャルを好きになれるはずだ。

ガングロカフェ

お酒大好きなギャルたちには、一杯ごちそうすればすぐに打ち解けられる。ギャル特有のメイクやファッション、アクセサリーを肴に一杯飲める

【ガングロカフェ】
住:東京都渋谷区宇田川町26-9 太田ビルB1
営:火水金土の24時~翌朝5時
電:080-9404-0304
料:チャージ60分1500円(以降30分500円の自動延長、出勤しているメンバーと握手をしたり記念撮影もOK)/飲み放題60分3000円(30分1000円)
※税サ別

ガングロカフェ取材協力/野中ツトム(清談社) 撮影/渡辺秀之

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