西麻布→恵比寿へ。続々オープンする会員制ラウンジがいまアツい!

 指紋認証で開かれたドアの向こうに広がる大人の社交場。そこで、酒の相手をしてくれる絶世の美女たち……。20代の頃、先輩に西麻布の会員制ラウンジに連れて行かれたとき、いつか自分も会員になってみたいと思ったテキサスです。

 この西麻布などにあるため、敷居が高く、夜遊び上級者しか訪れなかった会員制ラウンジに、最近変化が起きているという。

「恵比寿にスゴい増えているんですよ。ここ最近だけでも2軒。さらに夏までに3軒オープンするみたい」(恵比寿のスナックママ)

 JR山手線も通り、利便性の高い恵比寿に会員制ラウンジが続々とオープンするとは、夜遊び中級者のテキサスからすれば、ありがたい話。だが、なぜ恵比寿なのか。

大人の夜遊びスポット西麻布の店が続々移転

Adore その背景にあるのは、大人の夜遊びスポットの象徴とも言える街、西麻布の衰退にあった。

 西麻布に店を構えて20年の飲食店オーナーは、こう説明する。

「’08年のリーマンショック以降、徐々に客足が遠のき、元横綱・朝青龍の暴行騒動、市川海老蔵の顔面殴打事件の影響で、西麻布に怖いイメージが定着してしまった。それに、以前は、万人が行かないお店がお洒落とされ、そうした場所にわざわざ出向いて遊ぶことがステータスでもありました。でも、今ではこのステータスは時代遅れ。わざわざ怖いイメージの街に足を運ぶ人は少なく、アベノミクスの影響も六本木や銀座ほど受けていませんね」

 結果、お忍び感のあった西麻布の会員制ラウンジは続々と閉店。その“後継地”として、恵比寿に移転しているというわけだ。

Adore「西麻布の系列店も恵比寿にオープンしていますよ。もともと客層は近いものがあり、大人の遊び場だった恵比寿は最適の場所。働く女のコもいいイメージの街ですから」(某ラウンジオーナー)

 早速、恵比寿の会員制ラウンジを調べてみると、近日オープン予定も含めて計7店舗(テキサス調べ)を確認。なかには、キャバクラをラウンジにリニューアルするお店まで出現していた。

 ただし、大人の社交場であることに変わりはなく、会員になるには既存会員の「紹介」のみ。ほとんどのお店がホームページすら開設しておらず、所在地を知ることも難しい。

Adore【後編】に続く⇒

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