もはや判別不可能。高級キャバ嬢より可愛いニューハーフキャストが揃う店

 今夏、六本木や渋谷界隈のクラブではイビサ風「泡パーティ」を売りにするハコが大流行り。六本木では予定を延長して9月末まで泡イベントを開催するクラブもあり、そそくさと乗り込んだスパムだったが、夜風の涼しい季節となってはさすがの泡イベントも魅力半減の様子。閑散とするフロアを見て、早々と撤収するハメになった。

 そうして六本木の路上を歩いていると、とてつもなく美人だらけの店の看板を発見した。「高級キャバクラか?」と思いよく見ると、なんと全員ニューハーフ! 近年は美人ニューハーフタレントを目にすることも多いが、街中まで“美人化”の波が押し寄せているのか……。チャージ料は1万円超と少々高いが、それだけにキャストも相当ハイレベル。そこで今回は、普段あまり縁のない高級ニューハーフ店に飛び込んでみた!

いまや日常に溶け込む美人ニューハーフたち

パルテノ

左からゆかちゃん(21歳)と舞ちゃん(24歳)。同店には、総勢14人の美人ニューハーフが在籍している

 訪れたのは、ニューハーフ・ショークラブ「パルテノ」だ。「ニューハーフ界のアイドルが揃うお店」という売り文句の通り、同店のキャストは一目見ただけでは、まず女性(しかも美女)としか思えない美人揃い。登場したのは舞ちゃん(24歳)とゆかちゃん(21歳)の2人。舞ちゃんはなんと、もともとは“普通の”キャバクラで働いていたという。

「最近は歌舞伎町のキャバクラでも、ニューハーフ在籍率が結構高いんですよ。自分から話さなければお客さんも全然気づかないし、友達なんて昼間は普通に女性の格好でOL(!?)やっていますから」

 そんな衝撃の事実を聞きながらも、プロポーションのよさばかりに気がいってしまうスパム。

「お客さんによく聞かれるのは『“下”はついてるの?』ってことですよね。もう、カラダ目当てばっかり~(笑)」(ゆかちゃん)

 高級キャバ嬢顔負けのルックスなのに、決して気どらずシモネタにも好対応。そんなギャップからか、「最初はニューハーフに抵抗がある人のほうが、実はコロッと落ちちゃう」(舞ちゃん)らしい。

【後編】に続く⇒

スパム 主に池袋界隈に出没。重度のタイツフェチで、レギンスに対しては反対の姿勢をとる
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