第七夜 【前編】

“健全な”歌舞伎町で目下増殖中
変わり種キャバで男を解放する!


【担当記者:苫米地】

まばゆいばかりのネオン、溢れる人、甘言を投げかけ男どもの袖を引く客引きたち。人気番組「警察24時」で見るような盛り場の光景は今や昔。歌舞伎町はお上の熱心な仕事のおかげですっかり”健全”な街になり、あげくの果てには中韓からの観光客でごった返すようになってしまった。ピンクネオンは完全に姿を消し、風俗店は許可店のみ。風俗店が退去した後の「白看板」の乱立こそ姿を消したものの、その跡に入るのはチェーンの居酒屋ばかり。夜遊びなんて知らなかった19のころ”人生の機微”を教えてくれたのぞき部屋も最近姿を消し、飲み屋になったとか。

 おっと、のっけから愚痴で恐縮ですが、二回目の登場、苫米地です。他のメンバーが意外と上品で健全な遊び方をしているので戸惑い気味ですが、今回はガッツリと煩悩全開、オトナの夜をご案内させていただきます。

 さて、元気がなくなって久しい歌舞伎町だが、ヌキ一歩手前のいわゆる「寸止め系」は健在。今や北海道や大阪、九州から名だたるセクキャバが上陸、迎え撃つ東京も刺激を受けたのか、シチュエーションなど、ひと工夫した店が増殖の一途だとか。

 今回訪問したのは、あの「パンチラ喫茶」を生んだアイデア風俗のメッカ・大阪から上陸した「こたつキャバクラ」である。店の名は『ミセスハーレム』。名前からもわかるように「人妻さん」が集まる店のよう。「人妻」、「こたつ」と聞いただけであらぬ想像をめぐらせる俺、嗚呼……。

 はやる気持ちを抑え、店に急行する。惜しくも今年いっぱいでの閉館が決まった「コマ劇場」の横を抜け、キャバ嬢御用達のうどん店『つるとんたん』のすぐ横にその店はあった。


若かりし頃の夢が叶う”こたつプレイ”

 地下へ続く階段をストトンと下り、さっそく入店。目に飛び込んでくるのは入り口にズラリ貼られた女のコの写真。B5版はあろうか、なかなかの美女揃い。30枚も並ぶと壮観だ。

「午後9時までの入店ならば45 分9000円。それ以降は1万円。追加料金ナシの飲み放題です。指名がなければ女のコは15分で3回転いたします!」

 と元気に説明してくれる店長氏。聞けば女のコは23~35歳くらいまでの人妻さん。皆「旦那の居ぬ間のアルバイト」だとか。また人妻さんや時代のニーズに応えて、昼12時からの営業を開始。好評なんだとか。

 店内に通されると圧倒されるのはズラリと並んだこたつ。こぶりだが、フロアに30卓余り、あちらこちらで”しっぽり”している光景に目を見張る。

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こたつに入り、生ビールを飲みながらくつろいでいると、「こんばんわぁ~」と美女が登場。胸の大きく開いたドレスに身を包んだれいこさん(37)だ。見事な谷間に目が釘付けになる。こたつに入り乾杯するや、真横にピッタリ。身体をすり寄せ、足を絡ませてくる。その積極性にドキドキ。俺も靴下を脱ぎ、素足でスリスリ。こたつの中で周りからは見えないから、イケナイことをしている気分。

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「横になってもいいのよ……」と耳打ちされ、座椅子をリクライニング! 柔らかな手で内ももをサワサワされ、喉がカラカラ。おかわりのビールを飲み干し、すでにほろ酔いの俺は、猪突猛進の勢い。大胆にも頭からこたつに入り、男子の本懐を達成! 見事な光景を目に焼き付ける。

「おこたの中は家にいるみたいでリラックスしちゃう。普通のキャバと違って横になれるから、お客さんも女のコも大胆なスキンシップができて、ミョ~に盛り上がっちゃうこともあるの(笑)」

 とはれいこさんのお言葉。確かに周りを見渡せば、こたつを波打たせる同志もいたり。この冬は「こたつキャバ」でさらに熱くなりそうだ!




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右/れいこさん(37)、左/さきさん(27)。在籍は30人ほど。
「業界経験のないウブな人妻さんが多いです」(店長氏)


撮影/桜井健司
協力/大脇克浩(「男の夜遊び」ガイド)

苫米地 某実話誌で裏風俗潜入記者として足掛け5年。新天地でヌキを封印。好きなタイプは人妻
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