第三十三夜【中編】

【担当記者:テキサス】

ゲームが盛り上がれば台越しでも関係ない!

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「カジノ馴れした手付きで女のコの視線を釘付け」という手法も捨てがたいが、ルールを知らない初心者のフリをすれば、女のコが横につき、懇切丁寧な個人レッスンを受けられるのだ。

「それは別料金で」なんて冷たいことも言われることもない。それどころか、ダメな生徒ほどかわいいもので、自分が教えたゲームで客が勝つと、まるで自分のことのように彼女も一緒に大興奮!

 普段行き馴れたキャバクラでは、ボトルを入れたときにしか見られない笑顔も、ここではチップ数枚を賭けたゲームで何度でも見られるというわけだ。

 また、チップを減らさずに細々と長く遊ぶのもいいが、本来の目的はゲームを長時間楽しむことではなく、女のコにモテること。あまり女々しい賭け方を続けていると、彼女たちに好印象を与えないだろう。時に大きな勝負に挑み、男らしさをアピールすることも忘れてはいけない。

「やっぱり大胆なベット(賭ける)をするお客さんは注目しちゃいますね。以前、ルーレットでお客さんが私の誕生日の番号にベットし続けてくれたんです。もう仕事を忘れて思わず『入れ!』って応援しちゃいました」

 ディーラーのミヤちゃんも話すように、たとえ負けてチップを失っても悔いの残らないベットを常に心がけるべし。

 さて、この日のテキサスはチップを3回も追加購入。勝つたびに喜ぶディーラーの笑顔が見たくて、負けていたら「少ない資金で」という当初の目的を完全に見失ってしまった。

 しかし、それで女のコとのゲームが盛り上がり、親密になれたと思えば安いもの。ゲームの勝率が悪ければ悪いほど、きっと女のコのハートを射止められる確率は反比例するはずだ。

 ゲーム目的でも女のコ目的でも十分に楽しめるカジノガールズバー。美人ディーラー相手の熱いゲームに興じる夜も、たまにはいいかもしれない。

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本場ラスベガスのカジノが使用しているゲームテーブルを直輸入。
美人ディーラーの腕も本格的で、カジノ好きの人も十分に楽しめる

撮影/足達倫弘

テキサス 「女のコとの会話は最高の前戯」がモットー。趣味は年間50回ほど行くキャバクラとFX
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