第七十五夜【後編】

【担当記者:テキサス】

「昼前ぐらいの時間になると、営業マンとかが『お酒は飲めない』と言いつつも、たまに遊びにきたりもします」(同店キャバ嬢)

 本連載でも取り上げたことはあるが、昼キャバも増える昨今、キャバクラ業界24時間態勢で遊べるのである。

 ちなみに、同店の料金は60分5000円~。決して安くはない。当然、指名や同伴にも料金が発生し、営業時間が朝であること以外は普通のキャバクラと変わらない。

 横に座るココちゃんは、以前は夜のキャバクラで働いていたとか。

「マンツーでつく夜のキャバクラと違って、朝はお客さんも女のコもギラギラした感じはないから、みんなで楽しむって感じかな。カラオケをする人も多いですし」

 確かに周りを見回すと、1対1で口説いている客はいない。キャバ嬢と歌って飲み、純粋にその場を楽しむのが朝キャバ流のようだ。

 さらに、朝キャバの特徴は働いている女性が健康的ということ。多くのキャバ嬢が夜23時に寝て、朝5時に起きて出勤するという規則正しい生活を送っている。中には、朝キャバという営業時間帯だからこそ働いているというキャバ嬢もいて、夜では出会えない種類の女のコが在籍している。

朝キャバの魅力はアフターにあり!

 それにしても、若いキャバ嬢の姿が目につくのは気のせいか。

 店長に聞いてみたところ「在籍しているコの平均年齢は23歳。学校に行きながら働く、女子大生が多いですね」とのこと。

 周辺の夜の飲食店関係者が多いせいか、昼前になると少し客がまばらになる。営業時間は16時までだが、昼前に閉めることも多い。

 しかし、ここから朝キャバのお楽しみが待っている。

「店が終わったら、一緒にアフターに行くことが多いですね。ランチに行って、カラオケに行くのが定番。ギラギラした感じのお客さんは少ないから、アフターを受けるコが多いです」(ココちゃん)

 夜の同伴と違い、吉祥寺のオシャレデートが楽しめるはず。酒臭い息を撒き散らし、昼間の吉祥寺を歩くのも悪くないと思った、テキサスだった。

【Morning Super Pyron】

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各線「吉祥寺」駅から徒歩5分。平均23歳のキャバ嬢が30人
在籍。写真は左から同店に在籍する瞳ちゃん(22歳)、ココ
ちゃん(21歳)、紫音ちゃん(ひみつ)。

料:60分5000円~、税5%、サービス10%
電:0422-23-4740
営:日の出~16時 

撮影/秀香

テキサス 「女のコとの会話は最高の前戯」がモットー。趣味は年間50回ほど行くキャバクラとFX
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