第八十七夜【前編】

一見さんお断り!

閉鎖的な西麻布の会員制ラウンジで過ごす大人の夜



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 キャバ嬢に「いつもどこで飲んでるの?」と聞かれたら、つい「西麻布かな」と嘘をつき、遊び馴れたアラサー男を演じてしまう、見えっ張りなテキサスです。

 でも、実際は女性にモテそうな西麻布のおしゃれな隠れ家的レストランやバーなど一軒も知らず、行ったことがある店と言えば、西麻布の交差点にある「権八」ぐらい。これでは女性にモテるどころか、気の利いた接待もできない。

 そこで、今回は遊び馴れた男を演出できる西麻布界隈の会員制ラウンジを紹介。「一見さんお断り」という、なかなか入れない隠れ家スポットに行ってみた。


静脈認証などを採用し厳しく入店をチェック


 芸能人や各界の著名人が安心して女性と飲める場所として誕生したのが、今から約5年前のこと。現在は、同界隈に類似の店が20軒ほどが乱立している。

 その多くは看板も出しておらず、営業中でも扉は閉まったままなので、場所を知らなければ気づくこともなく通り過ぎてしまうはずだ。そして、ほとんどのお店が静脈認証や指紋認証のシステムを採用しており、会員しか入れない仕組みになっている。

 ただ、ここで強調しておきたいのが、西麻布のこうしたお店はキャバクラやガールズバーなどとは一線を画した業態だということ。あくまでも会員制ラウンジであり、女性たちは、会話やゲームなどでもてなしてくれるが、彼女たちはウェイトレスという建前。店の混雑具合によっては、マンツーマンで相手をしてもらえる保証はない。衣装も私服に近い場合が多く、ばっちりメイクに盛りヘア、セクシードレスというキャバ嬢スタイルのコはいないのである。

 キャバクラ慣れした受け身のテキサスとしては、少々物足りない気もするが、この会員制ラウンジで働くコには営業やノルマが存在しないので、どの女性も媚びたところがない。そういったコと飲みたい人にはいいのかもしれない。


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入店する際に指紋認証や静脈認証システムを採用
している店が多いが、最近は警察当局の指導で使
用を控えるお店もある






撮影/西田 航

テキサス 「女のコとの会話は最高の前戯」がモットー。趣味は年間50回ほど行くキャバクラとFX
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