松山千春にRadioheadの圧倒的エモさ。閉館するストリップ劇場を舞台にした映画の注目度
Radioheadの名曲を取り入れたメンバーとの邂逅
――劇中歌として流れるradioheadの「クリープ」が作品によい色どりを与えていたように感じます。 時川:「クリープ」は私たち40代にとっては青春の痛みを知る曲だと思うんです。サラのエッジのある雰囲気にも合いますし、映画との親和性、歌詞の意味、いろいろ考えましたがぴったりなのがコレだった。 実はその昔、Radioheadのメンバーと偶然バーで出会い、乾杯したことがあります。そのとき、「いつかRadioheadの曲が使えるような映画作りたいです」と言いかけて、何の実績もない僕は恥ずかしくて口をつぐみました。今回、映画の公開にあたって堂々とRadioheadの皆さんにお礼の手紙を出せたことが嬉しくて仕方なかったです。 反対に、和の雰囲気を持つ矢沢ようこさんが踊るときは、「クリープ」と対局になるように松山千春さんの「恋」を選びました。使用の許可が出るかどうか、ダメもとで松山千春さんに聞いてみたところ、なんと「オレ、若い頃にストリップ劇場の照明やっていたことがあるんだ」という理由でOKをもらえて。人の繋がりというものは底知れないなぁと唖然としたことを覚えています。 ――劇場の壁につけられた多数のキスマークや、映画の終盤でサラが踊る場面など、印象的なシーンが盛りだくさんでした。特に監督が気に入っているシーンはありますか。 時川:劇場の壁に付けられたキスマークは撮影のために作ったものではなく、実在するものです。開館から40年以上、今までステージに立ってきたたくさんの踊り子の思いが壁いっぱいに表現されていて、初めて見たときは言葉では言い表せない感動を覚えました。
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「彼女は夢で踊る」公式サイト
http://dancingdreams.jp/
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